フルコースとライダーと学園生活   作:ボルメテウスさん

245 / 366
ストマック社

グラニュート界。

 

亜人種グラニュートが住む異世界であり、そこには人間とグラニュートのハーフであるハーフグラニュートも多くいた。

 

基本的に、人間界との交流は法律で禁止されているが、それでも秩序を破るグラニュートは後を絶たなかった。

 

それは、この世界では存在しない人間界ならではの文化。

 

それに惹かれたグラニュートが、求めていた。

 

結果、この世界には、それによって生まれたハーフグラニュートが多く誕生した。

 

ハーフグラニュートは、グラニュートではない事もあり差別の対象にもされていた。

 

そして、そんなグラニュート界でも最も大きな会社の一つ。

 

ストマック社。

 

元々は普通の製菓製造・販売業を生業としていたが、同家の出身にしてストマック社の創業者の1人であるゾンブ・ストマックが得た未知のスパイスを元に、新作の菓子が余りの売れ行きとなったため、それをゾンブが中毒性・依存性を強めて製造した嗜好品・闇菓子を売り捌くようになった。以降はゾンブが掲げた闇菓子によるグラニュート界の掌握の大願を成就すべく、創業者一族がほぼ総出となって闇菓子の密造・密売に尽力するようになり、更に闇菓子中毒に堕ちたグラニュート族をバイトとして雇い、彼らが捕えた人間を闇菓子製造の原材料としている。

 

そんなストマック社は少し前からとある変化が起きた。

 

「それにしても、どうかしら?最近の闇菓子は?」

 

「それが、人間の方も警戒があってか、中々に」

 

「それをなんとかするのも貴方達の仕事でしょう」

 

ストマック社の会議室。

 

そこには、現在のストマック社を束ねる者達が集まっていた。

 

ストマック社は元々は5人の兄弟によって運営されていた。

 

しかし、本来ならば隠しているはずの6人目のショウマによって、彼らの活動は邪魔されていた。

 

しかも、シータは、ショウマとの戦いによって、囚われ、シータは現在は行方不明扱い。

 

そして、最も大きな事は、社長であるランゴ・ストマックの行方不明。

 

それにより、ストマック社の株は暴落と共に、とある人物によって、買われてしまう。

 

「それにしても、人間界って、本当に面白いよねぇ」

 

リゼル・ジャルダック。

 

現、グラニュート界を最も支配しているボッカ・ジャルダックの一人娘。

 

彼女こそが、現、ストマック社の社長である。

 

「とにかく、あとはよろしくねぇ」

 

それと共にリゼルはその場を去って行った。

 

その様子に対して、グロッタは苛立ちを隠せなかった。

 

「本当に、最近はハーフグラニュート達のせいで苛ついていたのに」

 

「そんな事よりも、エージェントからの報告を聞いたかい」

 

苛立つグロッタに対して、ニエルブは冷静に聞く。

 

「・・・えぇ、聞いたわ。まさか、赤ガブと一緒にいたとはね。けれど、この事がもしもバレたら、マズイね」

 

「だったら、どうするの」

 

「決まっているじゃない、バレる前に始末するわよ。赤ガブよりも、バレたらマズイんだから」

 

そんな会話が行われていた事を、ショウマ達は知らない。

 

そして、それが兄弟達の運命を変える事にも。

ゼンゼロから出る陣営は

  • 邪兎屋
  • 白祇重工
  • ヴィクトリア家政
  • 特務捜査班
  • カリュドーンの子
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。