「いやぁ、なかなかにやるじゃないか。普通の人間が2人がまさかグロッタ姉さん達を倒すとはね」
「・・・ニエルヴ兄さん」
「分かっているよ、これ以上は僕も時間の無駄だからね」
そうしながら、ショウマは睨み付ける。
「それで、交渉だよ、ここからは」
「交渉ね、それは」
「俺達に協力して、大統領を倒す。そして、闇菓子をこれ以上の製造はしない事」
そう、ショウマが言うと。
「赤ガヴっ調子に乗るなよ」
「闇菓子が、こっちにとってはどれ程大事なのか、分かっているのか」
グロッタとジープは、ボロボロになりながらも、ショウマを睨み付ける。
先程の戦いで、既に戦える状態ではない。
それでも、睨むのはストマック社を守る為か。
「まぁ、それを断った場合、この場で僕達を倒すつもりなんだろうね」
「あぁ、お前達を倒せば、それだけで解決出来るからね」
「ぐっ」
ショウマの言葉に対して、グロッタは理解している様子だった。
不服な様子で、そこから、裏切る可能性がある。
それはショウマが理解している。
「だからこそ、こちらからの見返りは、ニエルブ兄さん達への協力で、大統領からの支配を解放する事。そして」
ゆっくりと息を吸う。
「シータ姉さんを、そちらに返す」
「「っ!」」
その一言に対して、一番に反応したのは、グロッタとジープの2人だった。
「それは」
「姉さん達にとっても、シータ姉さんは大切な人なはずだよ」
その一言を呟いた時、ニエルブは笑みを浮かべた。
「上手いね」
「さぁ、どうする」
それと共にショウマは続ける。
「このまま家族と共に一緒に生きる道を選ぶか、それとも」
ショウマは既にガヴポットを取り出していた。
「ここで、会社と共に潰れる運命になるか」
まさしく宣戦布告と言うべき言葉。
グロッタとジープは迷いを見せる。
「わっ分かった!分かったよ」
「ジープっ」
「だって、シータが戻ってくる可能性があるんだよっだったら」
「それはっぐっ」
そうして、2人は、そのまま黙るしかなかった。
ニエルヴは、ショウマの大胆な誘いを気に入り、手を組む。
その提案を聞いたニエルヴは、しばらく沈黙した後、ゆっくりと顔を上げた。その目に映るのは困惑ではなく、興味深い何かを見つけた研究者のような鋭い光だった。
「……ほう」
ニエルヴは小さく息を吐くと、静かに口を開いた。
「面白い。実に面白いよ、ショウマ」
ニエルヴはゆっくりとショウマの方へ歩み寄り、その目の奥を覗き込むように見据えた。
「人間とグラニュートのハーフの弟の君が、ここまで成長するとは、やはり、あの時に逃がして正解だったようだね」
「・・・やっぱり、そういう事だったんだね」
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子