ショウマは、抱えた千束をそのまま地面に降ろす。
千束もまた、ショウマの方へと見つめる。
「俺、全部、思い出したんだ」
「・・・そうなんだ」
それは辛い過去を思い出した事を、千束は察した。
けれど、ショウマは。
「だけど、嫌な記憶ばかりじゃなかったんだ、だから、それを千束にも聞いて欲しいんだ」
「・・・うん」
ショウマの言葉。
それを聞いた千束もまた頷く。
「だから、待っていて。生きて、待っていて」
「もぅ、分かっているよ。だから、お願いね、ショウマ君」
それと共に千束はショウマに告げる。
「皆を、守ってね」
その一言でショウマは確かに頷くと同時に、再び見上げながら、走り出す。
まるで走り出したショウマは風を纏うかのように走り出していく。
それは先ほどの疾走とはまた違った。
まるで鳥が羽ばたくように。
風を切り裂いていくような疾走。
疾風怒濤の勢いで疾走しながら塔の側面を駆け抜けて行く。
そうして、辿り着いたのは塔の頂上。
そこにはビターガヴがいる。
「見つけた!」
ショウマはそのまま飛び上がりながらビターガヴに向けて蹴りを放つ。
その蹴りはまるで砲弾のように一直線にビターガヴの顔面を捉える。
「っ」
だが、ビターガヴの今の姿では大したダメージはなかった。
その豪腕で、ショウマに向かって、振り上げる。
しかし、その攻撃を、ショウマは跳躍する事で躱す。
更には壁を蹴りながらそのまま天井を足場に。
そして、今度は逆さまの状態で壁を蹴って跳び上がる。
まるで縦横無尽の疾風のごとく。
ショウマは自在に動き回りながら攻撃を繰り出していく。
そして、その度にビターガヴを吹き飛ばす。
しかし、それでもまだ決定的なダメージには至っていない。
ならばこそ、今度は拳で直接殴りつける。
一発だけではない。
何度も連続して殴り続けた。
だが、それすらもビターガヴには届かない。
「なるほど、確かに厄介ですが、どうやら攻撃に決定打はないようですね」
「・・・そうだね、けど!」
すると、ショウマは地面に落ちている物に目を向ける。
それと共に、ショウマは、地面に落ちている物を拾いながら。
『チョコ!パキパキ!』
「っ」
ビターガヴに次に襲い掛かったのは、衝撃。
そして、見つめた先には。
「それはっ」
それは、千束が落ちたヴァレンバスター。
そして、もう片方にはチョコダンガン。
チョコのゴチゾウの由来の二つの銃を今、ショウマは両手に持っていた。
それを持ってるショウマはそのまま撃ち続ける。
「貴様っ」
ビターガヴもまた攻撃しようとするが。
その速度はガヴを上回る。
そうして、撃たれながら、ビターガヴは怯み。
「っ」
隙が出来たのをショウマは見逃さない。
そのまま走り出し。
「はぁっ」
一気に加速するように駆け抜ける。
疾風の如く。
それは一瞬だった。
まるで風のように素早く動いた後で見舞ったのは。
ビターガヴの顎を捉えた強烈な蹴り上げだった。
「ぐっ」
それにより、ビターガヴが後ずさりする。
そこから一歩踏み込んで突進する。
今度はショウマが攻撃を仕掛ける番だった。
「はぁあああっ」
その言葉と共に、ショウマはそのまま突進するように前進し。そしてそのまま攻撃を繰り出していく。
「ぐっ」
それによりビターガヴもまた怯む。
そこから一歩踏み込んで突進する。
今度はショウマが攻撃を仕掛けたのだ。
「はぁああっ」
その言葉と共にショウマが攻撃を放つ。
今度は足を使って蹴り上げ。
「っ」
ビターガヴの顔面を捉える。
だが、それでもまだ終わらない。
「貴様っ!」
そうして、ビターガヴもまた反撃しようとした。
だが、ショウマの方が早かった。
「っ」
ショウマはそのまま攻撃を繰り出していく。
連続的に撃ち続けていく。
「さぁ、どうする」
そうして、ショウマは告げる。
『わー!わー!CHARGE!CHARGE!』
それと共に、ショウマの姿は消える。
ビターガヴは、周囲を見渡す。
そこには、ショウマの姿はなかった。
けれど。
「このまま罪を償って自首をするか」
だが、確かに存在する。
しかし、どこにもいない。
「俺に痛い目にあって、警察に逮捕されるか」
声だけが響き渡る。
ビターガヴは周囲を見渡す。
しかし、ショウマの姿は見えない。
「どっちにするんだ?」
それに対しての、ビターガヴの答えは。
「私には私の使命がある」『オーバースマッシュ!』
それが答えだった。
「そうか、だったら」
そうして、ビターガヴの答えを聞いたショウマもまた宣言する。
「悪いけど」
そうして、ショウマはそのまま移動していく。
まるで瞬間移動したかのように。
「俺も俺の使命がある」
そして次の瞬間にはショウマは、ビターガヴの真横に位置取っていた。
「っ」
ビターガヴも即座に反応する。
だが、やはり遅い。
既にショウマは走り出している。
「っ」
走り出しその勢いのまま壁を蹴って塔の外へと出る。
そのまま空中で回転しながら勢いをつけ。
そうして、赤いエネルギーのバリアを展開する。
まるでそれが地面代わりになり。
ショウマはそれを足場にし。
跳びながら加速し始める。
まるでジェットエンジンのような加速力を得て。
そのまま空中で加速しながらそのままビターガヴに向かって迫っていく。
「っ」
それに対抗するようにビターガヴもまた動き出す。
そのままビターガヴもまた攻撃を繰り出そうとする。
だが、加速した勢いと共にショウマは足刀蹴りを放つ。
それによってビターガヴは吹き飛ばされる。
「ぐっ」
ビターガヴもまたすぐに立ち直ろうとする。
だが、ショウマはそれよりも速い。
加速しながらビターガヴの懐に入り込み。
「っ」
ビターガヴもまた咄嗟に反応するが。
既にショウマの方が早い。
そのままビターガヴに向かって拳を放つ。
「っ」
それに対応するようにビターガヴも拳を振るうが力負けしてしまう。
その威力でビターガヴは地面へと倒れ伏せてしまう。
今作での、ガヴ・マスターモードに関して。
基本的な能力は原作のマスターモードと同じですが、ここにランゴのバリア生成能力も追加しています。これにより、足場の形成を含めて、その選択肢はかなり広くなっています。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子