ショウマともう1人のガヴの戦いが続く。
その戦いは、激化していく。
それは、ショウマがこれまで、ガヴで変身したフォームに。
だが、その使い方は、ショウマでは気づく事が出来なかった強さを秘めていた。
「ショウマ君……」
そう千束が呟く。
ショウマは、その戦いの中で成長していた。
だが、戦いの成長よりも、もっと、ショウマの中には別の事で確信したように。
その最中、ショウマの動きが止まった。
「ショウマ君?どうかしたんですか?」
たきなが心配そうにショウマに尋ねる。
しかし、ショウマは、もう一体のガヴを見つめながら呟く。
「・・・やっぱり、ランゴ兄さんなんだよね」
その呟きに。
もう一体のガヴは変身を解除する。
そこに立っていた青年——ランゴだ。
「よく気づいたな、ショウマ」
ランゴは柔らかく微笑んだ。
その瞳には確かな温もりがあった。
「なんで……どうしてここに……?」
ショウマの声が震える。
「・・・お前の中のグラニュートの力を解放させた時、その中にあった俺の意識もまた蘇った」
「そうだったんだっ」
それと共に理解した。
自分の中にあったグラニュートの力を解放した時に感じた懐かしさの正体に。
だからこそ。
「そして、お前と戦う為だ」
同時に、ランゴはその姿を変える。
それは、それまでのガヴではない。
ランゴ自身のグラニュート本来の姿。
最初に見た時のグラニュートの顔、その下には、まるで龍を思わせる鎧を身に纏っており、身の丈はあるだろう巨大な剣を持って構えていた。
「兄さん」
「・・・ショウマ、これからお前が戦う相手は、このグラニュート界でも最強の存在である大統領だ」
ランゴの声は静かだが確固たる意志に満ちていた。
「あいつを倒すには……」
ランゴが拳を握りしめる。
「俺を超えなければならない」
その言葉にショウマの全身に緊張が走る。
「兄さん……」
「大丈夫だショウマ」
ランゴが優しく微笑む。
「俺を倒したらお前はきっと強くなれる」
ショウマは一瞬迷うように視線を落としたが、すぐに顔を上げた。
「わかった」
決意の籠もった瞳でランゴを見据える。
「兄さんの為にも、俺は兄さんを越える」
その言葉にランゴの表情が緩む。
「来いっ、ショウマ!」
二人の間に緊張が張り詰める。
それと共に、ショウマもまた、その手にはゴチポットを装填する。
「変身」『マスターテイスト!』
鳴り響いた音と共に、ショウマはマスターモードへと変身すると共にガヴブレイドを構える。
変身を終えたショウマを見ると共に、ショウマとランゴは。
「「はぁぁあ!!」」
互いの剣が接近し、ぶつかり合う。
ゼンゼロから出る陣営は
-
邪兎屋
-
白祇重工
-
ヴィクトリア家政
-
特務捜査班
-
カリュドーンの子