ショウマが、思い詰めた顔と共にリコリコへと戻ってきた。
その時に、千束から告げられたのは。
「リコリコは閉店する事になりました」
「ぇっ」
その衝撃は、ショウマにとっては計り知れなかった。
これまでの事を含めて、ショウマの人生を崩す。
それには十分過ぎる程だった。
「どうして」
「・・・これ以上、私に関わって、皆の時間を奪いたくないから」
ショウマの縋るような言葉に対して、千束はまるで子供をあやすように伝える。
「ショウマ君には、特に沢山、取っちゃったからね」
「そんな事っないよっ、だって、俺は千束がいなかったら」
「もぅ男の子だから、そんなに泣かないの、それよりもショウマ君には今、やりたい事はないの」
そうして、いつも通りの問いかけ。
それに対して、ショウマは一瞬、止まる。
「・・・」
「あるんだぁ、何々?新しいお菓子を求めたり?」
「・・・ストマック社が」
「んっ?」
「ストマック社の新しい社長が、何かを企んでる」
「企む?というよりも、新しい社長?」
「アストラが教えてくれた。リゼル・ジャルダックが、1000丁の銃で、何かをするって」
「それはっ誠ですか!」
それを聞いたライカンは、思わず叫んでしまう。
「リゼル・ジャルダック?それは一体」
「・・・グラニュート界の大名家・ジャルダック家当主にして、グラニュート界の大統領であるボッカ・ジャルダックの一人娘です」
「グラニュート界の大統領って、かなり大物じゃないの」
「えぇ、ただ、大物ではありますが、同時にきな臭い噂も沢山あります」
「リゼルは、特にヤバい奴で有名だよ、壊れた物が大好きな奴で、特にえげつない遊びをよくするから」
それと共にアストラの言葉の真意が理解出来た。
「それって、闇菓子と関係なくやるって事!?ヤバいじゃないのっ」
「1000丁という事は、真島の1件と大きな関わりがあるはずだ、だとしたら」
そうして、言っている間に、千束は。
「そっか、だったら、止めないとね」
「千束」
「やりたい事、最優先。何よりも、誰かの不幸を私は絶対に許さないからね」
その千束の言葉に対して、ショウマは。
「ショウマ君、もしかしたら最期の戦いかもしれないね」
「・・・こんな最期、嫌だよ」
「もぅ、ショウマ君ってば、暗いよぉ」
そうしながら、千束の言葉に対して、乗り気ではなかった。
「せっかくの最期だ!だったら、ハリウッド映画のような大活躍をしようよ!」
「・・・ハリウッド映画のように」
そうしながら、少し戸惑いを隠せないショウマだが、頷く。
「分かった、絶対に、阻止しないと」
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子