「・・・ショウマを気絶させるとは、とんでもない代物ね、これは」
「・・・本当に」
あれから、ショウマ達は、食事を終えた後、アンビー達と合流した。
彼らが目の前にしているのは、姫路が作りだした弁当という名の凶器。
それを見ながら、アンビー達は、どうするか、考えていた。
「そんなにヤバい代物なのかな?」
「・・・ショウマが気絶させられていると考えたら」
「なんだって、ショウマ、向こうの世界では草とか、とても食べ物とは思えないような物ばかり食べさせられていたから」
「それは、なんというか、姫路さんのお弁当と比べたら、どっちがマシかって悩むわね」
千束は、それに対して、苦笑いをしてしまう。
これまで、ショウマ自身の食事事情を、あまり聞かないようにしていた。
けれど、それを聞いた千束は、少しだけ複雑な表情をしていた。
「・・・そうなんだ」
そう、今は疲れて寝ているショウマを見つめる。その顔には、疲労の色が見える。
「まあ、姫路さんの料理は、レベルが違うと思うけどね」
「・・・私もそう思う」
アンビーとニコは、姫路の作ったお弁当を見て、そう呟く。
「けれど、あそこの食事と比べたら、少なくとも愛情はあるわね」
「問題は食べられるか、食べられないかの違いだけど」
「それは結構大きいと思うけどね」
アンビーの言葉に、千束は、うーんと考え込む。
そして、結論を出す。
あの食事に比べたら、姫路さんの料理の方がまだマシだと。
けれど、だからといって、姫路さんの料理を食べる勇気はない。
だって。
「絶対に死ぬでしょ」
「「まぁ確かに」」
アンビーとニコは、同意する。
ショウマ達が話している間にも、もうすぐ夜に近づいていく。
文月学園での一日も、終わろうとしていた。
それらの光景は。
「まぁ向こうの世界では考えられない程に、のんびりと出来るけどね」
「そういう意味では、こっちの世界は結構、良いかも」
アンビーとニコは、各々が用意した弁当を眺めながら言う。
二人は、それぞれの弁当を持ってきており、それぞれ別の世界で作られた物だ。
それには、千束は、かなり興味はあった。
そうしていると、ショウマはむくりと起き上がる。
「・・・あれ、ここは?」
「あっ、ショウマ君、やっと起きたね」
「千束?俺、寝ていた?」
「まぁねぇ、ほらほら、さっさと帰るよ」
「分かった、そうだ、ニコとアンビーも、リコリコで食べる?」
「ショウマの奢りならね」「・・・私は気になるから」
そうして、彼らは、帰路へと向かう。
尚、その際、背後ではFFF団からの殺気があるが、ショウマ達は、気にしなかった。
ゼンゼロから出る陣営は
-
邪兎屋
-
白祇重工
-
ヴィクトリア家政
-
特務捜査班
-
カリュドーンの子