ショウマとライト。
2人が並び立っていた。
「それじゃ、ゴールはあそこだ。良いな」
そうして、ライトはサングラス越しでショウマを見る。
ライトの乗るバイクは、今のショウマの乗っているバイクよりも大型である。
ショウマの乗っているバイクは、普段の巨大な4輪の巨大なバイクではなく、2輪のバイクである。
オフロードバイクの形状をしており、林道や市街地を走る為のものだ。
「俺はハンデをやる」
「ハンデ?」
「ああ。俺は今から30秒後に出発する」
「でもそれじゃあ、不公平ですよ」
ショウマは反論する。
「何言ってんだ。お前のバイクの方が小型だから扱いにくいだろう?それに俺は経験豊富だしな」
ライトは余裕の表情を浮かべる。
「わかった。じゃあ始めるよ」
ショウマは覚悟を決めたように頷く。
「よし。準備はいいか?」
「いつでもOKです」
「それじゃ行くぞ!」
ライトがエンジンをかけた瞬間。
轟音とともに砂埃が舞い上がる。
ショウマも慌てて自分のバイクに跨った。
「3,2,1……スタート!」
合図と同時にショウマのバイクが急加速する。
一方ライトは悠然と後を追う。
最初のカーブを曲がる時には既に数十メートル以上の差がついていた。
「思った以上に速いな……」
ライトは思わず呟く。
だがすぐに表情を引き締めるとギアを上げて加速していく。
山道に入ってからはさらにペースを上げる。
木々の間を縫うように疾走する二台の影。
途中何度か車体が接触しそうになるもののお互い巧みな操縦技術で避け続ける。
「よっと!なかなかにスリリングだな!」
ライトは楽しげに笑いながらコーナーを攻めていく。
対するショウマも負けじとアクセルを踏み込む。
だが徐々に体力の限界が近づいてきていた。
(まずい……このままじゃ追いつかれる……!)
焦燥感が募る中ふと目の前に開けた空間が見えた。
「チャンス!」
ショウマは素早くハンドルを切ると林の中へ飛び込む。
「なっ!?」
予想外の行動に驚愕するライト。
しかしすぐに方向転換をして追跡を開始する。
林の中の小道を全力疾走するショウマ。
背後からはライトの排気音が響いてくる。
(もう少しだ!頑張れ!)
自分を励ましながら必死に前を目指す。
やがて出口が見えてきたところで最後の力を振り絞ってダッシュする。
そしてついにゴールラインを越えた。
ほぼ同時にライトも到着する。
「はぁ……はぁ……勝った……」
息切れしながらも喜びを噛み締めるショウマ。
「お前凄いな。まさか林道を使ったとは思わなかったぜ」
「ありがとうございます」
感謝の言葉を述べつつ汗を拭うショウマ。
「でも次は負けないからな!」
挑戦的な眼差しを向けるライト。
その言葉に応えるように笑顔を見せるショウマだった。
「ほらよ」
それと共に、ライトは手に持っていたポテチの袋を渡す。
「まだ、次は俺が勝つからな」
「次って」
そうして、笑みを浮かべる。
「お前が誰と戦うか分からないがな」
その言葉を聞き、ライトなりのエールだと理解したショウマは。
「分かりました!」
仮面ライダーゼッツ×ダ○ガ○○○パ×○I:ソ○○○○○ァ○○
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子