機動戦士ガンダム AWAY TO THE DESTINY 作:くまたいよう
スパロボで言えば、DDみたいなノリは結構好きな私。
ミーアとセイラが合流したが、ワケありなようなのでブライト達の大人が事情を聞く事になっていた。
ミーアとは面識があるが、不安定以前に自分に興味を持たないで邪険に扱われていたのだとしながらシンはディオキアのコンサートにカミーユ達を案内して共に赴いた日を思い出した。
ミネルバクルーから本来の仲間達より異邦人を優先させていると疑惑から揶揄が出ていたとは知る術は無かったが。
ー――――――。
「はあ、派手なコンサートよねえ」
「俺も人の事は言えないけど、ルーには合わなかったか?」
「いや、あんたがこういう案内したのは進歩よ進歩!」
そう言って、話をはぐらかせたルーは退散を促した。周りを見るとカミーユにフォウにカトルにセツコ迄が青ざめているような悲しそうな顔色に近くなっていたので退散をして離れた場の町外れの喫茶店に入って水を飲み干した後にフォウが口を開く。
「ねえ、シン・・・・あの人の声をどう思う、私の事は話したよね」
戦災孤児となり、NT研と言われる場に入れられてモルモットとされていた境遇は確かに聞いたが、後の流れが恐ろしいものと予測した時に話が続いた。
「あのラクスって人の歌を聞いていた人なんだけど、かなりの割合が【歌じゃなくて声】に引き寄せられていた。サイコミュとかに取り込まれるのとは違う気配があった」
シンは、その言葉に何かを感じた。アイドル等とは違う何かを・・・・それに、あの声には何処かで聞いたようで違うものがあるとしていた。
「カミーユとカトルはどう?私は何か違和感があるとしか感じない、例えば二人のNTっぽい能力のレベルが最高クラスとしたら、私は中に行くかどうかだからねえ」
「俺は、何て言うか・・・・【響かない】と感じたよ、それに。本心じゃないのにって感じだけどな」
「カミーユさんの言う事は正解だと思いますけど、僕は父がそれなりな家系だからわかりました。【甘い汁に酔っている】と」
「だな、俺も思い出したくないけど両親や、その周りにいたのを思い出したよ【当初の信念ってのを良い立場になって忘れてる人間の有りがちなもの】をさ、あの娘・・・・【本当にラクス・クライン】なのか?」
カミーユの言う事は確信を突いた。真偽はともかく、聞いた通りのラクス象からするとアイドル歌手として喝采を浴びる事で述べたような状態にならないとしたのだ。気まずさの余りに何やら言葉を紡ごうとしあたふたしていたセツコが外を見た時。
「ね、ねえ。あの娘・・・・何か崖近くで躍りの練習でもしてるのかな?」
「あ、あの娘・・・・って、落ちた?マジかよ!」
金髪で何やらふわふわした娘が叫んだ通りになり、大慌てで総出で飛び出したら、本当に落ちていて溺れたところをシンが真っ先に海に飛び込んで助けたのだ。
「死ぬ気か、このバカ!」
「死ぬ・・・・【死ぬ】・・・・いやあああっ!」
突如、狂乱する少女をシンは何かのトラウマを刺激してしまったとして、思い切り抱き締めながら叫んだ。
「ああ、わかった。君は死なない!君は俺が、俺が守るから!」
落ちついてくれたのか、近くの洞窟がある場に【ステラ・ルーシェ】と名乗る少女を連れ込んだが場所が悪過ぎるしでミネルバに救難信号を送ったが?
「あれ、何か推定される時間経ったのに来ないぞ?」
シンの言うように、発してから想定される時間が経つのに来ない、クルーがさぼっていたのかと慌てた。とにかく事態を悟ったカミーユ達が引き上げて軽傷を負ったステラを追い掛けて来た身内なのか家族なのかな者達が引き取って御礼を言って去って行った。自分達もエレカで帰ろうとしたが?
「げっ、少し前にミーティングの召集来てるじゃねえか!」
全員が間が悪すぎだと思っていた。宇宙世紀から来た側はウォン・リーはいないがブライトがいるので修正を覚悟して帰ってミーティングルームに飛び込んだのだが?
「召集して、どれだけ経った?」
アスラン・ザラは怒りと嘆き交じりな声を掛けたが、遅刻組となった者達は呆れた。落ち着きを持ったシンも呆れた側である。タオルで吹いたが、ずぶ濡れになったばかりなシンをステラのように海に落ちたりしたと見てる気配が全然無いからだ。一応は自分達の隊長である男には悪意は感じない、只の節穴なのかとして修正を見舞われてもとした時にハイネ・ヴェステンフルスの仲介でシンにのみ便所掃除3日間、他にはブライトから?
『休暇中の人命救助が起きた際に召集が掛かったとは不幸だったが、その間に何が起きるかわからん。そういう時は連絡係をエレカに誰か残すくらいはしておけ』
そう注意された。ミネルバとペガサスIIIの所属毎の釘刺しにしたから良い流れではないのが明白だ。ミネルバ内の不備にはタリアに任せる事になったが?
