ショウマと千束の二人が行方不明になってから一週間。
様々な変化が起きていた。
特に大きな変化がボッカ・ジャルダックの失脚である。
その理由としては、人間界で起きたテロが彼の娘であるリゼル・ジャルダックが大きく関わっていたのが、判明した為。
そこから、ストマック社。人間を材料にした闇菓子。
様々な悪事が、表に出る事になった。
「本当に彼はとんでもない事をするよ」
そう、ニエルヴは呟きなから、その情報を拡散した犯人に対して呟く。
情報を拡散させた犯人は真島。
ニエルヴが、仮面ライダーとして、選んだ人間界であり、今回のテロの首謀者だった。
元々、彼が奪った銃を見たリゼルからの提案であり、真島自身はリゼルの事を気に入らない様子だった。
そして、それを世間に広めた方法は、本当に簡単だった。
「まさか、グラニュート界にも、放送するとはね」
「あの人間、本当にやってくれたわね」
ニエルヴの言葉に対して、グロッタは笑みを浮かべながら言う。
「グロッタ姉さん、言葉と表情がまるで違うのだけど」
「あら?だって、あの生意気な小娘が痛い眼にあっている事だけでも救いだから。それに」
グロッタはそのままニエルブとジープに向けて。
「あの真島を徹底的に潰す良い理由になったじゃないの」
「えぇ、姉さんの言う通りです。あの男がした事は到底許されるものではありません」
ジープもまた同意しながら続ける。
「でも、今はグロッタ姉さんの感情的な判断よりも、もっと大局的な視点で考えるべき時じゃないですか?」
ニエルヴは苦笑しながら頷く。
「ジープの言う通りだ。確かに真島は許せない存在だが、今はストマック社の影響力が大きくなりすぎている。だが、既に警察も動き出している以上、俺達もこれまでのような動きは出来ない。バイトも全員捕まったしね」
「・・・だったら、赤ガヴはどうするんだよ」
そうして、ジープはそのままニエルブに問いかける。
「正直に言えば、赤ガヴの進化は、既に俺の予想を遙かに超えている。さらには、ランゴ兄さんの能力も吸収されていると考えれば、今の俺達では勝ち目はない」
「だったら、どうするんだよ!」
そう、ジープは叫ぶが。
「今は、待つ時だ。我々がやるべきことは何か」
そうニエルヴは静かに呟く。
それに対して、ジープは頷くと同時に立ち上がり。
「そうですね。僕も、自分の役割を果たします」
そう言って、その場を後にする。
そして、ニエルヴは考え込むように手を組んで。
「さて、これからどうしたものか・・・」
そう呟くしかなかった。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子