「それでは、まずは記念撮影を行いましょうか」
「記念撮影」
その言葉を聞いて、ショウマは疑問に思い首を傾げた。
ショウマにとって、写真での撮影は基本的に、千束が自撮りを行う際に一緒に撮る事が多い。
故に、今から行おうとしている撮影が、一体どのような物なのか。
疑問に思い、首を傾げる。
「そうだねぇ、カップルだから、こういう感じにね」
それと共に千束はそのままショウマの腕を組んで、そのままピースをした。
そのまま、写真を撮ると、まさしくそこにはカップルの写真が写っていた。
「おぉ、これが」
「・・・」
そう、そこに書かれていた文字。
それを見ると、ショウマは、突然、三角座りをし始めた。
「えっ、何が起きたの、ショウマ君!」
「しまった!ショウマ君にとって、この単語は禁句だった!」
それと共に千束は、写真にある『私達、結婚します。』という単語。
「えっ、なんでこの単語に?」
「ショウマ君のお母さんはとある事情で攫われて、その先にいる男と無理矢理結婚された経緯があって、結婚という言葉に対して、かなり反応してしまうんだ」
「なんだか思った以上に複雑な過去が明らかになったぁ!?」
その千束の言葉に対して、明久は思わず叫んでしまった。
「だっ大丈夫ですよ!お客様だったら、きっと素敵な家族になれますから!それに生まれる家族のご兄弟も仲が良いはず」
「ずぅん」
その言葉を聞くと共に、そのままショウマはさらに落ち込んでしまった。
「なっなんでじゃぁ!」
「しまったぁ!ショウマ君にとって、妹のたきな以外の兄と姉から酷い仕打ちを受けたんだ。まさしくDVに近かったんだ。最近まではそこに家に住んでいたんだ!」
「ショウマ君のトラウマが次々と発覚して、凄く気まずい!どうするの、これ!」
それと共に、頭を抱えてしまった。
「・・・こうなったら、スタッフ!スタッフ!とりあえず、美味しそうなお菓子をバンバン持って来て!それを食べれば、ショウマ君はきっと回復するから!」
「任せて!さすがにこのままじゃ、せっかくの結婚式が台無しになるから!」
「それでしたら、私、丁度良く、お菓子を持っていますよ!」
「おぉ、本当に」
そう、狐のフィーの着ぐるみを着たスタッフが、その手に持つお菓子を持ってきた。
だが、その瞬間、全員が戦慄した。
((((これを食ったら、絶対に死ぬ!))))
「あぁっ! 写真撮影してる! ねぇねぇ、アタシら皆も撮ってもらおーよ!」
「おぉ、それは名案だな! てことでおい、そこの係員。俺達も写ってやんよ」
「すいません。こちらは特別企画ですので、一般のお客様は‥‥‥」
「あぁっ!? いいじゃねーか!俺達もオキャクサマだぞコルァ!」
「キャー、リュータ、かっこいーっ!」
そう、チンピラのカップルが、スタッフを困らせていた。
刹那。
ムッツリーニが、瞬時にフィーの頭を回転させる事によって、その視界を封じる。
同時に吉井が、フィーの持っていたお菓子を手に取り。
「おぉっと、急な突風がぁ!!」
そのまま、ショウマの元へと投げる。
それに合わせるように、ショウマもまた、吉井から受け取った菓子を、そのままチンピラのカップルに向けて投げる。
「「んぐっ、がぁぁ!!!」」
同時に、それを食べたチンピラのカップルは、そのまま倒れた。
「あぁ、スタッフさん大変だぁ、お客さんが急に倒れてしまった」
「これは大変だぁ、すぐに運ばないと」
それと共に、すぐにチンピラのカップルをその場から姿を消させた。
「こちら、良かったら」
「これは?」
そのまま、渡されたのは、見た事のないケーキだった。
「ブシュエルでございます。自慢の一品ですので、良かったら」
ゼンゼロから出る陣営は
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邪兎屋
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白祇重工
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ヴィクトリア家政
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特務捜査班
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カリュドーンの子