実験部隊異世界飛行機録。   作:Su-30SM Mister-X

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最新鋭の欠陥鳥

視界はISの時も戦闘機のHUDが表示されている。慣れた視界だ。

 

「現在高度3万2000ft。いつでも初めていいぞ。」

 

「了解。作戦開始だ。」

 

垂直に降下しGUNとミサイルを発射する。

 

「まずは軽いマニューバから行こうか。」

 

「これは着いてこれるかね?」

 

ECMを起動しジャミングを張る。

 

「敵機をロックした。FOX3。」

 

R-77Mのシーカーが敵機をロックオンし誘導を開始する。教えてやろう。

 

「この速度でこの高度ならマッハ4で【突っ込んでくる】」

 

シーカーがマッハ4.4でクラリッサ機にぶつかる進路を取る。

 

「クラリッサ!直上!!」

「急旋回!!」

 

クラリッサ機が回避機動を取った。35Gの機動性を持つミサイルを避けれるか?マッハ4の速度から逃げる気か?

 

「その避け方では無理だ。撃ち落とす方が尚更現実的だ。」

 

やはり逃げ切れず命中しクラリッサ機のシールドエネルギーが大幅に低下する。

高Gターンで隙間を掻い潜って地面スレスレで機首を上げる。

 

「FOX3」

 

「またミサイル!?あの状態から!?」

 

まだまだ私は飛び続けられるぞ。

 

「敵機に後ろに着かれた。振り切る。」

「何だあの無茶苦茶な軌道は!?」

 

テールスライドで後ろに引っ付いた。

 

「敵機をロックオン。FOX1」

 

R-27ET二発がラウラ機に誘導され直撃機動を取る。

 

「機銃でも狙って来るのか!ぐっ…やはりミハイは強い…」

 

R-27ET2発に機銃が数発当たってラウラのISはエネルギー切れになって落ちていった。

 

「隊長!!」

 

「よそ見は感心しない。」

 

「しま

 

クラリッサ機は空中で撃墜された。

 

「これで私の実力はわかったかね。」

 

ISを解除し再び地に足をつける。

 

「ふむ…この機体の欠点は絶望的な燃費だな。飛べて15分とはな…」

 

「墜とすのに5分しか掛かってないのだぞ…十分だと思うんだが…」

 

「いや、増槽を積めば40分まで伸びる。ステルス性は失われてしまうがな。」

 

「ミハイにステルスとかいるのか?」

 

「あるに越したことは無い。」

 

それにいつ頃また私の邪魔をする輩が出てくるか分からない。

 

「ミハイ?」

 

「…すまない。少し考え事をしていた。」

「考え事?」

 

「ああ。また女性の権利だのなんだの喚く輩に使えるかと思ってな。」

 

「ISが出来てからこの世界は女尊男卑の世界に変わっているからか異分子である私を無理矢理研究施設に収容しようとしてくる輩がいるのだ。」

 

「この前は飛行場まで来て無理矢理機体から降ろされそうになったからな。」

 

「アフターバーナー全開で吹き飛ばした。」

「それ死んでないか!?」

 

「奴らが死のうがどうでもいい事だ。私の空への道を邪魔するのならば当然の報いだ。まぁ死んではいなかったがな。」

 

「さて…そんな事はさておき、まずはミサイルの避け方を教えよう。」

 

「まずはミサイルの特性を理解する必要がある。」

 

私は自機のデータを引き出し、モニターへと映す。

 

 

「まず私のミサイルの撃ち方は本来ならばあまり良くはないとされるショットだ。」

 

「低速度、低高度から撃ったミサイルは直ぐに速度を失いかなり質の悪いショットになる。敵機が近ければ話は別だが…」

 

「逆に、高高度高速で発射されたミサイルは速度をかなり維持したまま敵機に向かって行くため質の良いショットになる。」

 

「まぁ地形次第では簡単に避けられるのだが…」

 

「ミサイルは自機が高速の方が避けやすい。私の体験だ。当てになるかどうかは人次第だがね。」

 

では実際に試験させる。

 

「ミサイルは自機よりもよく曲がる事を覚えておきなさい。壊すも良いが避けるが一番良い。」

 

「では初め…」

 

唐突にミハイの携帯が鳴り始めた。

 

「私だ。何の用かな。」

「…別に構わないが…何、すぐそこまで来ている?」

 

空から音がして突然警報が鳴り響いた。空襲警報か。

 

「飛べるものは今すぐ迎撃体制に入れ。私の機体ではあと一分も飛べないが私もすぐ上がる。」

 

「ミハイは一体何で…まさか…無茶だ!」

 

「私はミハイ・ア・シラージだ。空の上で落とせるのは一人しか知らない。」

 

機体はある。ミサイルもISから拝借すれば良い。

 

「およそ15年ぶりの実践だ。心が踊るな。」

 

「ミハイ…ええい!私も乗る!」

「WSOはやった事あるか?」

「訓練は受けた。」

 

「そうか。では飛ぶぞ。スクランブルだ。」

 

電源を入れエンジンに火を入れる。

 

 

「右エンジン回転数問題無し、左エンジン始動。」

 

着々と準備を進める。

 

「計器設定は終わったか。IFFはリンクさせてある。キャノピーを閉める。頭上に注意。」

 

「了解。」

 

「BINGOの設定は?」

 

「不要だ。真下が基地なんだ。直ぐに降りれる。」

 

マスターアームをARMにする。感度良好。

 

「管制塔、こちらSol1離陸許可を申請。」

 

「管制塔、滑走路01での離陸を許可。」

 

滑走路へタキシングする。

 

「では始めようか。」

 

アフターバーナーを点火し速度を上げる。

 

離陸し一気に機首を上げる。

 

「やっぱりとんでも無くGを掛ける飛び方だな…」

 

「失神しない様に気を付けた方が良い。」

 

「だろうな。Bogey…いやBandit! 2Group BRA 045 43000ft!31nm!」

 

「Sol1 GOgate。FOX3。」

 

R-77を2発TWSモードで発射する。

 

「一気に近づくぞ。」

 

ミサイルの自立誘導ができる距離までは誘導した。

 

「格闘戦になる。Gリミッターを外す。気を失わないように頑張りたまえ。」

 

敵機を目視で捕らえた。

 

「Sol1 GUNS GUNS GUNS」

 

機銃で攻撃する。30ミリだ。食らったらいくらISでも無傷ではいられない。

数発が命中。シールドエネルギーが確実に減ったのは間違いない。

 

「ぐっ…」

 

後ろからマニューバで苦しむ声が聞こえる。

 

「大丈夫かね?」

 

「これくらい…どうってことない。」

 

「そうか。」

 

減速し、操縦桿を握りしめ思いっきり引っ張る。

 

「背後を取る。」

 

追ってきた敵機を減速戦で前に押し出す。

 

「Sol1 FOX2。」

 

R-73が敵機に向かって突っ込んでいく。

 

「スプラッシュ1。」

「戦闘機でISを落とした…」

 

私にとってはあまり違いはないのだが…

 

「ScreenClear。敵機なし。」

 

「了解。」

 

燃料も無い。降りよう。

管制塔から滑走路へ誘導される。

 

「Fraps check」

「Geardown Lightcheck」

 

丁寧に機体を降ろし、地面をタキシングする。

 

エンジンを切り、キャノピーを開けてから電源を落とす。

 

「それにしても…一体どんな生活をしていたらこんな化物になるんだ…」

 

「ただ空で生きたい。そのために生活していたらこうなっていただけだ。」

 

 




投稿遅れてごめんよ。EMLだけは勘弁してください!!
次は早く投稿できるように頑張ります…

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