ショウマは、バイクに乗りながら、ニコ達が乗っている車を追って走っていた。
「ちょっと、ビリー!もうちょっと、早く運転出来ないの!」
「無茶を言うなよ、こっちの車は、あんまり馬力がないから、そんなに早く走れないんだぜぇ!」
ショウマに追われているニコは、そんな状況もあってか、運転をしているビリーに叫ぶ。
それに対して、ビリーはハンドルを握りながらも、なんとか答える。
そんな二人のやり取りを聞きながら、アンビーはショウマの方を見ていた。
「ビリー、運転、そのままに出来る」
「えっ、ちょ、アンビー、どうしたんだよ?」
「あのグラニュート、結構厄介な奴みたい」
そんな言葉と同時だった。
ショウマは、運転しているバイクを踏み台にし、そのまま跳んだ。
バイクは、そのままショウマのガヴの中へと吸い込まれながら、ショウマはすぐに車の屋根の上に降り立った。
既に、それを見ていたアンビーもまた、ドアを蹴り破ると共に、そのまま屋根の上に乗る。
「ふっ」
屋根の上に乗ると同時に、既にその手に持っていたナタ。
それをショウマに向けて、薙ぎ払う。
だが、既にガヴガブレイドを手に持っていたショウマは、その攻撃を正面から受け止める。
その大振りな剣であるガヴガブレイドで防御は十分に行えた。
アンビーの持つそのナタによる素早い攻撃。
それは、屋根の上で戦うショウマにとっては脅威であった。
だが、アンビーもまた、その本来の戦い方を行う事が出来なかった。
車の屋根の上という狭い戦いの場において、彼女は十分に戦う事が出来なかった。
互いに本来の戦い方が行う事が出来ない。
だが、決して止める事はなかった。
「はぁっ」「ぐっ」
アンビーは、自在にナタによる斬撃で、素早くショウマに攻撃を行う。
ショウマは、ガヴガブレイドの巨大な刀身によって、その攻撃を受け流していく。
何時、落ちても可笑しくない場所において。
攻防を行っていた時だった。
「シャアァァァ」「「っ」」
聞こえた声。
同時に、二人は、思わず、その方向を見る。
見つめた先には、巨大なカマキリを思わせるグラニュートが、空を跳んでいた。
背中にある羽を動かせながら、そのまま真っ直ぐと二人に向かって行く。
その斬撃を避ける為に、二人は、そのまま屋根を踏み台に跳ぶ。
「うわぁぁ、嘘だろぉ!」「アンビー!」
屋根を斬り裂かれてしまった車。
それでも逃げるのを止めなかったビリー達は、既にそこからいなくなっていた。
だが、新たに現れたグラニュート・マンティスは、彼らを追って行った。
「・・・お前達は、あの女の子を闇菓子にしようとしていたのか」
先程の、グラニュート・マンティスが行った斬撃。
それに対する疑問で、ショウマは問いかける。
「そちらも、あの子を追っていたんじゃないの。さっきのグラニュートの仲間じゃないの」
そう、二人は互いに問いかけた。
「・・・もしかして、あの子を守ろうとしていた?」
「こっちに来て、襲われていたから。さすがにあの場での戦闘は被害が大きかった。だけど、あなたはストマック社のバイトじゃないの」
「違う、俺はって、そう言っている場合じゃない」
同時にショウマは既にバイクを召喚した。
それは先程の2輪の一人乗りのバイクではなく、巨大なバギー型のバイク。
「君は、あの子を守る。闇菓子とは関係ないのか?」
「闇菓子には関わっている。ただし、それは造らせない為に行動しているという事では」
「そうか、だったら、乗って」
その言葉を聞いてアンビーは少し驚いた。
だが、すぐに、その言葉に従うように、バイクに乗る。
同時にバイクを走らせる。
その向かう先は、先程まで逃げているビリー達の元に。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子