文月学園での、初めての試験召喚戦争が終わった翌日。
久し振りの休みではあるが、ショウマと千束は、その日は喫茶リコリコに来ていた。
だが、それらは、のんびりとしていた雰囲気ではあるが、どこか緊張感があった。
「千束、急いで準備しなさい」
「はいはい、んで、どれくらい急ぎ?」
そうしながらも、千束は、既に準備を行っていた。
それは、彼女自身が以前は愛用していた銃に、非殺傷弾の装填でもあった。
ヴァレンバスターを、彼女の仕事で使用する際には、グラニュートではない人間に対して行う場合は、低殺傷弾を撃ち出す仕様となっている。
その為、現状では銃は予備という部分もある。
「現在、武装集団に追われている」
「それは大変。たきな、仕事の話は聞いてる?」
「はい、一通りは」
「オッケー。あっ昨日言ってたブツ、そこに置いてあるから!帰りに持って帰ってね♪」
そうしながらも、明るい笑みを浮かべている。
「報酬は相場の三倍、一括前払いだ」
「道理で」
「危機的状況ということなのだろう。敵は五人から十人、プロ寄りのアマだ。ライフルも確認した。何よりも、この画像も確認している」
それと共に、ミカが見せたゴスロリの二人を見て、千束は呆れたようにため息を吐く。
「マジで、だからショウマ君も一緒という訳だね」
「あぁ、とにかく、気をつけなさい」
そうして、ミカに見送られる形で3人は、そのまま喫茶リコリコから出て行く。
「それじゃ、まずは移動だよねぇ」
「あの、確認したいのですが」
「んっ、どうしたの?」
そうして、移動の最中で、たきなは気になったように尋ねる。
「あの双子を知っているのですか?」
「あぁ、そっか、たきなはあんまり知らなかったよね、グラニュートの事」
「はい、ある程度は聞いてはいますが」
それを聞き、頷くと。
「簡単に言うと、あの二人は、闇菓子を作っている会社の幹部だよ」
「なっ」
それらの言葉を聞いて、たきなが驚きを隠せなかった。
「本当ですか」
「本当、本当。まぁ、実際には幹部の中でもかなり弱いけどね。だけど、逃げ足だけは速いから嫌になるよぉ」
軽い調子で言っていた。
「という事は今回の事件は、グラニュートと大きく関係しているんですか」
「そう、考えて良いと思うよ。数も分からないからねぇ、まぁ」
そうしていると、ショウマはスマホを聞いていた。
「あぁ、そうそうこっちこっち」
「えっ?」
聞こえた声。
たきなが疑問に思っていると、何かがこちらに来ていた。
疑問をしていたが、そこからこちらに迫っていたのは大型トレーラーだった。
それに驚きを隠せないたきなだが、そうしている内に辿り着く。
「よぅ、久し振りだなぁ、お前達」「まさか、こっちで仕事をするとは思いませんでしたけどね」
「久し振り、バイパー、ルーシー」
そこから現れた2人に、ショウマは挨拶する。
「彼女達は」
「私達が、こうした護衛の時に頼りにしている向こうの世界の運び屋のカリュドーンの子だよ」
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子