ショウマ達は、銭湯へと訪れた。
男性陣と女性陣に別れた彼らは、そのまま各々の脱衣室へと入っていく。
周囲には、あまり人はいない事をショウマは確認する。
「……大丈夫かな」
そうしながら、ショウマは衣服を脱ぎながら、そのまま自分の腹部を見る。
「それにしても、改めて見ると、不思議だよね、そのガヴって」
既に裸になった雄二が興味深そうに尋ねてくる。
ショウマの腹部には、立派なアゴと舌を備えた真っ赤な獅子舞のような機械的な口があり、黒い装甲で覆われている。
ガヴというその名前は、ショウマの体内に住んでいる存在なのだが、見た目はまるで何かの生物兵器のようだ。
「……うん、これも、グラニュートから見ても、かなり不気味らしいんだ。俺もこっちの世界に来るまでは」
それと共に過去の事を思い出す。
「でも、なんだかんだでみんなも受け入れてくれてるから……ありがたいよ」
「そうですね。確かに最初は驚きましたが、もう慣れたからのぅ」
秀吉も苦笑しつつ言う。
「それにしても、なんでそんなものが腹ん中に居るんだ?」
「うーん……詳しいことは分からないんだけどさ」
そう言いながらショウマは自分のお腹を撫でる。
「まぁ、けど、銭湯に入るけど、風呂の中に口が入っても息出来るのか?」
「うん、息は主にこっちの口でやるから。お風呂に入る時も平気だったから」
「だったら、良いか、ほら行こうぜ」
「あ、そうだね」
明久が先に進むのを見て慌てて追いかける。
男湯の脱衣所から浴場へと続く引き戸を開けた瞬間、明久の動きが止まった。
「あれ?」
「どうした明久?」
「なんかここ、妙に薄暗くない?」
「そりゃ風呂場だからな」
秀吉が平然と答える中、雄二が急に目を光らせる。
「待て。この壁、実は……」
雄二が指さす方向に全員が注目すると、壁の向こうから女性の話し声が聞こえてきた。
「え? マジで?」
「こっ……これはまさか……」
「女湯か!?」
一瞬の静寂の後、男達の瞳が欲望に輝いた。特に明久は鼻息荒く壁に近づく。
「ここはチャンスだ! 長年の疑問が解けるかもしれないぞ!」
「おぬしら本気か!?」
秀吉が慌てて止めようとするが、明久は既に壁に耳をつけようとしている。
「明久さん! それはダメです!」
ショウマが必死に叫ぶ。
「何言ってるんだショウマ! 男子たるもの一度は女湯に興味を持つものだろう!」
「そういう問題じゃないですよ!」
明久がさらに壁に顔を近づけた瞬間。
「……あれ、ゴチゾウ?」
「ゴチゾウ?」
その一言に疑問に思っていると。
『Wow! Wow Wow!』
ゴチゾウ達からの叫び声。
それと共に、明久達は、そのまま吹き飛ばされた。
「あっ明久!! 雄二!! ムッツリーニ!!!」
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子