実験部隊異世界飛行機録。 作:Su-30SM Mister-X
別途の上で天寿を全うしたミハイは何故か青年の身体を持って別の世界で目を覚ます。その世界ではどうやらISなる兵器があって………
なんやかんや調べたらこの兵器女性しか使えなかった…はずなのに突如としてISが使える男の出現。これなら自分もいけるかもしれないとやったらまさかの起動に成功して無事IS学園送りに。
あらすじ終わり
O月D日 雷雨
学年別トーナメント当日。ラファール・リヴァイヴをミサイル主軸の後付装備に換装しておいた。ついでにバスロットに例の物を入れておいた。機体の準備は済ませておいた。
「貴様のISは第2世代量産型か。話にならないだろうな。」
「機体差で勝てると思ったら大間違いだ。特に、勝敗を決めるのはパイロットだ。」
空中で静止したまま相手を見下ろす。
「来ないのかね?」
「お前こそ先手を譲ってやろう。」
「その必要は無い。」
「何?」
ブーストと一緒に飛ばしたミサイルのシーカーが今敵機を捉えて終末誘導を開始する。
「ミサイル!?いつの間に」
「よそ見は死に直結するぞ。特に空中では。」
撃ったミサイルは撃墜したが敵機の接近を許したのは非常によろしくない。
「甘い。接近を許すなと教官には教えられなかったのか?」
55口径のアサルトライフルでの銃撃を受けてよろけている。
「機体も兵装も私の身体だ。君はどうかね?その機体で飛んでいる航空機に当てられる程腕に自信はあるのか。」
「最も、私は戦闘機でしかやった事が無いのだがね。」
軽口を叩く間に手榴弾を投げつける。
「くっ…何なんだお前は!?」
手榴弾の直撃は避けられたが爆炎が大きく出来た。
「くそっ…停止結界が役に立たない!!」
「シールドエネルギーはまだ尽きないのか。」
ミサイルだけで完封できる。回避行動を取ってもミサイルの誘導を振り切れ無い。あんな速度で動いているのだ。余程シーカーが無能でも無いのならば尚更だ。
「四方八方からのミサイルの避け方を知らないのか?」
「クソっ…私は…こんな所で…」
ミサイルがどんどん命中してシールドエネルギーが急激に下がっていく。
「こんな所で…負けられんのだァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙!!」
勝利は誰もが私の手の握られていると思われていた。実際その通り、私が戦いの主導権を握っていた。
だが敵機が突然思わぬ行動を始めたのだ。
言葉にならない様な悲鳴を上げて機体が変異しだした。
機体がドロドロに溶けてパイロットを取り込んで粘土の様に形作られていく。一瞬だけパイロットの顔が見えた。あれはまるで…
「教師、織斑先生に聞こう。」
「何だ?」
ISのオープンチャットで織斑教師と接触を取る。
「搭乗者を無理やりイジェクトさせる事は出来るか?」
「無理だ。ISはそんな戦闘機の様な機能は無い。」
「それだけで十分だ。」
後付装備を切り替えて近接仕様にする。
「まずはその邪魔な腕を破壊してしまおう。」
振りかぶって来た刀を銃で弾き、腕に至近距離でスラグ弾を発射する。
腕は取れた。
「これで隙は出来た。」
銃を捨て近接武器を取る。
「ナイフか。初めて手に取ったが変に長い武器よりも使いやすいな。」
イグニッション…なんだったかを使い急接近する。
「いつまでその殻に閉じこもる気かね?少女よ。」
腹部を縦に裂いてラウラ・ボーデヴィッヒを直接ISから降ろす。
「………お前はなぜここまで強いのだ…」
「私は確かに強い。天空の王と呼ばれるほどに実力はある。だがそんな事、私にとってはどうでも良い事だ。大事でも何でも無い。」
「お前にとって…大事なものはなんなのだ…」
「私は、空を飛ぶのがこの上なく好きなのだ。自由に飛べる翼が私にとっては大事なものだ。君には何か無いのかね?」
「私には……………………」
「何も無い、そう思っているのならば私が何か作ろうではないか。」
「私に?」
「そうだな。一緒に空を飛ぶのはどうだ?」
