暗殺教室 目覚めし魂   作:タツガン

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モチベが高尾山で初投稿(大噓)です。

それとすみません、今回も長いです…………。

こんなものでも付き合ってくれると助かります…………。


第5話 マシンの時間

 

 

 

 

 

 

 

 2体のトータスロードとアギトとの戦いは夕暮れになっても続いていた。アギトはトータスロードたちの波状攻撃によってテレストリスとオケアヌスに挟まれる形になってしまう。

 

 そして2体はアギトにもう一度波状攻撃を仕掛け突撃する。

 

「フッ!! デェヤッ!!」

 

 しかし、アギトはテレストリスが早く突撃したためテレストリスの両肩両手から手刀を放ち怯ませて巴投げの要領でテレストリスを投げ飛ばした。投げ飛ばした先にオケアヌスがいたため、2体とも大きく吹っ飛び、ダメージを負った。

 

「「グウゥゥ!!」」

 

 かなり手痛いダメージだった為かトータスロードたちは地中に潜り撤退した。

 

 追跡しようとしたアギトだが既に2体は消えていた……。

 

 アギトは変身を解除して翔一の姿に戻った。すぐにその場から離れようとするが立ち止まり目を見開いた。

 

「ま、真魚ちゃん?」

 

 そこには木の陰に隠れていた真魚を見つける。しかし、真魚は自分が見たもの驚きを隠せないままその場から走り去った……。

 

 翔一は真魚に怪物と戦う所を観られてしまいショックを受けて立ちすくんでしまうが数分後にその場から立ち去った…………。

 

 

 

 

 

 

 

 真魚は走って三杉家に戻りすぐさま2階の自室に入り部屋に籠った。数分後に翔一が戻ったが夕飯を作らず真魚と同じように部屋に籠った…………。

 

 

 

 

 

 

(昨日の…………津上君が変身したアレは何? あの怪物は一体…………津上君が変身したことは殺せんせーやあの刑事さんには言わなかったけど…………)

 

 同じ頃…矢田は自宅の自室で昨日の事を考えていた。昨日、クラスメイトの一人が変身して怪物と戦い、それに巻き込まれ、怪物を倒し自分を助けた翔一が逃げたことを……。

 

 矢田は考えて決意したかのようにスマートフォンを操作しとある人物にメールを入れた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日が沈み、アギトとトータスロードたちが戦った公園にて、1台の覆面パトカーがやってきて中から氷川が降りてきて現場を見回す。すると、地面に帽子が落ちてるのを発見し、氷川はそこに移動し手で地面を掘る。数分後に応援のパトカーが数台やって来て警官隊が氷川に変わり地面を掘るとトータスロードの襲われた男性の遺体が発見された。

 

 

河野と北條も現場に遅れてやって来た。どうやら別の場所で同じように地面に引きずりこまれた4人家族の遺体が発見されたためであった。今回の事件について話していた。

 

「アンノウンの仕業か……となるとまた、被害者の親族が狙われる可能性が高いな」

 

「河野さん、親族の一人一人に護衛を付けるように手配をお願いしてもいいですか?」

 

「わかった!」

 

北條は河野に親族護衛の手配を頼み、今度は氷川に詰め寄る。

 

「また、犠牲者が増えましたね、私も河野さんも別の現場である一家が全員、同じように殺された遺体を見ましたよ。氷川さん、これは未だに起動不能な程にG3システムを傷つけた貴方の責任だ!」

 

 その言葉に言い返せない氷川だが、北條は話を続ける。

 

「G3が正常に機能していれば被害者たちを救えたかもしれない………違いますか?」

 

「それは………」

 

「いくらG3が優れていても、装着員が無能だったらどうしようもない。それに、今回のアンノウンは被害者を地中に引きずり込む習性があるようだ。恐らく発見されていない被害者も多い…………いったいどれくらいの数になるのやら」

 

北條の嫌味に近い正論に氷川は何も言い返せなかった…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 氷川は現場から去り本庁に戻り、Gトレーラーに赴き、小澤たちに今回の件を報告していた。

 

「ごめんね! 明日にはG3システムの修理も終わると思うから」

 

「それもただの修理じゃないんですよ! GM-01とGG-02の弾丸もパワーアップしたし、G3システム事態もその反動を耐えれるように姿勢制御ユニットが強化されて……まぁ見た目は変わらないですけど早くもG3が生まれ変わるってことです‼」

