千束とたきな。
二人は、無事に延空木へと辿り着く。
世間に露呈されてしまったリコリスを無かったことにすべく、リリベルは、DA本部が延空木へと派遣していた。
その為、千束とたきなもまた延空木の制御奪還に向け動き出す。
「けれど、まずはショウマ君は」
「屋上まで、このまま向かったら、それこそ、蜂の巣になるぞ。まずは制御を奪還してから救助した方が良い」
「それは」
先程の戦いで、吹き飛ばされたショウマを心配するたきな。
対して、千束は。
「今は、信じるしかないよ。ショウマ君を」
「千束」
「何よりも、こっちが速攻で終わらせて、速攻で助けに行けば良いだけの話だからね」
そうして、千束達は無事に延空木へと辿り着く。
幸いと言うべきか、仮面ライダーの力は、かなり強力であった。
「いやぁ、やっぱり、これがあったら、チートじゃないチート」
「普通、リリベルを相手にはマズイと思いますが」
ヴァレンへと既に変身していた二人は、すぐに制御室へと向かっていた。。
仮面ライダーとして、変身した為に、マシンガンを受けてもある程度は耐えられる上に、元々、リコリスとしての経験もあってか。
延空木の中にいる真島の部下やリリベルを相手にも、それ程問題なく。
延空木の制御を奪う事には成功する。
それで、終わるはずだった。
「千束っ」
「えっ、うわっと!?」
千束に向けて、叫ぶたきな。
その声に反応して、千束は瞬時に避けると共に眼前にいる相手を見る。
「さすがに避けましたか」
「あんたは、確か」「千束の心臓を破壊した女っ」
それを見たたきなは、既に闘争心を剥き出しにして見つめていた。
対して、彼女は涼しい顔で答える。
「仕事なので、それに、ここからは私が相手をするようにと言われましたので」
そうして、彼女が取り出したのは、ゴチポット。
「それはっまさか、あの時の」
「残念ながら違います。このゴチポット、確かに強力ではありますが、かなり体力を奪われるようです。なので、すぐに終わらせます、変身」『オーバーエナジー!』
鳴り響く音声と共に、そこに現れたのは漆黒のビターガヴ。
「マズイっ」
それと共にビターガヴは構えていた。
すると、千束はすぐに飛び出す。
「千束っ」
「たきなっそっちの防御をお願い!」『『 フラッぺいずボルテックス! 』』
千束は、その攻撃を。
他のメンバーから守るように走り出す。
同時にチョコクリームの渦を両足に纏わせて飛び蹴りを放つ。
放たれた一撃。
それに対して、ビターガヴは。
「ふんっ」「っ」
拳を既に振るっていた。
ビターガヴから放たれた拳。
それを完全に殺しきる事は、出来なかった。
「ぐっ!!」
千束は、食いしばりながらも、受け止める。
しかし。
「もっ駄目かもっ」
そのまま、千束は、その威力を完全に殺しきれず、吹き飛ばされる。
「千束っ!」
壁が次々と破壊されながら、千束は延空木の外へと吹き飛ばされる。
同時にヴァレンの変身が解除され、宙に投げ出される。
その時に、千束は空を見ながら。
「あっ、こりゃ死んだわ」
そう呟いてしまう。
夕日で照らされる景色。
それは死ぬ前に見られて、綺麗に思える反面、これから向かう死に千束は。
「もっと、皆と一緒にいたかったなぁ」
その言葉がぼそりと呟かれる。
そう、そのまま、千束はゆっくりと地面へと落ちていく。
それと共に、千束は地面へと着地した。
「・・・あれ」
落ちた感覚は無くなった。
けれど、地面には着地はしていた。
疑問に思い、見上げると、そこには。
「ごめん、遅れた」
そこには、ショウマが新たなガヴの姿となって現れた。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子