「終わりましたか」
AクラスとFクラスとの戦争が終わった後、部屋に入って来た人物。
その人物に対して、Fクラスの面々は、思わず注目した。
「あぁ、たきな!」「迎えに来てくれたのか」
それと共に、ショウマと千束は笑みを浮かべた。
「…しょっショウマ、あの子は」
「あっ、そう言えば、皆にはまだ紹介していなかったね、この子は俺の妹の井上たきなだよ!」
「…どうも、兄がお世話になっています」
ショウマが満面な笑みを浮かべながら紹介する最中で、たきなは少しだけ不服な表情と共に頭を下げた。
たきなとしては、未だに妹の設定というのには納得していない所はあるが、それでも文月学園で過ごす際に怪しまれないように。
だが、その瞬間。
「そう言えば、ショウマの家族関係はあんまり聞いていなかったね」
「実際、どうなの」
そう、島田は何気なく質問したが、それに対して、ショウマは。
「…うん、母さんは死んで、今じゃ、妹はたきなだけかな」
『…』
その一言を聞いた瞬間、その場にいる全員が納得してしまう。
(((複雑な家庭事情だぁぁぁ)))
ショウマの、そのあまりにも暗すぎる表情に、全員が察してしまった。
「とりあえず、帰りますよ、バイトに遅れますよ」
「分かった、それじゃ、鉄人、まったねぇ!」「さようなら、西村先生」
その言葉と共に、二人はそのまま颯爽と去って行った。
そんな、彼らの会話が行ったその夜の事だった。
「さて、厄介な事になったな」
その夜、彼らは知らなかった。
これまでの1年間の間に、ショウマの戦いを見ていた存在がいた事を。
同時に、その戦いを通して、グラニュートの存在を知った人物がいた事を。
「アラン機関の事について調べるついでだと思っていたけど、これは思った以上に厄介な奴に狙われてしまったな」
その言葉と共に、パソコンの操作を行う。
そこはとあるビルの一室。
その監視カメラの映像。
無人である部屋に入り込んだのは、エージェントと共に、シータとジープの二人組だった。
『ここにもいなかったわね』『どこにいるのか、あいつがいたら、こっちの仕事に支障が出るというのに』
それらの会話を聞きながら、自分自身が危機的状況である事を理解した。
「さて、アラン機関に命が狙われて、巷で噂の怪物にも狙われている。この最悪な状況で、生き残る方法があるとしたら」
そうして、見つめた画面。
そこに映っていた仮面ライダー。
「彼に助けを求めてみようか」
その言葉と共にすぐに依頼を送る事にした。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子