ウォールナットの護衛任務の次の日。
F組は休日も補習授業を受けさせられていた。
「うぅん、まさか日曜日に補修を受ける事になるなんてぇ」
そうしながら、千束は、ダンボールの上に乗りかかった。
Aクラスとの、召喚戦争に敗北したFクラスの机は、なんとダンボールへと変わっていた。
それによって、不便に感じてながらも、敗北を甘んじて受け入れていた。
「それにしても、明久はそれだけで、足りるの?」
それと共に、隣の席にいる明久に対して、ショウマは思わず尋ねる。
「まぁ、67分の1のカップラーメンだけど、なんとかね」
「明久、さっきも言ったが、64分の1だからな」
そう、突っ込んでいくと共に。
「そうなんだ、大変だねぇ」
そうしながら、ショウマは、その手にあるベビースターラーメンをボリボリと食べながら、呟いた。
ボリボリっと、ショウマの口から音をする度に、明久は羨ましそうに見つめていた。
「お前、時々だけど、かなりえげつない事をするな」
「えっ?」
その様子を見ていた雄二は思わず呟くが。
「もしかして、雄二も食べたかった?」
「・・・よし、貰おう」
それと共に雄二は、そのままわざわざ貰うと共に、明久の目の前で、ボリボリと食べていた。
「ふぅ、さすがに64分の1よりは多いけど、まだ膨れないな」
「貴様あぁぁ!!」
それと同時に、明久と雄二による、既にお馴染みの喧嘩が始まった。
「仕方ないわね、ウチのお弁当を分けてあげようか?」
「本当!」
それと共に明久に対して、どこかウキウキしたように美波は提案する。
それに対して、明久も嬉しそうに笑みを浮かべる。
そうして、美波は、自分の鞄をあさる。
「作りすぎて、余った分を持って来たの。捨てるのも勿体ないけど、食べる?」
「食べる!」
「ちょっと待ってね、あれ?」
そう、鞄の中に探っていると。
「ごめん、家に忘れてきちゃったみたい」
「そんなぁ」
それに対して、明久は少しがっかりしたように呟く。
「せっかく作ってきたのに」
落ち込む美波に対して、明久は。
「良いよ、そんなお弁当を作るような女の子らしい事を、美波が出来ると思っていた僕の頸椎が砕けるぅ!!」
明久が呟くと同時に、そのまま美波は流れるようなバックドロップを仕掛けていた。
「ねぇ、千束、これは」「これは止めなくて良いよ、明久君が悪いから」
すぐに止めようとしたショウマだが、千束は呆れたように呟く。
そうしていると。
「あのぉ、馬鹿のFクラスってここですか?」
それと共に、尋ねてきたのは一人の少女だった。
その少女に、ショウマは見覚えがあった。
「あれ?あの子って、確か」
「あっバカなお兄ちゃん」
そう、明久の方に話しかけていた。
「すげぇな、明久、お前の馬鹿が全国まで知り渡っているとはな」
「せめて、町内だって言って!]
そう、明久が言っている間だった。
「おぉ、可愛い子だねぇ、お名前は?」
「島田葉月です!」
「おぉ、まさかの美波の妹さんだったかぁ、それで今日はどうしてここに?」
「お姉ちゃんにお弁当を届けに来たのです!それと、バカなお兄さんに会いたくて」
「知り合いなの?」
「将来を誓い合った仲ですのぉ」
その瞬間、明久の姿は消えた。
「おぉ」
「これより異端審問会を始める」
そう、異端審問会によって、攫われていた。
それを見ていた千束は。
「なんというか、ある意味、リコベル並にヤバい組織になっているねぇ」
苦笑いを浮かべていた。
そうしていると。
「おっ、いたいた!おぉい、ショウマぁ!」「・・・ここが、Fクラスか」
「んっ、あれ、ニコにアンビーも」
すると、そこに葉月に続き、ニコとアンビーの二人が入って来た。
「どうしてここに?」
「偶然、そこで葉月ちゃんと会ったからね。ついでに二人の顔を見ようと思ってね」
「一緒に、お昼、どう?」
そう、ニコとアンビーが、ショウマに食事を誘う。
「なっ、まさかショウマにあのような美少女と知り合うとは!どうします!」「無駄だ!あの化け物には、我らが鉄槌は効かない!むしろ返り討ちに遭うだけだ!」「けれど、これはチャンス!ショウマから紹介されて、願わくば彼女に!」「貴様!まさか異端審問界を裏切る気か!」「なんだと!」
それと同時に、ショウマに話しかけたニコとアンビー。
その二人を見た瞬間、一瞬で異端審問会は内部分裂を始めた。
「・・・人間、簡単に争うんだねぇ」
それと共に千束は呟いてしまった。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子