ショウマ達が引き受けた護衛。
その護衛対象であるさゆりさんが撮っていた写真。
そこに映っていたのは、銃取引を行っていた現場。
本来の取引が行われていたと思われる三時間前に撮られていた為、その銃取引を行っていたグループによる行動だと考えられた。
その為、ストーカー被害にあっている女性を守る為の行動をする際に、ショウマは一旦、喫茶リコリコへと戻る事にした。
女性に関するトラブルもそうだが、シフトの関係で人手が足りない事も考慮してである。
「それで、これから、その人の家に千束達はお泊まりに行く訳ね?」
「そう!俺は外でキャンプをしながら周囲を見といてだって」
「あんたは、そういうの大丈夫なの?」
「ムッツリーニの頼まれ事をしていたら、なんかよく分からないけど、慣れた」
「・・・あんた、友達は考えた方が良いわよ」
「そうかなぁ?」
ショウマが、そう首を傾げていた時だった。
「ショウマ君!いる!!」
「うわっと、千束?どうしたの?」
「なんか、大変な事になっているかも!すぐに走れる!」
「分かった」
その言葉を聞くと共に、ショウマはすぐに出て行く。
「えっちょっと!店の方は!」
「ちょっと忙しいから後で!」
「えぇぇ!!」
そうして、ショウマはすぐにバイクを腹部から取り出し、そのまま走り出す。
「どうしたの?」
「どうやら、ちょっと問題になっていて、あっここで止めて!」
すると、千束はすぐに止めさせる。
「ショウマ君は、もしもの時の為に上で待機で!」
「分かった」
すると、千束はそのまま走り、ショウマは、すぐ近くの塀に登る。
そうしていると。
「見られている?」
何かの視線を感じ、周囲を見渡す。
それが、一体何なのか疑問に思い警戒する。
そんなショウマとは別に千束が向かった先で、たきなを見つける。
だが、彼女はその手に持っている銃を車に狙っている。
それをすぐに千束は、止める。
「ちょっと、何をしているの?」
「さゆりさんが狙ってつけていたと思われる奴らがいたので、そのあぶり出しです」
「護衛対象を囮にしたの?」
「さゆりさんを殺す事はないでしょ」
「えぇ」
それに対して、千束は思わず頭を抱えた。
この状況で、どうするべきか。
悩みに悩んでいると。
「んっ?」
ふと、何か声が聞こえた。
疑問に持ち、たきなは周囲を見る。
すると、何やら小さな影が見える。
あまりにも小さい為に、見逃してしまいそうになる。
それに気づいた千束は。
「おぉ、ナイス!とりあえず、車をこっちまで誘導して!」「えっ?」
突然、何を言っているのか?
それに疑問に思っていると、その小さい何かはわしゃわしゃと動き始めた。
同時に千束もまた、車を見る。
すると、車が急に動き出した。
「うわぁ!?なんだ!?」「車が動き出した?!」「どうなっているんだぁ!?」
犯人グループだと思われる彼らの声が聞こえる。
そうしていると、車がすぐに千束達の前までに迫る。
その場で困惑を隠せない一同とは別に、千束は落ち着いた様子で、そのまま銃を構えている。
そうして、車が目の前まで来ると共に、ドアがなんと開いた。
「なっ」「よっと、正確っと」
そうして、千束は手に持っていた銃で、正確に撃っていく。
それらは全て、誘拐犯だと思われる者達である。
一瞬で、戦闘を終えた。
だが、その終始、何が起きたのか、たきなには分からなかった。
「一体何が」「んっ、この子達の仕事だよぉ」
そうして見てみると、千束の目線の先。
そこには、先程まで小さく動いていた影。
そこには。
「これって、確かゴチゾウ」
たきなが知る限りでは極秘扱いになっている存在である。
「そっ、この子達が車を動かしたりしてくれたおかげでね」
「だけど、なんでゴチゾウがここに」
彼女がそう言っていると物陰から何かが現れた。すぐに警戒を高めた、たきなは銃を構えた。
その銃口の先には異形の怪物がいた。
「おいおい、せっかく良いスパイスになる女がいると思ったら、面倒な事をしたなぁ、けど、これも良いかもしれないなぁ」
笑みを浮かべた、その怪物の姿は身体の各部が茸が生えており、何よりも特徴的なその腹部には口があった。
「グラニュートっ」
すぐにその正体を察したたきなは、さらに警戒を高める。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子