それは、今朝の事だった。
「チケット?」
ショウマは、明久から、とあるチケットを貰っていた。
チケットは、遊園地の如月グランドパークのチケットだった。
「これ、どうしたの?」
「いやぁ、とある出来事で手に入れたのは良かったんだけど、その日に用事があってね。僕は使えないから、ショウマに良かったらと思ってね」
「そうなの?てっきり明久の事だから、転売するのかと思ったけど」
「それも考えたけど、日頃のお礼を兼ねてさ」
「そうなのか」
明久のその言葉を聞きながら、一瞬悩むが。
「それだったら、今日、千束と一緒に行くよ!」
「うんっ、ぜひ来てね」
そうしながら、ショウマはその場を去って行った。
その際に、明久は、笑みを浮かべた。
「計画通り」
そのような一言が何の意味を持つのか、その時に聞いていなかったショウマは知らなかった。
だが、すぐに家に帰ってきたショウマは、そのまま千束を誘う。
「千束!今日は確か、暇だよねぇ!」
「えぇ、まぁ暇だけど、どうしたのショウマ君?」
「さっき、明久からなんか遊園地のチケットを貰った」
「吉井君が?遊園地のチケットを?」
その一言を聞いて、千束は思わず首を傾げる。
「彼だったら、転売とかしそうだけど」
「俺も思ったけど、日頃のお礼だって」
「そうなの?」
千束も、思わず明久の事を疑った。
それと共に、千束は、チケットにある記載に目を見る。
「特別企画のウェディング体験?」
「んっ、ウェディングって、一体どういう意味?」
「えっ、ショウマ君、ウェディングって、知らない?」
「うん」
ショウマは、その事を知らずに、思わず頷く。
それを聞くと共に千束は、僅かだが、納得する。
「そうだね、あえて言えば、好きな人と一緒に行うイベントという感じかなぁ?」
「一緒に?」
「あぁ、けど」
そう、千束はどうするか一瞬、迷う。
だが、それも一瞬だった。
「まぁ、体験だけだからね、せっかくだから行ってみようか!」
「そうか、あっ、そう言えば、千束?」
「どうしたの?」
「ウェディングって、何かお菓子があるの?」
「あぁ、ウェディング。ウェディングと言えば、ウェディングケーキかな」
「ウェディングケーキ!」
その言葉に、ショウマは衝撃が走る。
「そっそれって、凄いの!」
「凄いよ!なんだって、かなりの大きさのケーキで、来てくれた人、皆に食べて貰う為に造られているから、とっても大きいの!」
「とっても大きい!」
それと共に、ショウマは、そのウェディングケーキがどのような物か、気になりだした。
「まぁ、そういう目的だったら、良いよね」
そう、千束は、笑みを浮かべながら、呟いた。
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子