 

 小澤と小室からG3システムの修理及び改修が行われていることを聞いた氷川だが浮かない顔だった。まるで自信がない様子だった。そして、ある事を口にした。

 

「装着員は…………僕で良いのでしょうか?」

 

「なんだって?」

 

「いえ、ただ……G3が生まれ変わるのなら装着員も変わった方が良いかと…………」

 

「何言ってんの⁉」

 

自信喪失の氷川に小澤はその原因は何なのかなんとなくだが分かっていた。

 

「もしかして北條君になんか言われた? 良いのよ!! あんな奴の言う事なんか気にしなくて!」

 

「…………でも、北條さんは間違ったことは言ってません!」

 

「馬鹿ね! 正しいか間違ってるかはどーでもいいのよ‼ 男は気に入るか気に入らないかで判断すればそれでいいのよ」

 

「そんな無茶な…………」

 

 小澤の叱責に近いアドバイスを送るが結構な無茶振りに小室は若干引いている。雰囲気が悪くなったのか小澤も話題を変えた。

 

「それから、三杉先生の方にはもう一度連絡を入れるから明日にでも行きなさい」

 

「はい」

 

するとGトレーラーに通信が入り、小澤が対応する。

 

「はい、G3OPです……わかりました。」

 

通信を切ったあと誰からの通信だったのかを氷川に教えた。

 

「オーパーツ研の美雲さんからよ」

 

それを聞いた後、氷川はGトレーラーを後にしオーパーツ研究局に向かった…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 オーパーツ研究局に着いた氷川は美雲からオーパーツの解読が終了したのを聞いてその中身の遺伝子のモデルのような物体を見せてもらった。

 

「氷川君、これがオーパーツの中身の正体だけど………何に見える?」

 

「これは…………遺伝子のモデルのようなものだとしか…………自分にはそうにしか見えません」

 

「その通りよ」

 

「ッ‼ まさか……」

 

氷川はその内容にあったことと同時に何故遺伝子モデルが入っていたのかと驚く……。

 

「信じられないでしょうけど、非常に特異なパターンなんだけど」

 

「でも、あのオーパーツは3万年以上の前のものなんじゃないんですか? そんな昔に遺伝子モデルなんて…………」

 

3万年以上前のものに遺伝子モデルが入っている……普通ならあり得ないことだ。氷川はそう感じながら美雲の話は続く。

 

「常識的に考えてはあり得ないわよね? でもここはオーパーツ研究局よ! あり得べからざるものを研究する場所なのよ、常識の枠を取り払らわなきゃ研究はできないわ……こないだの月が7割方蒸発したのがいい例ね」

 

3万年前のオーパーツから出た遺伝子モデルや月が7割方蒸発したものどれも普通ではあり得ない事だ。そして美雲は自身の研究者としての持論を氷川に語った。

 

「どんなに荒唐無稽だと思われてることでも……それを信じること、信じてみること………それが第1歩なのよ」

 

すると美雲は週明けにこのオーパーツの遺伝子情報を基に特別編成された研究班による実験を開始することを語った。流石に休み返上に解析したためか一つの山場を終えたため休息を取るのも重要なことだ。

 

「実験……ですか?」

 

氷川はその実験内容を美雲から聞かされる。

 

「ええ、これが遺伝子モデルだとしても塩基配列のパターンはまだ未知のものだわ。それを何なのか解明する為にメッセンジャーRNAを合成してタンパク質を作らせてみようって内容よ」

 

美雲の説明が終わり、氷川は彼女にある事を聞いてみた。

 

「一つ聞いてもいいですか?」

 

「? 何かしら?」

 

「美雲さんは超能力の存在を信じていますか?」

 

「どうかしらね」

 

美雲に超能力の存在の有無を聞いた氷川だが、そういった類のものには懐疑的なのかどちらかとも言えない返答だった…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その晩、先日2体のジャガーロードとアギト、G3が戦闘した廃車場に以前翔一が触れたバイクが動いていた。廃車寸前のバイクにはガソリンは入っておらず動くのは不気味であった。そしてバイクは廃車場からゆっくりその場から去る。まるで本来の主の下に赴くかのように…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌日……三杉家から翔一がいなくなった。最初に気づいたのが太一でそのことを教えてもらった真魚はそれに驚き、2人は翔一がいた部屋に向かい、中に入った。部屋の机の上に一枚の書置きが残っておりそれを真魚は手に取った。

