蚊も殺せないか弱いTS美少女がファンタジー世界を征服するまで   作:ランタン

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2話

 

んーっと、待てよ?つまり。勇者はと協力して邪神と戦えって事?

 

《別に協力しろとまでは言ってませんよ?邪魔なら消す事もやぶさかではありませんね!》

 

「はぁ!?何言ってんの?」

 

《あ、あまり大きな声を出さない方が良いですよ?変な人に見られますから》

 

人殺せって言われて平然と「ああ、分かった」って答える方がおかしいだろ。こっちは歴戦の殺し屋じゃなくて、ただの社畜だぞ?異世界で美少女になった事を飲み込むのも必死だったのに、さらに盛られても困る。

 

《まぁまぁ、落ち着いて下さいよ。今すぐに殺れって話でも無いんですから。今回は、今後の方針について話に来たんです》

 

そう言うと少しばかり静かになったと思ったら脳内に映像が映った。

 

《今ご覧の通りですね。世界は魔王軍が悪だと思っていて、勇者が正義だと思われています。それが世界の常識です》

 

まぁ、固定概念みたいな物だな。俺も実際そうだと思ってたし。

 

《まぁ、それは間違って無いので置いときます。世界は征服しますし。大事なのは先程の勇者達、または人間の王国軍とかと協力する事です。これは、結構複雑なんですよね》

 

?良い事なんじゃないのか?仲間が増えて効率が良くなって。

 

《仲間が増えれば、気が合う合わないでトラブルが多くなります。つまらないトラブルに巻き込まれて貴女が死んだら大変な事になりますよ》

 

そんな簡単に俺死ぬの?

 

《死にますよ、なので出来る限り少数精鋭が良いので勇者パーティーと手を組みましょう》

 

成程、手を組む?仲間になるんじゃなくて?

 

《ええ、手を組むんです。まぁ、私の言った通りやって下さい。やれば、褒めますし、やらなければ怒ります》

 

《それじゃ、時間なのでまた後で!》

 

えっちょ?マジで?

 

 


 

やっはり、数が少なくて頼りになりそうな仲間を作る為には四天王の協力が無きゃ無理そうだ。あんな態度でもそれ相応の実力があるだろうし。

 

でも、どうやって仲間にするかだよなぁ。そこに関しては聞かなかったし、俺が適当にやれって事か。うーん……。

 

もう一度、四天王に会ってみようか。それから四天王の関係者にも当たってみよう。

 

仲間にするには己の実力を示すのが分かりやすい筈。四天王に勝てば、きっと言う事を聞く。……かなぁ?聞くと良いけど。ダメだったら他の作戦を考えよう。

 

 


 

 

「やぁ!四天王最強のドクリーズ・バローズで会ってるか?」

 

『自称魔王のクソガキが何の用だ?言っておくが、お前の下に付くつもりは無いし、この態度も変える気はねえぞ』

 

「ふっ、構わんぞ。別に、我はそんな事でちーっとも気にしない。色々足せば心広い大人だからな。まぁ、そんな事はどうでも良い。三日後我と戦え!それだけだ」

 

『はぁ?おいおい待てよ。俺を誰だか分かってんのかぁ?四天王最強だぞ?魔王軍の中で一番強いのが俺だ。その俺に勝つって?』

 

顔を近づけ、凄んでくるが何も思わない。精神を抉られる先方との心理戦に比べたらこんな物何でも無い。

 

「あぁ、そうだ。それとも、こんなガキ相手に負けるのは怖いからと尻尾振って逃げるか?別に追いはしないが、魔王軍全体に晒させて貰うぞ?」

 

『はぁ、面倒臭え。やってやるよ!』

 

よし、コレでOK。後は弱点探しか。丸裸にしないと、俺に勝ち目は無い。どうしようかな。

 

たぎった様子のドクリーズを放置しながら、俺は来る日の為に情報を集める事にした。

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