「それじゃ、青衣さん!ショウマ君とたきなをよろしくねぇ」
「ふむ、まぁ良かろう」
新たな協力者という事DAに派遣されている一人である青衣。
彼女について、千束もまた気になる所ではあるが、僅かに話している間でも、彼女の人柄が信頼出来ると判断した千束は、そのまま二人を預ける事にした。
それに関してえ、特に文句を言う事はなく、青衣もまた同意をして、そのまま別れる。
「して、ショウマとたきなであったか。それにしても、まさかショウマに妹がいたとはな」
「・・・ただ、名字が似ていただけですから。私とショウマさんは兄妹ではないので」
「ふむ、そうか。だが、我としては、ショウマに、ぬしのような妹がいたら、救われたと考えているぞ」
「それって、やっぱりショウマさんの事情を知っているんですか?」
「まぁな、聞くか?」
その言葉に関して、たきなは少し迷った。
どちらにしても、彼女の本来の目的である司令である楠が会議から帰ってくるまで、まだ時間はある。
ならば。
「お願いします」
「ふむ、では茶でも飲みながら、話すとしようか」
そうして、青衣は歩き始める。
向かったのは、このDAの食堂であり、そこには、既に用意していたのか、お茶が三つあった。
タイミングが良いと考えているたきなに対して、ショウマは、そのままお茶を飲む。
「ふぅ、なんだか暖かくて、落ち着く」
「そうか、それを聞けて、少し嬉しくは思うぞ」
笑みを浮かべ、そのまま青衣もまた、お茶を飲み始める。
「それで、その」
「まぁ待て、物事には順序がある。まずはお主に問う。ぬし達が戦っているストマック社とは、そもそもなんだ?」
「・・・人間を闇菓子にするグラニュートの組織。それぐらいしか」
「そうじゃ、そして、そのストマック社の先代社長には、6人の子供がいる。長男のランゴ、長女のグロッタ、次男のニエルブ、双子の次女のシータ、三男のジープ。
「5人じゃないんですか」
「そうじゃ、6人目に関しては、それこそ、かなりのトップシークレット扱いじゃった。なんだって、ストマック社でありながら、人間との間に設けた子供。それこそがショウマじゃ」
「っ」
それには、たきなは驚きを隠せなかった。
これまで戦ってきた敵の組織のボスの子供。
それが目の前にいるショウマである事を。
「なら、なぜ彼は」
「人間とのハーフ故に兄達からは見下されておるんじゃ。それこそ、同じ親を持つ者とは思えないようにな。それらの情報は、我らの調査員の一人が、潜入した際に知ったからのぅ」
「・・・」
それを聞いて、たきなは、どうすれば良いのか分からなかった。
「故に、我としても、不愉快ではあったな。こちらでも差別するような目にはの」
そう、青衣は、こちらを先程から遠くから見ていたリコリス達を見る。
「いやぁ、結構、バレてしまうんですね」
そう、青衣の言葉に合わせるように、そのまま近づく。
「どもーっす、乙女サクラっす」
そう、彼女達に挨拶してきたリコリス、サクラが挨拶をしてくる。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子