文月学園での、この世界での生活にも慣れて、既に一年の月日が経った。俺が通っている。
未だに、グラニュートとの戦いは続いている。
それでも、ショウマは、この桜が舞う景色を見ていると。
「桜餅、食べたい」
そう、舞い上がる桜の花弁を見つめて、最初に呟いたのはその一言だった。
呟くと共に、ぷっっと笑い声がする。
「うぅん、この景色を見て、一番にそれを言うのは、なんというか、ショウマ君も色々と変わったね」
その笑い声を出したのは、既に馴染んでいる千束だった。
彼らがそうして、文月学園の校門の前には、ショウマ達を待っていたのは一人の教師だった。
「来たか、ショウマと千束か」
「おっ、鉄人先生!おはよう!」「西村先生、おはようございます」
「おはよう井上、それと錦木は堂々と鉄人と言うな」
そう、西村は、呆れたように言う。
「・・・さて、お前達には、少し不服かもしれないが、これも試験の結果だ」
「まぁ、分かっていた事だから気にしませんけどぉ」
そうして、西村から渡された封筒。
その二つの封筒には、二人のクラスが書かれていた。
「Fクラスかぁ」
「Fクラスって、確か、成績最底辺の人が集まる教室でしたっけ?」
「そうだ。だが、お前達ならば試召戦争で勝ち上がる事ができればAクラスに入る事も不可能ではない。頑張れよ」
「うん!千束、頑張ろうね」
「えぇ、そうね」
「あぁ、そうだ。お前達に渡す物がある」
そう言いながら、西村はポケットの中から何かを取り出す。
それを、ショウマは、それを受け止める。
見ると、それは何かの証のようなマークがあった。
「これは?」
「今学期から試験戦争に新たなシステムが入る。その切札となる仮面ライダーとして選ばれたのが、お前達となっている」
「仮面ライダー?えっ、試験戦争と?」
それが関係あるのかと不思議がるショウマ。
しかし、それについては、ショウマだけでなく千束も気になっていた。
西村は、その事については。
「悪いが、これ以上は他のクラスとの平等性の為に話す事は出来ない。だが、俺の中では、成績では確かに一番弱いのは、Fクラスではあるが、試験召喚での最強の切札はFクラスであるという事も」
その言葉が、どのような意味なのか、未だに二人は分からなかった。
「えっと、それじゃ聞きたい事が一つ」
「なんだ井上?」
「Fクラスには、明久達はいるんですか?」
そう、ショウマは問いかけた。
それに対して、西村は呆れながらも。
「それは、自分の目で確かめれば良いんじゃないか?」
「・・・そうですね!」
笑みを浮かべたショウマは同意するように頷く。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子