死んだはずの酸賀が生きている事に困惑するショウマ達。
酸賀はニヤリと笑いながら、異形の腕を掲げて見せた。
それは明らかに人間のものではない、金属と有機物が融合したような禍々しい腕だった。
「確かに死んだけどねぇ、ニエルヴ君が特別に蘇生させてくれたのさ。感謝感激雨霰ってやつだ」
酸賀は肩をすくめながら語る。
「それにね……」
そう言うと、酸賀は自らの腕に視線を落とした。
その腕は、明らかに人間のものではない異形の腕だった。
「それって、もしかして……」
ショウマが息を呑む。
「そうとも!グラニュートの身体だよ!しかもニエルヴ君が結構気を利かせてくれてねぇ、珍しい能力を持つグラニュートの身体を、複数混ぜ合わせたキメラ仕様にしてくれたんだ!実に素晴らしいセンスだと思わないかね!?」
酸賀はまるで新しい玩具を手に入れた子供のように目を輝かせながら、その異形の腕を嬉しそうに眺める。
「なぜ……そんな姿になっても平気そうなんですか……?」
ショウマが恐る恐る尋ねると、酸賀は心底不思議そうな顔をして首を傾げた。
「えぇ?別に不便って訳でもないし?むしろ便利な機能が増えたからラッキーだよ!それに君たちだって受け入れているじゃないか?グラニュートと人間、両方の特性を持った身体をさぁ!」
酸賀はニヤリと笑いながら、ショウマを指差した。
「……あなたとショウマ君を一緒にしないで!」
千束が鋭い眼差しで酸賀を睨みつけた。
その言葉に、酸賀は一瞬驚いたように目を見開いたが、すぐにいつもの飄々とした笑みに戻る。
「おぉっと、これは失礼。いやぁしかし、まぁ……」
そう言って、酸賀は懐から何かを取り出した。それは見たこともないゴチゾウだった。
「せっかくだから、付き合ってよ。実験にさ」
酸賀はゴチゾウを手の中で弄びながら、不敵な笑みを浮かべる。
「ショウマ君の『ガヴ』、あれから強くなったんだよね」
「なっ……!?」
3人が警戒を強める中、酸賀はゴチゾウをベイクマグナムに装填した。
『SET!チェンジング!』
ベイクマグナムから響き渡る、どこか歪んだ電子音声。
「だから、見せてよ、君達の力を」
ショウマ達が警戒する中、酸賀は躊躇なく引き金を引いた。
「変身」
『ファイヤー!ビヨンドバイオロジー!ベイク!』
マグナムから放たれたのは、巨大な複数のチョコチップクッキー。
パッケージには禍々しい赤いエネルギーが纏わりつき、それらが酸賀を包み込むと同時に直方体を形成し、やがて粉々に砕け散った。その中から現れたのは――
「仮面ライダーベイク。再誕。なんちゃって」
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子