「一人の搭乗員として、空の民として向かい入れようじゃないか。」
そこで再び少女は意識を失った。
「こちらSol…いやミハイ。状況終了を宣言する。救護班を回してくれ。私も疲労している。ラウラ・ボーデヴィッヒに外傷は無いが、念の為救護班に見させる。」
救護班が到着し、担架で保健室に搬送された。
「トラブル発生の為、トーナメントを中止とする。」
トラブルでトーナメントは中止になった。
「さて、私もピットに戻るとしようか。」
ピットに戻って機体を固定する。
そこで事件は起こった、いや…これは私だから起きた事件か。
「ぅ゙っ……」
機体から降りた時だった。
「………腰を痛めた。湿布を……誰か…持ってきてくれ…」
この体、こういう所でだけ妙に老人の身体になるのだ。不便で不便で仕方が無い。
「ほら湿布持ってきたよ!」
「………済まない、手が届かないのだ、貼ってくれ。」
「おじいちゃん…」
これだけはこの体を産んだ親に文句を言いたくなる…
最も、その親と連絡一つ取れないのだが…
「……保健室行きは避けられなかったか…」
そうして杖を片手に私は保健室に向かった。ロキソニンSがいる…
「……ミハイか…」
「体調はどうだね?外傷は無かったが内傷無いかは分からないのでな。」
「私は大丈夫だ…」
「そうか。それは何より…………済まない…このロキソニンSを腰に塗ってくれないか…」
「え?わかったが…」
「助かる…この体はどうにもISと航空機とは中途半端な適性でな…高Gにも低酸素状態でも耐えられるのだが降りて直ぐ腰やら肩が駄目になる…」
「お前も苦労しているのだな…」
「そうだな…………それで、君の心に大切なモノはあるか?」
「私は…」
「無いのならば丁度いい。」
「そうだな。一緒に空を飛ぶのはどうだ?」
「空を?」
「一人の搭乗員として、天界の民として向かい入れようじゃないか。」
「何も無くても良い。時間をかけて埋めて行けばいいのだ。私の様に偏る事の無いようにな。」
「……フフッ…そうか時間をかけてでも良いんだ…」
「ああそぅ゙っ………」
「ミハイ!?」
「ロキソニンSが効かんか…だがまだここにはEXがある…」
「悪いがもう一度頼む…」
天空の王がこれでは示しがつかない…とも思ったがあの頃も腰痛の原因と筋肉痛が天敵だったな…
「大丈夫か?」
「試合に勝って体との勝負に負けるか…」
「入るぞ。」
「教官?」
「なんだミハイそこにいたのか?」
「ああ…筋肉痛と腰を痛めてな。」
「歳を取った老人か?お前は?」
「歳は取りたくないものだ…」
「全く…まあいい。それでラウラ。お前のISにVTシステムが内蔵されていた事が発覚した。」
「ValkyrieTraceシステム…」
「本来使用も製造も禁止なのだが…そんな物がお前のISに組み込まれていた。」
「条約違反とは、ドイツは戦争をしているわけでも無いだろうに。」
「全くだ。」
「一人の女の子に持たせて良いものでは無いな。」
「だそうだぞ?」
「むっ…済まない何か気に障る様な事でも言ったか?」
「そういうわけでは…」
「こいつも家の弟といい勝負だな…」
「勝負になるか?」
「ああ。いい勝負だ。互角と言った所だな。」
「あ、そうだ。お前の専用機の件だが、明日届くそうだ。」
「なるほど、明日か。」
「ああそうだ。…そろそろ私は職務に戻る。」
そう言って居村教師は保健室から出ていった。
私やミハイの様にはなれないぞ、という言葉を残して。
「…少しの間隣で寝ていいかね、眠くなってきた。」
「もう夕方か……寝るの早いな?」
疲れと睡魔が強くて本人確認を取るのを忘れてしまった。
いかんいかん……………ぐぅ
はいどうも作者です。え?何ミハイじゃないって?これは紛れもないミハイです。だって馬鹿みたいに強いんだから。コメント荒れそうだからこれ以上は辞めておこう……あ、でもコメントはくださいね。ほんとに励みになるんだから…ここまで読んでくれてありがとうございました。
次回もまた読んでね〜