ショウマは覚悟を決めて、Fクラスの皆に告白した。
自分自身が人間ではなく、異世界のグラニュートの血も受け継ぐ半グラニュートである事を。
怪物扱いをされる覚悟をしていた。
けれど、ジープとの戦いが終わった後、それがバレるのも時間の問題だと考えていた。
だからこそ、大会が終わった後に、Fクラスの皆に伝えた。
しかし、その反応はショウマが予想していたものとは全く異なっていた。
「えっと、その、雄二だったら知っていると思うけど、怪物に、そのグラニュートに襲われたと思うけど、それらと同じで」
ショウマの声は震えていた。
その言葉には緊張が滲み出ていた。
「まぁ、聞いている限りでは予想出来るからな」
雄二の言葉は冷静だった。
彼の表情には動揺の色は見られなかった。
「それに俺、こうやってお腹に口もあるし」
ショウマは腹の口を開けて見せる。
「まぁ、そうだね」
「あれぇ?」
一世一代の告白のはずが周囲の友人達はあまりにも気にしていなかった。
その様子はショウマが思っていた以上に軽かった。
ショウマは困惑していた。
自分の告白がこんなにも簡単に受け入れられるとは思ってもいなかったからだ。
その表情には驚きと戸惑いが入り混じっていた。
友人達の反応はまるでショウマが何か大したことのない秘密を打ち明けたかのように軽いものだった。
その光景はショウマにとって予想外のものだった。
「ショウマ君、そんなに驚く事はないよ」
千束が微笑みながら言った。
その声には温かさが込められていた。
「私達は君のことをずっと知っていたんだから」
その言葉には優しさが感じられた。
ショウマはその言葉に救われたような気持ちになった。
「そもそも」
「んっ?」
「学校の屋上から落ちても無傷な状態だし」
「Fクラス全員が襲っても、簡単に吹き飛ばしたり」
「・・・はっきり言うと、むしろ人間だと言われた方が驚きだ」
そこからFクラスの皆から色々と指摘がされる。
そして、最後に。
「そっそうなんだ」
『だから、今更なんだよ』
「あれぇ」
ショウマはようやく自分の状況を理解した。
「・・・その確認したいんだが、鉄人はハーフグラニュートか?」
「えっ、うぅん、西村先生は普通の人間だよ」
「・・・それを聞いたら、むしろあの鉄人の方がとんでもないだろ」
「あはははあぁ」
その話を聞いて、ショウマは苦笑いをしてしまう。
けれど、その告白をした後だからこそ、あの戦いが終わった後の出来事を思い出す。
エクストリームベースボールの試合が終えた後、すぐにジープを捕らえようとした。
だが、エージェント達が邪魔に入り、捕らえる事は出来なかった。
しかし、確かに覚えている言葉。
『赤ガヴ、いずれお前を倒す。今、こちらも変わり始めているからな!』
その意味を知るのは、あと少し。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子