 

「これって……」

 

「やっぱり家出かな……」

 

「翔一君がどうかしたのか⁉」

 

部屋に義彦がやって来て真魚は持っていった書置きを見せた。

 

『お世話になりました。  翔一』

 

書置きの内容は翔一が書いたもので、まるで自分が出ていったことを記した内容だった。

 

「どういう事だ? もしかして翔一君は何か過去の事を思い出して、それで…………」

 

義彦は翔一が過去を思い出したのではと推察した。そこで真魚は義彦に翔一の事を聞いてみた。

 

「叔父さん、記憶喪失の翔一君が発見された時の事を教えてほしいんだけど…………」

 

「うん? それは前に話したろ?」

 

「お願い‼ 何でも良いからもっと詳しく教えて!」

 

「それ、俺も聞きたい!!」

2人は記憶喪失の翔一が発見された時の事を義彦から詳しい内容を聞かされた。

 

 

「砂浜に倒れた翔一君を地元の女子高生が発見した。服装から見て………泳いでいるうちに溺れたとは考えられず、外傷がない事から誰から襲われたわけじゃないらしい………」

 

「身元が分かるものは何も持っていなかったの?」

 

「ああ、唯一、翔一君が所持していたのは中身がない一通の封筒だけだった…………」

 

すると義彦は翔一から預かったその封筒を真魚に見せて渡した。

 

「中身の手紙は何処にいったんだろう?」

 

「それはわからない、倒れていた翔一君のポケットからそれが発見され、既に中身がなかったそうだ………あっ」

 

「お父さん?」

 

「そういえば一つ面白い事を思い出したよ」

 

「何?」

 

義彦はその内容を真魚たちに語った。

 

「女子高生たちが翔一君を砂浜に引っ張り上げたんだが……その時、翔一君は一瞬だけ意識を取り戻してな、彼女たちに言ったそうだよ。『靴が濡れちゃいますよ』って」

 

真魚はそれを聞いて義彦は話しを続ける。

 

「翔一君らしいじゃないか。自分の事よりも彼女たちの靴を心配するなんてな」

 

義彦は他人を気遣う翔一が彼らしいと評した。それを聞いて真魚は

 

「…………私、翔一君を探しに行ってくる!」

 

「真魚、私も探しに行こう」

 

「お、俺も!!」

 

こうして三杉家総動員で出ていった翔一を探しに行った…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 翔一は三杉家から出て、公園のベンチに座り考えこんでいた。

 

(どうしたもんか……。真魚ちゃんにはバレるわ、怪物たちに逃げられるわで結構ショックがデカいな……)

 

昨日の戦闘を真魚に見られてしまい、2体のトータスロードを取り逃がしてしまった事を悩んでいた。

 

(真魚ちゃんが逃げたのはきっと怖かったんだろうなぁ………それにキックを決める際にチャージなどさせるものかと言わんばかりに攻撃されたからか、足元に力が充分じゃなかった…………やっぱり、フルチャージで放たなきゃ倒せないか……)

 

「ハァ~、む?」

 

ため息を吐く翔一だが視界には見覚えが黄色の触手が映った。

 

「津上君、こんな所で会うとは奇遇ですねぇ」

 

「国家機密がこんなところにいていいんですか? 殺せんせー」

 

「いやいや、ちょっと甘いものを食べたくて洋菓子の本場のフランスに行ってその帰りに君を見かけたので」

 

話しかけてきたのは殺せんせーで触手の一部には手提げのケーキ箱を持っていた。

 

「…………そうですか」

 

「君こそ、ここで何を?」

 

「家出」

 

「なッ‼ い、家出ですか⁉ 何故君ほどの子が⁉ だ、ダメですよ‼ 非行に走っては‼」

 

翔一が家出と答えた瞬間、殺せんせーは翔一らしからぬ行動に動揺し慌てふためく。

 

「…………動揺しすぎでしょ。すみません、家出は冗談で本当は少し頭を冷やしていました」

 

「そ、そうですか。クラスが始まって早々、生徒が非行に走ったのではないかと安心しました」

 

翔一が非行に走ったわけではないと安堵した殺せんせーだが、真剣な声で翔一に聞いてみた。

 

