喫茶リコリコ。その店内にて、ショウマ、千束、たきなはミカ達と正面に立っていた。ミカから大事な話があると言われた。その話の内容はショウマの事について。ショウマの両親の内、母親であるみちる。その家族を見つけた事を知らされる。
「えっ?」
ショウマは思わず声を上げた。
今日ばかりは違う空気が流れていた。
「みちるさんの……家族?」
「そうだ」
千束は、思わず問いかけると。
ミカが厳かに頷く。
「そう言えば、よく考えたらショウマ君のお母さんはグラニュート界に攫われたのだから」
「お母さんの家族がいても、可笑しくないよね。けれど、その家族さんは」
「・・・残念ながら、みちる様のご両親。つまりはショウマさんのお爺様とお婆様は亡くなっておられました」
そう、ライカンは苦々しい表情を浮かべながらそう言った。
「そうだったんだ」
「・・・けれど」
すると、ミカは続ける。
「みつるさんのお兄さんは見つける事が出来た」
「っ」
その一言にショウマは更に驚きを覚える。
「どうやら、みちるさんの兄さん・・・優という方は」
「優・・・?ん?」
その時、不意にたきなが何かに気づいたのかそう呟く。
「?どったの?たきな」
「いや。みちるさんの兄の名前に聞き覚えがあってですね・・・まさか、ひだまりの?」
「え?」
それは、さすがに驚きを隠せなかった。
ショウマも、千束も、たきなも。
まさかの意外な人物の事に。
「それじゃ、優さんが、俺の叔父さん」
「良かったじゃない!ショウマ君!優さんとっても良い人だったし」
「うっうん、確かに嬉しくもあるんだけど」
「ショウマ君?」
「・・・母さんが攫われて、それで闇菓子の材料にされたなんて」
「あっ」
ショウマの嬉しく思っていた。
あの安心に思えた感覚。
それは、優が血の繋がった家族だからこその安心感だと理解し、嬉しく思った。
だが、その反面、叔父さんである優に。
自分自身の母親の末路を果たして、話したら良いのか。
「確かに、それはあまりにも残酷過ぎると思います」
「たきな」
「こればかりは千束や私には判断は難しいですよ。これはショウマ本人が決めるべきだと思います」
「そっかぁ・・・」
千束はショウマを見る。
当の本人は俯いている。
色々と考え込んでいるようだ。
「・・・とりあえずは」
その時、ミカが言う。
「とにかくお前の好きにしろ。無理に話す必要もない」
「けれど、いずれは話さないといけなくなるわ」
「いつ話しをするかはお前が決めればいい」
「・・・・・・はい」
それからしばらくしてショウマ達は席に戻る。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子