「ねえ、あのアスラン隊長って。もしかして節穴じゃなくて、機を見てシンを殴ったりしたいだけじゃない?ウォンさんだって彼処までじゃなかったわ」
ミネルバ内の事はさておき、ジャブロー降下作戦で宇宙世紀の歴史に刻まれるであろう失態をしたが故に荒れていたとされているウォンの方がマシと言い放つルーにペガサスIIIの所属メンバーは同意したし、アスランにはハイネすら呆れていた。前日に飲んだ酒が残っていたからかもとか取り成したが気まずいまま皮肉な事が起きたのだ。
【シンの家族の仇との再会が】
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シンは回想を一旦止めた。あの後に起きた事は後悔の連続でもあるので間を置きたかったのだとして思わず一言漏らした。
「ステラは、元気かなあ?」
「何よ、セツコさんだけじゃなくてステラも狙ってるっての?」
「シン、僕が言うのもおかしいですが・・・・子供におかしく思われるような事は控えて下さい」
「お、お前からそんな事を・・・・」
明かしてはいないが、カトルの生い立ちは正にCE世界には恐ろしく堪えるし皮肉なものなのだ。カミーユとフォウが黙ったままなのは自分達が知った事を告げるべきか否かの時、ブライト達が顔を見せた。
「フォウ、君に任せたい事がある」
「私にですか?」
デッキにある大型戦闘機はセイラが乗って来た機体。只の戦闘機ではないのは最初からわかっていただろうとしてシステムを起動させた。ゼータ以上に複雑に変形をして表れた姿は?
「こいつは・・・・」
ヴァースキは、やはりと思っていた。本来はカミーユを乗せるべきだが、彼には改修予定なゼータがある。ルーとフォウのどちらかに単独でスーパーガンダムを乗せて、空いた片方にコレをとしたら仮にも強化人間として訓練されたフォウがルーよりは適任だろう。
「機体名は【ガンダム・ダブルゼータ】実はゼータ以前から開発されていたのよ、諸事情で当初とかなり違う機体になってるけどね」
セイラから渡されたスペックデータを見た者達は青ざめた。ジェネレーター出力がゼータの3倍以上であるが、目を見張るものがある。
「おい、こりゃ噂のガンダム試作2号機みたいな危険なんをぶっ放すつもりに改修してあるじゃねえか!こんなんに女を【やります】・・・・おい、姉ちゃんよお?」
「私は、これを敵に向けたいワケではありません。私が乗っている事に意味があるんです」
カミーユは、何やらヴァースキの反応に違和感がある。女と言うよりフォウに口が悪いようで甘くなっていると。予定通りなら確かに自分達には適任だったとしてダブルゼータの調整が始められた。
その頃。カミーユやカトル達の意識の範囲外で予期せぬ事態が宇宙で起きていた。
「く、くそ!旧式なのに何だよこれ!」
イザーク・ジュール率いるザフトの一部隊は正体不明な敵部隊の襲撃を受けていた。ザフトと連合の混成部隊なのかジャンク屋のMSなのかわからないが、ジンやダガーを組み合わせたりしたようなカスタム機に射撃がまるで当たらない。しかも機械的な動きで全く怯まないのだとした。
第一派を斬り伏せて、次を索敵した時には狙い済ましたように砲撃仕様の機体が陣を組んで一斉射撃を開始した。
「味方を消耗品のようにするだと、こいつら正気か!?」
言ったような流れと看破したディアッカ・エルスマンも砲撃を好むが、最初にクルーゼ隊に配属された時でも此処まではやらなかったとしたが、本当にそうなのか?と頭に過った。アークエンジェルに合流する以前の自分を払拭するべく機体を駆るが、撃退に成功した時は隊の損耗率が半分に達していた。そして、大破した敵機を回収しようとした時。
「ジュ、ジュール隊長!」
シホ・ハーネンフースの悲鳴が響く、鹵獲しようとした機体が全て自爆をして主要部分が全て吹き飛ぶ有り様。これによりジュール隊はイザークにディアッカにシホ以外の戦闘パイロットは戦死か重傷かになってしまう。
―――――――。
「ふ、ふはははははっ!素晴らしい、素晴らしいぞ!有り合わせでこれか、これならば勝てるぞ!」
システムを発掘した者は狂喜の笑みを浮かべていた。自分なりの成果とはこういうものなのだろう。
「ふふ、何故使わなかったかは知らぬが感謝してやるぞ【ヘンリー・フィーア】よ!」
回収出来たシステムの源流を作り上げた者の本名だが、それを知る者達がCE世界を良くも悪くも牛耳りたいと思う側にいないのが災厄の始まりであった。
最後に出た【ヘンリー・フィーア】とは?な締めな回でした。
PS版スパロボαでは、ある方法でフォウがやたら強くなってたのを参考にしたダブルゼータ?登場の回。