それでは本編どうぞ。
「「弾幕ごっこ」」
(死んだ)
「じゃあ先ず、空を飛べるようになりましょう」
そう言って霊夢は無造作に、魔理沙は箒に跨って宙に浮いた。
「取り敢えず、何かが飛ぶイメージをしてみたら?」
飛ぶ・・・弾幕ごっこには必要不可欠な能力だ。霊夢は能力で、魔理沙は魔力を使って飛んでいる。普通とはかけ離れた姿は、自由を体で表している様に思えた。
(・・・足でジャンプするイメージでやってみるか)
霊力を足の裏の溜めながら、階段を駆け上がる様に足を動かした。イメージはONE PIECEに出てくる六式の【月歩】、しかし身体能力が上がっているのを忘れていた為、予想以上に高く跳んでしまった。
「⁉︎・・・危なっ・・・!」
「まあ、予想と違うけど良いんじゃない?」
「安定出来れば大丈夫だと思うぜ」
・・・さすがプロ、慣れている。いつもはもっと高い所で、しかも闘っていると思うと彼女らの実力を感じる。
「じゃあ次弾幕ね。私と魔理沙が模擬戦するから、見ときなさいよ」
「おう!腕が鳴るぜ。今回は勝ってやるからな!」
「ハイハイ、精々頑張りなさい」
明らかな挑発は、逆に魔理沙を燃え上がらせているようだ。
「スペルカードとボムは3回まで、一発でも当たったりスペルカードが終わったりしたら交代、これで良いわね?」
「おう!望むところだぜ!応援宜しくな?」
「お、おう」
「何よ魔理沙ばっかりズルイわね、私も応援しなさい」
どんな対抗意識だよ
「んじゃあ裕貴、合図を」
「ああ」
(俺が始めるのかよ、まあいいか)
「よ〜い、ドン!」
(在り来たりだな)
戦いの火蓋は切って落とされた。先ず魔理沙が弾幕を放つ。
「魔符【ミルキーウェイ】!」
星を模した色鮮やかな弾幕が空を染め上げる。霊夢は難なく避けていく。まるでどこに飛んで来るか分かっているようだ」
「まだまだ甘いわね、魔理沙は!」
そうしているうちに魔理沙の【ミルキーウェイ】が終わってしまった。
「うーん、あともう少しなんだけどな〜」
どうやら魔理沙は戦いながらも学習しているようだ。改めて弾幕がいかに難しいかを実感させられる。
「んじゃ、次私ね。夢符【封魔陣】!」
赤い符が広範囲にわたり放たれ、陣を形作る。どうやら赤い符自体は動きを封じるためにあり、霊夢から放たれる霊弾で攻撃するようだ。
(なるほど、これなら魔理沙持ち前のスピードを封じる事が出来る)
「くっそ〜使うか!恋符【マスタースパーク】!」
魔理沙は苦悶の表情をしながら、とんがり帽子の中から何かを取り出す。手持ちサイズで八角形に見えるそれは、魔理沙が技の名を呼ぶとともに、極太の魔力の奔流が撃ち出された。
「恋符【マスタースパーク】!」
その魔力の奔流は、霊夢の弾幕を掻き消しながら直線に進んできている。
(・・・オイ、アレこっちに向かって来てないか?)
「え⁉︎ちょ、裕貴!避けなさい!」
直ぐそこに迫ってきた魔力の奔流は、神社に直撃すれば大穴どころでは済まない威力だ。
(・・・そうだ!俺には霊力と【断ち切る程度の能力】があるじゃないか!今こそ使うべき時!)
そう言って裕貴は居合いの構えをした。足に霊力を込め、空中に留まるようにする。そして、刀に最大限の霊力を込める。
「裕貴!何やってんの!早く避けなさい!」
霊夢の声が頭に響く。しかし今は聞いている暇は無い、このままでは当たるのだ。そうして裕貴は必殺の名を呼んだ。
「斬符【裂空斬】!」
溜められた霊力を一気に解放する。魔理沙の【マスタースパーク】と裕貴の【裂空斬】がぶつかり、魔力と霊力の相容れない性質が反作用を起こす。
「「・・・!」」
霊夢と魔理沙が驚愕の表情を露わにする。それもそのはず、自分自身すらもこんなに霊力が出るとは思っていなかったのだ。
「・・・うらぁ‼︎‼︎‼︎」
気合いとともに抜刀しきり、斬撃は魔理沙の【マスタースパーク】を掻き消した。
「「・・・」」
二人は唖然とした顔をこちらに向けてくる。
(・・・何だこの空気は、俺は何も悪い事してないぞ)
「・・・ぷっ」
霊夢が可愛らしく吹き出した
「あっはははははは!」
それにつられて魔理沙も吹き出す
「何今の、弾幕じゃないわよ!あはははは!」
「それを言うなら魔理沙の【マスタースパーク】もなんだが・・・」
「だったら今のはボムに使うといいぜ。私の【マスタースパーク】を掻き消したんだ、結構使えると思うぞ」
霊夢の言ったことは事実である。単純に言うとただ霊力の塊をぶつけただけなのだ。
「私の神社を守ろうとしてくれたの?ありがと」
「・・・ッ!・・・と、当然のことをしただけだ、礼はいらない。それに、俺も住むのだからいきなり壊されては困る」
霊夢が向けた満面の笑みに、不覚にもドキリとしたことは否定しない。仕方のないことなのだ。何故なら、霊夢も魔理沙も美少女過ぎるのだ、俺は悪くない。
「それはそうと・・・魔理沙、あんたよくもウチの神社壊そうとしてくれたわね・・・?」
「えっ⁉︎・・・えっと・・・それは・・・ゴ、ゴメンだぜ・・・」
「私にじゃなくて、裕貴に謝りなさい!」
・・・こうして見ていると、本当に仲が良く見える。普段はそんな素振りは見せないが、事が起きれば助け合う、正に親友の鏡だな。
「・・・その・・・ゆ、裕貴・・・」
「・・・別に気にしなくていい、でも次からは周りをよく見ろよ」
そう言って帽子の上から頭を撫でる、こうすれば女の子は喜ぶと聞いたが・・・?
(って何をやっているんだ俺は!俺にやられても嬉しい訳がないだろ!ああもう止めときゃよかった・・・でももう遅い、もう手遅れだ・・・)
「・・あ、ありがとなんだぜ・・・///」
(・・・あ、頭撫でられてる・・・恥ずかしくて死にそうだぜ〜)
「・・・目の前でイチャコラすんのやめてくんない?いい加減イライラしてきたんだけど」
「「してない!(してねえ!)」」
「・・・ハァ・・・」
見事に声が重なった事に、霊夢がため息をつく。そんな事をした覚えはないんだが・・・。
「・・・ッ!やばい、嫌なのが来た」
「・・・?嫌なのってなんだ?」
霊夢の言葉に疑問を唱える。
「霊夢の勘は良く当たるんだぜ、まあ大方文だろうけど」
「・・・文?」
(文って確か・・・)
「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!清く正しい射命丸です!取材よろしいですか?」
・・・誰だっけ。
如何でしたか。ダメだ・・・短く纏められない・・・、もっと努力しますね。
次の話では皆んなのアイドルゆかりんが登場します。次回も楽しみにしておいて下さい。
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