Fクラスの騒動の後の昼休み。
ショウマ達は、屋上に来ていた。
全員での昼食を食べる為に来ているが、その最中で明久は楽しみにしていた。
「それにしても姫路さんのお弁当、楽しみだなぁ」
それは、姫路からの弁当の持参。
彼女からの贈り物に対して、明久はウキウキを止められないように笑みを浮かべていた。
「お前には勿体ないな」
「なっ、雄二!何を」
「儂も少し頂こうかのぅ」
「秀吉まで!」
「っ」「俺も」
「あぁ、ムッツリーニとショウマまで」
そうしている間にも、姫路の弁当からおかずを各々が食べていた。
「まったく!」
「まぁ良いじゃないか、一つぐらい」
雄二が、その一言を呟いた次の瞬間、彼はふらっと倒れた。
「なっ、雄二!」
驚きに、思わず明久は叫んでしまう。
だが、次の瞬間、横にいた秀吉も、また倒れてしまう。
「秀吉まで!大変だショウマ!ムッツリーニ!二人が」
そうしている間にも、ムッツリーニとショウマの二人が、そのままバタリと倒れていた。
「そんなっ、まさかこのお弁当を食べて」
明久は、疑いながらも、そのまま弁当の臭いを嗅いだ。
次の瞬間だった。
明久の脳裏に思い浮かべんだ光景。
それは、どこかの街の道。
そこにある赤いポストを通り、振り返った瞬間。
「なっ!」
迫り来るのは、黒い無数の腕。
それが、明久を吸い込んでいく。
「はっ、危なかった!」
一瞬だった。
一瞬で、あの世に行きそうになった。
「間違いない、この弁当の仕業で間違いない」
そう言った時だった。
「いぃとぉみぃ」
「えっ」
何かが聞こえた。
見つめた瞬間、明久の目の前には、ショウマがいた。
だが、ショウマは気絶していた。
どこにも、その声がしていなかったはず。
そうしている間にも、ショウマの腹部から何かが出てくる。
「えっ」
その光景は、どこかのホラー映画を沸騰させるような光景。
腹部から飛び出てきたのは、まるで何かのホラー映画を思わせる生命体が、生まれようとしていた。
「なっ、あがががぁっ!」
そうしている間にも、明久は、そのまま泡を吹きながら、気絶してしまう。
それと同時に、千束が。
「お待たせぇ、あれぇ、皆、寝ているけど、一体、えっ」
すると、千束は見てしまった。
ショウマの腹部から飛び出てきたゴチゾウの姿を。
おそらくは姫路の弁当から生み出されたゴチゾウだろう。
だが、ゴチゾウが、誕生すると同時に、そのまま熔けてしまう。
それは、一種のホラーだろう。
そして。
「はぁはぁはぁ死にかけた!」
ショウマは、復活した。
「ショウマ君、これは」
「まさか、食べ物を食べて、死にかけるとは思わなかった」
「食べて死にかけたって、まさか毒!」
そう、千束は、思わず呟く。
同時に、姫路の弁当を見つめる。
「どっどうするの?さすがに姫路さんに言うのは」
「・・・よしっ、ゴチゾウカモン!」
それと同時にゴチゾウ達が集結する。
「急いで、これと同じ具材を集めてきて、中身を入れ替えるよ!それ以外は、私達で処分!」
そう、千束の素早い行動によって、後の悲劇を回避させる事に成功した。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子