あの騒動から数日が経った。
吉井明久の奮闘もあって、島田美波と友達となった。
それは、ショウマもであった。
「そう言えば、明久聞いたか?」
あの馬鹿騒ぎもあってか、既に明久も、雄二もある程度、仲が良くなった。
というよりも、彼らの場合は、悪友という言葉が正しく、互いに軽口を叩ける程度になった。
「何を?」
「どうやら、転校生が来るらしいぞ」
「マジでっ、この一学期に!?」
その言葉に対して、明久は思わず叫んでしまう。
「それで、男子なの、女子なの」
「そこ重要なのか?」
「かなり重要に決まっているでしょ!」
明久はそう、叫んでいる時だった。
「調べた結果、女子」
「うわぁ、びっくりしたぁ、って、ムッツリーニ何時の間に」
彼らの間に、土屋はすっと現れた。
彼もまた、すっかりとこの雰囲気に慣れており、何時の間にか、あだ名としてムッツリーニと呼ばれている。
「それにしても、女子って言うけど、どこまで」
「調べようとしたけど、性別だけ。だが、かなり凄いらしい」
「かなり」
その言葉に、吉井は思わず動揺を隠せなかった。
「しょっショウマ君は、どう思う!」
「どう思うって、言われても、俺、知っているよ」
「「なにぃ!!」」
吉井は、すぐにショウマに意見を聞こうとした。
だが、帰ってきた返答に対して、吉井と土屋は思わず叫んでしまう。
「ぐっ具体的には「あっチャイムが鳴った」バットタイミング!」
そう叫んでいる間にも、各々の席に座っていく。
席に座ると共に担任の教師が、そのまま入っていく。
「えぇ、皆さん、おはようございます。実は、本日は皆さんにお知らせがあります。入って来なさい」
そう、教師が呟くと共に、その人物が入ってくる。
その人物が教室に入ると、「おぉぉ」という歓声が入る。
黒いショートヘアに、どこかクールな表情。
それと共に、どこか無気力に見える態度。
「今日から転校してきたエレン・ジョー君だ。どうやら帰国子女らしく、日本の感覚にまだ慣れていないようだから、皆さんもよろしく頼むね」
そうしていると、エレンは、そのまま呟く。
「エレン・ジョーでぇす、よろしくおねがいしまぁす」
そう、彼女は呟く。
そうして、エレンは、そのまま何事もなかったように、そのまま教室へと向かう。
先生からの指示を聞く前に、既に空いている席に座る。
そこは、丁度、ショウマの横の席。
「それじゃ、エレン、よろしくね」
「んっ」
そう、ショウマは、何事もないうように挨拶する。
それに対して、エレンは、そのままそっぽを向ける。
だが、その態度は嫌っているのではなく、照れ隠し。
そして、それを見た瞬間。
((((つっツンデレだとっ!井上ショウマっ許さん!!))))
その感情が、後に、異端審問会ことFFF団結成のきっかけになるとは。
この時、誰も知らない。
ゼンゼロから出る陣営は
-
邪兎屋
-
白祇重工
-
ヴィクトリア家政
-
特務捜査班
-
カリュドーンの子