「さて、材料も揃ったし始めようか!」
ショウマが拳を握りしめると、千束が腕まくりをした。
「任せて!こういうの得意だから!」
「私も微力ながらお手伝いします」
たきなも真剣な表情で道具を並べ始める。
まずは土台づくりからだ。
ショウマが選び抜いた平らなクッキーをテーブル中央に配置すると、千束がウエハースの袋を開けた。
「ウエハースを壁に使うってトリガーさんが言ってたけど、どうすればいいんだろ?」
「簡単よ。接着剤代わりにチョコレートを使うの」
たきなが手際よくチョコレートを湯煎で溶かし始める。
「なるほど!つまりチョコで貼り付ければいいんだね!」
ショウマが閃いたように叫ぶと、千束が笑いながら補足した。
「ただし温度管理が重要よ。高温すぎると溶けすぎて崩れるし、低温だと固まりにくくなるから」
3人は協力してクッキーの周りにウエハースを並べていった。
ショウマが位置を調整し、千束がチョコレートで固定していく。
たきなは精密機械のような動きでチョコを塗り広げていた。
「おぉ……形になってきた!」
少しずつ立体感が増す様子にショウマは感動の声を上げる。
次は屋根部分だ。
ライトからもらったポテトチップスを慎重にカットしながらショウマが呟く。
「でもこれだけじゃ味気ないな……」
「だったらカラフルにしましょう!」
千束が取り出したのは色とりどりの飴玉だった。
「これを砕いて散らしたら素敵じゃない?」
「いいアイデアですね」
たきなも賛同し、3人で飴を細かく砕いていく。
屋根に散りばめられた飴が夕日を受けて輝く。
まるで宝石箱のような美しさに一同思わず息を飲んだ。
「完成だ……!」
ショウマが満足げに宣言すると、千束が指差した。
「最後に窓を作ろうよ!小さなクッキーで枠を作って!」
たきなが器用に形作るのを見守りながら、ショウマは感慨深げに言った。
「みんなで作ったからこそ出来たんだな」
全工程が完了したとき、そこには小さな王国のような建物が出現していた。
壁にはウエハースとチョコが絡み合い、屋根には虹色の飴がきらめいている。
ショウマが指で触れると柔らかい感触が伝わってきた。
「味見してみようか」
恐る恐る一口かじると甘さが口いっぱいに広がる。
「うまっ!」
思わず笑顔になるショウマ。
「私たちの努力の結晶ですね」
たきなも微笑みながら同意した。
そうしていると、ショウマのガヴから出てきたのは、二つのゴチゾウ。
「うわっと、これって」
「見た事のないゴチゾウですね」
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子