「ひだまり」の店内は、今日も甘い香りと活気で満ち溢れていた。駄菓子をコンセプトにしたこのカフェは、小遣いの少ない学生たちにとって格好の憩いの場。特に明久たちFクラスの面々にとっては、放課後の溜まり場の一つだった。
テーブル席に陣取る吉井明久、坂本雄二、木下秀吉、土屋康太。そして少し離れたテーブルには、姫路瑞希と島田美波が女子トークに花を咲かせている。
「いやー、それにしてもショウマ君の『ガヴ』って凄いよねぇ」
最初に口火を切ったのは明久だった。アイスコーヒーを啜りながら、興奮冷めやらぬといった表情で続ける。
「お菓子の力で変身して戦うなんてさ!夢があるよね!」
「まぁな、他のクラスにいる仮面ライダーもいるが、その中でも最強だからな。あの喫茶店の奴らは」
雄二が腕を組みながら頷く。その言葉にはわずかな羨望が混じっているようにも聞こえた。
「うむ。特にショウマの『仮面ライダーガヴ』は、変身するお菓子によって様々な能力を発揮するというからな。興味深いのじゃ」
秀吉がうんちくを披露する。
「そういう意味では、今の所、どの菓子が最強なのか、興味はあるな」
「まぁ、最強の姿は分かるけど、基本的な姿ではどれなんだろう」
そうして、話題に出たのはガヴの基本的な姿では、どれが最強なのか。
「確か、グミにポテトチップスにチョコ、それにキャンディーにマシュマロ」
「あとは、ロールケーキもあったな」
そうして、基本的な姿ではどんな姿が最強かという話になった。
「基本フォームであるポッピングミフォームはジューシーなグミの力による敏捷性と高いジャンプ力を活かした攻撃を得意とするフォームだろ?
ザクザクチップスフォームはザクザクチップスラッシャーの二刀流で戦うから攻撃力と器用さを兼ね備えてるし」
明久は指折りながら一つ一つ挙げていく。
「ふわマロフォームはマシュマロの力で防御力というよりも弾き返して高くて空中も飛べるし、チョコダンフォームは遠距離攻撃が得意なガンマン型。グルキャンフォームはデカくて頑丈なロボットみたいなやつ。ブシュエルフォームは斬撃が得意で地形も変えられるんだったか?」
雄二が面倒くさそうに、しかし正確に情報を補足する。さすがの記憶力だ。
「うむ。それぞれに特徴があって面白いのう。まさにお菓子の力じゃな」
秀吉が感心したように頷く。
「……どれも美味そう」
康太がぼそりと呟き、手にしたチョコレート菓子を頬張る。
「それを考えたら、ここの駄菓子を食べたら、どんな姿になるのか楽しみだな」
「それを考えたら、ショウマ君もここに誘ってみようか。結構バイトのリコリコとかでここを紹介してくれたことあるし」
「まぁ、アイツなら喜んで来るだろうな。特にここの新作は気に入ってるみたいだし」
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子