ウェディング体験と書かれたチケットを持って、ショウマ達は如月グランドパークへと辿り着いた。
「おぉ、ここが如月グランドパークか!そう言えば、こうして遊園地に来るの初めてかも!」
「えぇ、そうなの?そう言えば、そうだった」
遊園地に辿り着いたショウマは周りの風景を見た一言と共に呟いた。
それに対して、千束は首を傾げるも、すぐに納得した。
「とにかく、入ってあっ」
すると、千束は気づいたように目を向ける。
そこには腕を組んでいる雄二と、Aクラス代表の霧島翔子がいた。
「おはよう二人共!二人も遊園地に来たの!」
「おはよう、確か千束とショウマだっけ?」
「うん、二人は、なんでここに?」
その様子を見て、ショウマは首を傾げる。
それに対して、雄二は、必死にショウマにSOSの信号を送っている。
だが。
「今日はデートで来たの、せっかくチケットを貰ったから」
「チケットって、これの事?」
そう、千束が取り出すと、霧島もまた頷く。
「そう、貴方達も」
「そうなの、ショウマ君がウェディング体験に興味があってね」
「お前、マジか!」
その言葉を聞いて、雄二は信じられないようにショウマを見つめた。
「うん!ウェディングケーキって、とっても大きいって聞いたから、食べてみたくて!」
「お菓子目的かよ!」
「・・・実は私もそれが目的だったりして」
「おい、何を」
その瞬間、雄二の脳裏に電流が走る。
(ウェディング体験というのは、おそらくは結婚式の予行練習。それが同時に二人を行うのは、難しい可能性がある。つまりはこの場において最も興味のあるこいつらにウェディング体験を押しつければ、俺はこの結婚式から抜け出す事が出来る!俺はこの場から脱出出来る。こいつらはウェディング体験を楽しめる!誰も不幸にならない方程式だ!!)
「あれ、明久に、秀吉?なんでここに?」
「えっっと、雄二の奴は何やら馬鹿な事を考えているな、よし。いやぁ実はバイトでここに来ていたんだ。それもあって、チケットを渡せなかったんだ」
「ショウマ、良かったら、雄二達と一緒に回ってみないか?ウェディング体験は一応は二組同時に行えるからのぅ」
「そうなんだ?けど、ウェディング体験って具体的にはどうするの?」
「それはスタッフが案内するから」
「・・・楽しみ」
雄二が電流を走り、身代わり計画を行っている間。
明久達は、そのまま案内を始めた。
(馬鹿め馬鹿雄二が。お前がこの場から逃げだそうなど、簡単に思いつくわ!ならば、絶対に逃げられないようにする為に、一緒にウェディング体験を行うという事にしてショウマ君がいれば、簡単に逃げ出せない。まさしくショウマ君は貴様にとってのハンターなのさ。大人しく、ウェディング体験をエンジョイしろぉ)
「何やら、馬鹿な事を考えてそうだなぁ、この二人」
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子