ショウマ達が貧民街を離れ、大通りに出た頃だった。
「やれやれ……暑いな」
突然背後から聞こえた声に振り返ると、クラシックなライダースジャケットを着込んだ青年が立っていた。
「ライト!」
ショウマが驚いて声を上げる。
「よぉ。久しぶりだな」
ライトは気怠そうに手を上げた。
「用事があってちょうど街に来てたんだが……なんだか面白そうなことをやってるじゃないか」
その視線はショウマが抱えるチョコレートの箱に向いていた。
「お菓子の家を作る材料を探してるんだ。ライトは何か、良いお菓子はある?」
「お菓子の家か、甘い物はないけど」
すると、ライトが懐から取り出したのは、
「ポテトチップス!」
「結構美味いぜ?油っこくて塩辛いがな」
「ポテトチップスって、食べ物ですよね?」
ショウマが尋ねる。
「ああ。だけど屋根材にはちょうどいいかもしれないぜ。軽くて脆いから形作りやすいだろうしな」
ライトはポテトチップスの袋を掲げてみせる。
「それにしても……お前ら本気で作るつもりなのか?お菓子の家なんて子供騙しみたいなものを」
ライトが挑発的に笑う。
「俺としては見てみたいところだが……そうだ」
突然何かを思いついたように指を鳴らす。
「せっかくだ。ちょっとした勝負をしないか?」
「勝負?」
ショウマが訝しげに聞き返す。
「ああ。前から一度お前とやりたかったんだよ」
ライトの瞳が獲物を狙う獣のように光る。
「何の勝負?」
千束が尋ねる。
「バイク対決だ」
ライトは背後に停めてあった大型バイクを親指で示す。
「この町の郊外に古い峠道がある。そこでスピード対決といこうじゃないか」
ショウマは首を傾げる。
「あぁ、お前、向こうでは仮面ライダーって呼ばれているんだろ、運び屋として、1度は勝負してみたいと思っていたんだよ」
「いいですよ。でも……」
ショウマは笑みを浮かべる。
「俺も、バイクの運転は少しは自信があるから」
その一言は、ライトの闘争心を燃やすには十分だった。
たきなは一瞬警戒の色を浮かべた。
「今の状況で目立つ行為は……」
「心配するな」
ライトが遮るように言った。
「この貧民街に大統領の目はない。ここはグラニュート界でも特に無法地帯だからな」
「そうなの?」
ショウマが驚いた顔で尋ねる。
「ああ。権力者どもは面倒ごとに巻き込まれたくないんだよ。だからこそ俺みたいなアウトローが居心地良く暮らせるわけだ」
ライトは肩をすくめると、バイクのエンジンを吹かした。
「さあ行くぞ!峠の頂上で待ってるぜ!」
その音はまるで獰猛な肉食獣の咆哮のようだった。ショウマは反射的に身震いした。
「わかりました。すぐに行きます!」
それと共に、ショウマもまたブルキャンバギーを呼び出す。
「さて、行こうか!!」
次回作品
仮面ライダーゼッツ×ダ○○○○○パ×○I:ソ○○○○○○○○
未だに確定情報がない状態での、プロット段階です。
今後の情報をお楽しみに!
「あぁ、あぁ!聞こえるッスか」
「聞こえているよ、それで対象者は?」
「既に確認済ッス!対象者の中で確認した反応から、このままじゃ最悪な未来が感知出来ました」
「それじゃ、始めるとするか」
「ゼッツシステムは、まだまだ未完成だから、十分に注意するッスよ」
「あぁ、分かっている、さて、始めるとしようか」
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子