たきなからの誘いに対して、千束は嬉しく、ショウマは困惑しながら歩いていた。
「・・・というよりも、たきな。その格好って夏服じゃない」
「ないです」
たきなはそのまま即答する。
すると、千束は笑みを浮かべ。
「よしっならば千束さんがたきなの冬バージョンを選んでやろう!ショウマ君も選ぼうか」
「えっ」
「だって、ショウマ君も似たような格好ばっかりじゃないの。せっかくだから、二人共お洒落しないとね」
そうしながら、千束は、そのまま二人を連れて服を買いに行く。
困惑するショウマを余所に、千束は楽しげに、たきなは淡々と進んでいく。
その際、お洒落な衣服を買う時も。
ゲームセンターで遊ぶ時も。
パンケーキを食べる時も。
たきなは、スケジュール通りに行動していた。
それに対して、千束は困惑をしながらも。
ショウマは。
「・・・これらって」
それらを通っていくと共に、ショウマが思い出していく。
そうして、ショウマは、次の目的地に辿り着くと共に、理解する。
「あっ」
見つめた先。
そこは、水族館。
千束のお気に入りの場所であり、ショウマもよく来ていた場所だった。
しかし、その水族館は閉まっていた。
「人生、計画通りにはいかないもんだよぉ」
「・・・」
それと共に、残念そうにしていた。
そんな時。
「「うぉぉぉぉぉぉぉ!!」」
「んっ?」
聞こえて来た声。
見つめると、そこには必死に走っている明久と雄二の二人だった。
「あれぇ、二人ももしかして水族館に?」
「違う!俺達は、今!逃げているんだ!」
「逃げているって、何から!」
「とにかく、僕達が来たという事は秘密に!じゃ!!」
それと共に、二人はすぐに去って行った。
すると、二人の後を追いかけてきたのは。
「あれぇ、姫路さんに島田さんじゃない」
「霧島さんもなんで?」
「あっショウマ君達!すいません!ここに明久君と坂本君は来ませんでしたか?」
「どうして、そのお二人を?」
「あの二人!こっそりとっえっえっ」
「保健体育の教科書を買っていた。だからお仕置き」
「わぁぉ、過激、二人だったらあっちに行ったよ」
「ありがとうございます!」
「じゃあねぇ」
そうしながら、二人を追って、三人はそのまま去って行った。
「・・・さっきのが、二人の」
「にひひっ、面白いでしょ。そう言えば、たきなにFクラスの話ってしたっけ?」
「・・・報告書では」
「だったら、のんびりと話そうか、私達のクラスの出来事を。いやぁ、結構面白い話が沢山あるんだよぉ」
そうしながら、千束が先導しながら。
想い出話に、花を咲かせる。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子