グラニュートが現れた事によって、たきなはすぐに思考する。
銃取引の時に現れたグラニュートを倒す事が出来なかった。
そうなった以上、自分が出来る事は何か。
この場にいる全員の安全の確保は現実ではない。
ならば、護衛だけでも守る事に徹するのか。
そう考えている時だった。
「まさか、グラニュートが出るなんてねぇ」
「何を余裕そうにしているんだ、リコリス!」
「うわっこっちの情報もさすがに伝わっているか、けど」
すると、千束は笑みを浮かべる。
「それだけで、まだ彼の事は知られていないようだね」
「彼?」
そうしていると、何かが走っていた。
疑問に思っていると、グラニュートと千束達の間に挟むように、ショウマが降り立つ。
「遅いショウマ君!」
「ごめん、けど、なんかこっちを見ているのがいたから、それをなんとかしていたら遅れちゃった」
「まぁ、良いけど、私、今日は整備しているから、ショウマ君にお願いするしかないから」
「分かった」
そう、千束の言葉に対して、ショウマも頷く。
「何を言っているんですか、彼一人で」
「大丈夫だよ、言ったでしょ、彼は強いって」
「強いって、相手はグラニュートですよ」
たきなはそう言いながら、グラニュートと向き合っているショウマを見る。
そのショウマの様子は、特に怯える様子はなかった。
グラニュートは、そんなショウマを見ながら。
「なんだ、逃げないのか?」
その見下した言葉が、ショウマにかけられた。
だが。
「逃げるつもりはないよ。だって、お前をここで止める為に、俺はここにいるんだから」
ショウマは、その一言を告げると共に、服のジッパーを開く。
剥き出しになった腹部を見たグラニュートは、それを見ると驚きを隠せなかった。
「なっ、貴様っまさか!」
そうしていると、ショウマの手元にはゴチゾウが来ていた。
ゴチゾウが自らの意思で。
「なんで、あれが」
「あれ、そう言えば、たきなって、知らなかったの?」
そう千束は笑みを浮かべながら言う。
すると、ショウマは、そのまま腹部にあるガヴにゴチゾウを装填する。
背中を見ているたきなにとって、それが何をしているのかは見えなかった。
だが、ショウマが、腹部にあるガヴのハンドルを回す度に、飛び出てくるグミが周囲に散らばる。
「あれは一体」
「変身」『ポッピングミ!ジューシー!』
それと共に、ショウマの周囲に散っていたグミが再びショウマの身体に集う。
集ったグミは、その形を鎧となる。
そうして、ショウマは、仮面ライダーガヴへと変身をする。
「仮面ライダーっ」「赤ガヴだと!?」
驚きを隠せないたきな。続くようにグラニュートは言う。
「いや、仮面ライダー赤ガヴじゃない。俺は仮面ライダーガヴだ」
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子