「まさか、ウォールナットの護衛にお前がいるとはな、赤ガヴ」「本当に邪魔しかしないな、お前は」
ショウマに声をかけた後、シータとジープの二人はそうショウマに向けて、罵倒を始めた。
一年前の再会から、長い間、会わなかった。
それは、ショウマの妨害はありながらも、その事で、本人達ではなく、エージェントに全てを任せていたから。
そんな二人が、なぜここにいるのか?
疑問は一瞬ではあったが。
「ウォールナットが、グラニュートの、闇菓子の情報を知っているからか」
「ウォールナットがっ!?」
その言葉を聞いて、すぐに理解した。
ウォールナットは、聞いた話だけでも、凄腕のハッカーである。
彼が、そのハッキングの技術を使い、グラニュートが、この世界に来る瞬間の映像を幾つも手に入れている可能性がある。
他の面々が、こちらに通る際には、それに細心の注意を払っているのは、こちらに通れる扉があまりに少なすぎるからだ。
だが、もしも、ストマック社側の扉が分かれば。
「こちらにかなり有利という事だね」
「そういう事、だからこそ、今日は見逃してやるよ、赤ガヴ」
「それを聞いて、退くと思うか?」
「思うじゃなくて、退かないと無理だって言っているの、なんだって」
すると、二人が設置したのは、何かの装置。
その装置が展開すると共に、そのエネルギーは、真っ直ぐと、ショウマの後ろにいる人達に襲い掛かる。
「させない!」
そう、ショウマは、その身を盾にして、防ぐ。
だが。
「っ!」
周囲には、数カ所、配置されていた。
それらのレーザーは、ショウマではなく、全て、その人達に向かっていた。
「千束っこっちに!他の人達も!!」「なっ?!」
同時に、彼らを覆い被さるような形で、その身を盾にした。
ショウマには、まるでダメージはない。
だが、そのせいで、ショウマは、身動きが取れなくなった。
「やっぱり、赤ガヴの弱点は、人間か」「こっちも、スパイスが収穫出来ないと思っていたけど、そんな底辺の奴らの幸せだったら、闇菓子にする価値もないけどね」
そう、二人は、笑みを浮かべ、馬鹿にする。
「そんなのっ、兄さんと姉さんが決める事じゃない!」
「あら、どうしてかしら?」
「この人達には、この人達の幸せがある。それを、二人の物差しで、勝手に決めるな!」
「勝手ですって?こんな勝ち目のない戦いをさせられるような奴らの幸せをかい?」
そう、笑みを浮かんでいた時だった。
「そういうのは、本当に、気に入りませんわね、ストマック家は」
「なに?」
聞こえた声。
それと共に、レーザーを放っていた装置に、何かがぶつかる。
それは。
「猪?」
「まさか、お前、モンテフィーノ家の!」
それと共にルーシーは、そのまま出てくる。
「本当に、ショウマは記憶が無くなっても、変わりませんわね。まぁ、そこにいる双子や、他のストマック家に比べたら、断然気に入っていますがね」
「ルーシー」
その言葉は、ショウマには嬉しくはあった。
「全く、ルーシーは素直じゃないねぇ、それに今はあっちをなんとかするのが先決でしょう」
そう、のんびりした口調と共に、バイパーもまた、その身の丈はあるだろう斧を持っていた。
「分かっていますわ、とにかく、ショウマ。さっさと終わらせに行きますわよ!」
その言葉を聞くと共に。
「分かった」
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子