グラニュート界。
亜人種グラニュートが住む異世界であり、そこには人間とグラニュートのハーフであるハーフグラニュートも多くいた。
基本的に、人間界との交流は法律で禁止されているが、それでも秩序を破るグラニュートは後を絶たなかった。
それは、この世界では存在しない人間界ならではの文化。
それに惹かれたグラニュートが、求めていた。
結果、この世界には、それによって生まれたハーフグラニュートが多く誕生した。
ハーフグラニュートは、グラニュートではない事もあり差別の対象にもされていた。
そして、そんなグラニュート界でも最も大きな会社の一つ。
ストマック社。
元々は普通の製菓製造・販売業を生業としていたが、同家の出身にしてストマック社の創業者の1人であるゾンブ・ストマックが得た未知のスパイスを元に、新作の菓子が余りの売れ行きとなったため、それをゾンブが中毒性・依存性を強めて製造した嗜好品・闇菓子を売り捌くようになった。以降はゾンブが掲げた闇菓子によるグラニュート界の掌握の大願を成就すべく、創業者一族がほぼ総出となって闇菓子の密造・密売に尽力するようになり、更に闇菓子中毒に堕ちたグラニュート族をバイトとして雇い、彼らが捕えた人間を闇菓子製造の原材料としている。
そんなストマック社は少し前からとある変化が起きた。
「それにしても、どうかしら?最近の闇菓子は?」
「それが、人間の方も警戒があってか、中々に」
「それをなんとかするのも貴方達の仕事でしょう」
ストマック社の会議室。
そこには、現在のストマック社を束ねる者達が集まっていた。
ストマック社は元々は5人の兄弟によって運営されていた。
しかし、本来ならば隠しているはずの6人目のショウマによって、彼らの活動は邪魔されていた。
しかも、シータは、ショウマとの戦いによって、囚われ、シータは現在は行方不明扱い。
そして、最も大きな事は、社長であるランゴ・ストマックの行方不明。
それにより、ストマック社の株は暴落と共に、とある人物によって、買われてしまう。
「それにしても、人間界って、本当に面白いよねぇ」
リゼル・ジャルダック。
現、グラニュート界を最も支配しているボッカ・ジャルダックの一人娘。
彼女こそが、現、ストマック社の社長である。
「とにかく、あとはよろしくねぇ」
それと共にリゼルはその場を去って行った。
その様子に対して、グロッタは苛立ちを隠せなかった。
「本当に、最近はハーフグラニュート達のせいで苛ついていたのに」
「そんな事よりも、エージェントからの報告を聞いたかい」
苛立つグロッタに対して、ニエルブは冷静に聞く。
「・・・えぇ、聞いたわ。まさか、赤ガブと一緒にいたとはね。けれど、この事がもしもバレたら、マズイね」
「だったら、どうするの」
「決まっているじゃない、バレる前に始末するわよ。赤ガブよりも、バレたらマズイんだから」
そんな会話が行われていた事を、ショウマ達は知らない。
そして、それが兄弟達の運命を変える事にも。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子