ホロライブに入ったけど、永久就職になりそう   作:咲鋼

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愚か者の咲鋼、パート2!
前回の話のコメントを見て……「あ、無理だわ」と思った結果、禁断の手を使うことにしました。たぶん3秒ぐらい読んだらわかります。察しのいい人はもうわかっていると思います。すいません。多分そこらへん無視してサイドストーリーだそうかなーとか思ってます。

でもタグには噓をつきません!じっちゃんの名に懸けて!


悪い...夢だったんだよ

「………あれ、夢?」

 

少しかすれ気味の声で、ユーリはつぶやいた。部屋の内装を見てみると、ここは姉さんの部屋で、看病したまま寝てしまったらしい。

 

「……さすがに、ないよな」

 

夢の中の姉さんのイカれ具合や、女装して騙すことを気にしない自分のメンタルなど、ご都合主義すぎる夢に自ら反吐が出るほどだった。たぶん最近読んだ、男が魔女学園に潜入する本を読んだことで頭がイカれたんだ、すぐに封印しとこう。

 

階段を降り、リビングに足を踏み入れると姉さんがいた。

 

「あ、起きた?」

 

「おはよ、姉さんは…大丈夫そうだね」

 

「うん。ユーリが看病してくれたおかげかな」

 

「そ、そうかな?」

 

少しの気恥ずかしさを感じながら、お気に入りのメーカーの紅茶をコップに注いだ。すると姉さんが唐突に聞いてきた。

 

「あ、そうだ。ユーリって仕事決まってたっけ?」

 

「いや、まだだよ」

 

資格の所得のために2年ほど費やし、ようやく持ちたい資格を得ることができた。……でも、就職は、そこがどんな場所かわからなくて正直尻込みしている。

 

「たしか、どういうところがいいんだっけ?」

 

PCが使えてアットホームで、できればゲームすることを仕事にしたい」

 

「そっか~~。じゃあ、

 

ホロライブなんてどう?」

 

………え、いまなんて?

 

「…え、ホロライブ?」

 

「うん、そうだよ」

 

ものすごいデジャブを感じる。

 

「姉さん。まさかだけど、僕を女装させたりとかは…」

 

「なにいってるの?そんなことするはずないじゃん」

 

「あ、ああ。そうだよね、もちろん」

 

………正夢かと思った。本当に心臓に悪い。たしかに、ホロライブなら姉さんが知ってるし、ツテもあるからいいかもしれない。

 

「でも、僕が仲良くなれるかな?」

 

「ん~と、ユーリはかわいいし、」

 

「かわいい……」

正直、かっこいい男を目指してる自分としては複雑な言葉だ。

 

「気遣いもできるし、」

 

「ツッコミ気質だから、」

 

ツッコミ気質の何が重要なの⁉

 

「多分、大丈夫だよ」

 

「多分って、なに?解雇されると結構不利に働くから怖いんだけど………」

 

「それは大丈夫!ただ、変に手出されそうで…」

 

「?」声が小さく、何を言っているのかわからない。

 

「まあ大丈夫だから、少しだけ働いてみない?」

 

「………少し。1ヶ月だけ、働いてみるよ」

 

多分、というところが気になるが、姉さんが大丈夫というなら大丈夫なんだろう。

 

「オッケー。じゃあ、電話してみるね」

 

いろいろツッコミどころはあったが、数分後にYAGOO、改め谷郷(たにごう)さんに了承をもらえた、というか『なんなら犬山たまきさんみたいに(男の娘系vtuberに)なります?ww』といわれたが、社交辞令で「……検討しておきます」とだけ返しといた。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「えーちゃんにユーリ君!こんばんは~」

 

「そら、昨日ぶりだね」

 

「そらさん、お久しぶりです」

 

「じゃ、お願い」

 

「オッケー!」

 

ホロライブ本社に着くと、姉さんの親友、ときのそらさんが迎えてくれた。よくいしょに家で遊んだり、姉さんとショッピングに(強制的に)連れられたりしたから、『もう一人の姉』みたいな存在だ。

日用品や服を入れたスーツケースを持って中に入り、姉さんがいかに怖がりか、とか、姉さんがどんな感じでいじってきたかを話しながら、用意されている部屋まで来た。

 

「ここがえーちゃんが使ってた部屋だよ」

 

「あ、姉さんと同じ部屋になるんですね」

 

部屋の中を見ると、カバーのないベッドと机だけという殺風景な部屋だった。………端に置かれていたモン〇ターについては目をつぶっておこう。

 

「それじゃあ荷物置いて、ついてきてね」

 

「どこに行くんですか?」

 

「みんながいる事務所!」

 

……………え?




夢オチです、はい。

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