たきなを歓迎したその日の夜。
DAの本部から連絡が来た。
それは、突然、文月学園の召喚獣フィールドに異変が起きたという報告。
最初は、どのような事なのかと疑問に思いながら、向かったのだが。
「これは一体、どうなっているの?」
そうしながら、外からでも分かる範囲だが、学園全体が召喚獣フィールドに包まれている。
通常では、ここまでの大きさのフィールドが展開される事はない。
だが、実際に目の前で、そのフィールドが展開されている。
それだけではない。
「中にある校舎も、何か変ですよ」
「あぁ、見た事のない結晶がある」
フィールド内に見える黒い結晶。
それは、これまでの学園では見た事のない結晶であり、それが一体何なのか。
ショウマ達には分からなかった。
「とにかく、入ってみるね」
「気をつけてね」
そうして、ショウマは、ゆっくりと、召喚獣フィールドの中に入っていく。
召喚獣フィールドの中は、黒い結晶がある事以外には、普段の学校と変わらない様子。
だが、ゆっくりと進んでいく内に、それはより大きくなっていく。
「なんだろう、この雰囲気は?」
その違和感がより強くなりながら進んでいくと同時だった。
こちらに、何かが迫るのを感じる。
ショウマが、その気配に気づいたのは一瞬。
そして、すぐにゴチゾウを取り出すと、腰にあるガヴに装填する。
「変身!」『ポッピングミ!ジューシー!』
それと同時に、ショウマはすぐにガヴへと変身。
そして、ショウマに襲い掛かってきた存在。
それは、異形の怪物だった。
「っ!」
顔がない。
顔がない代わりに、黒い丸い円のような何かがある。
だが、その胴体はグラニュートだと思われるガヴはあった。
しかし、その様子は、普段、ショウマが戦っているグラニュートとは違う。
さらには、その周囲には、そんなグラニュート達が群れとなって存在している。
忍者を思わせるようなグラニュートから脳そのものがグラニュートの姿になったように、その種類は多種多様だった。
「なんで、こんなに沢山っ」
疑問に思いながらも、ショウマは、その手に持つガヴガブレイドを既に構えていた。
幸いと言うべきか、グラニュート達は、まるで暴走しているように、動きは簡単に見る事が出来る。
だが、その力と数の差はかなり大きく、ショウマを徐々に追い詰めていく。
「どうしたら」
そう考えていた時だった。
「そこの君?」
「えっ?」
突然、聞こえた声。
それと共にショウマが下を見る。
そこには小さな兎のぬいぐるみが立っていた。
「えっ、なにこれ」
「良いから、少し手を貸してくれない。私達だけじゃ、どうする事も出来ないから」
「どうする事もって、そもそも、一体」
「私達もピンチなの!互いにピンチを抜け出す為に協力しない!?」
「協力と言われても」
突然現れた彼らの目的。
それは分からない。
だが、この状況を打開する為には、確かに助けは必要だ。
けど。
「何をしたら」
「あいつらの攻撃を少しでも止められないか。そうする事が出来れば」
「なるほど、だったら」
その言葉を聞いて、ショウマが取り出したのは、ふわマロゴチゾウ。
ふわマロゴチゾウをそのまま、ガヴに装填する。
「はぁ」『ふわマロ!ふわふわ~!』
そうして、ふわマロフォームへと姿を変えて、襲い掛かるグラニュート達を弾き返した。
「えっ、これは予想外!だけど、今だよ!」
それと同時だった。
宙を浮かんだグラニュート達に向かって、何かが通り過ぎる。
一瞬過ぎるその早さに、ショウマは驚きを隠せなかった。
だが、次に目にしたのは、先程まで戦っていたグラニュートと同じ特徴をした存在。
「・・・君は一体」
「俺は、タンザナイトだ」
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子