「それはさておき…津上君、頭を冷やしていたとは何か悩みでも?」

 

「…………」

 

「良かったら話して貰っても?」

 

翔一が何かに悩んでいた事に殺せんせーは気づいており、それを聞いてみた。だが…………。

 

「嫌です」

 

「…………どうしてですか?」

 

翔一は殺せんせーに悩みを打ち明けることが出来なかった。その理由を翔一は答える。

 

「…………だって、殺せんせーは自分の事は話さないじゃないですか。別にそれが悪いことじゃないですしそれが言いたくないことだって……俺の勘ですがなんとなくですが分かります。そういうのって誰にでもありますよね? それと一緒で…………俺は今の自分の事はあんまり話したくないし」

 

(答えの半分は言ったけど…………あの力は絶対今言っちゃっいけない。万が一の切り札を見せるわけにはいかない……無論、例外はあるが…………)

 

翔一は自分が持つ力は絶対に殺せんせーには話したくない。なのでそれらしい理由を作り殺せんせーにその内容を言った。

 

「…………どうしても言いたくないものですか?」

 

「はい。それに、俺は悩みって誰の手も借りずに自分で解決して答えを出さなければいけないって思うんですよ。だから…………あっ‼」

 

翔一は立ち上がりどこかへ行こうとする。

 

「どこへ?」

 

「帰るんですよ。ここで考えてもしょうがないですし家に戻ってやらないといけない事があるから」

 

「そうですか……一つ聞いても?」

 

「俺が答えれる範囲内なら」

 

「君が先生に隠しているものは…………いつか、私に話してくれますか?」

 

殺せんせーの質問に翔一は少し戸惑ってしまう。

 

「…………意外です。殺せんせーはこういうのに是が非でも聞いてくるのかと」

 

「いつも笑顔を絶やさない君が真剣な表情で私に言ったんです。余程聞かれたくないものでしょうから」

 

「わかりました。その時が来たらきっと…………じゃあ」

 

その場から去ろうとする翔一に殺せんせーは呼び止める。

「待って下さい」

 

「まだ何か?」

 

「矢田さんの事ですが怪我とかはなく無事に家に送り届けましたよ。怪我がなかったのは彼女が言う2本角の怪物が助けたそうですから」

 

「…………そうですか、それじゃあまた学校で」

 

「はい、それでは」

 

翔一に矢田が無事だと言う事を教えて翔一は少し安堵し殺せんせーに挨拶をし今度こそ、公園から去った…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここね」

 

 三杉家では総動員で翔一を探しに行き家には誰もいない。しかし、家の前には一人の少女がいた。それは矢田であった。彼女はクラス委員の片岡が同じ委員の磯貝経由で翔一が住んでいる住所を教えてもらい三杉家にやって来た。先日のことを翔一に聞くために…………。

 

―――ピンポーン!

 

矢田はインターホンを押したが誰も出る気配がない。そんな時…………。

 

「あのー」

 

「わっ!」

 

彼女は驚き、後ろを振り向くとそこには翔一を探しに戻って来た真魚がいた。彼女は翔一が一度家に帰っているのでは? と思い、戻って来たのだ。

 

(だ、誰⁉ 綺麗…………年は私より多分上だけど………津上君のお姉さん?)

 

「家に何か?」

 

「あ、あの‼ 津上君がここにいるって聞いて…………」

 

「もしかして…………翔一君の友達?」

 

真魚の問に矢田はこくりと頷いく。

 

「じゃあさ、上がっていきなよ。翔一君の話、聞きたいし」

 

真魚はそう言い、矢田を家に上がらせて案内する…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真魚の案内でリビングに来てソファーに座る矢田。真魚はキッチンからコップにお茶を注いでそれをリビングに持って来て矢田の座っている方の机に出した。

 

「ごめんね。今、翔一君(アイツ)いなくてさ」

 

「ありがとうございます。あのー貴方は?」

 

「そう言えば自己紹介がまだだったね、私は風夜 真魚! 高2で一応、翔一君と同じここの居候。君は?」

 

「矢田 桃花って言います。中3です」

 

二人は互いに自己紹介をし、真魚は彼女がここ訪ねた理由を聞く。

 

「桃花ちゃんね…………。あ、私のことは真魚って読んで良いから!それにしても…………」

 

真魚は一度立ち上がり彼女に背を向けて自分の胸の膨らみを確認する。そして、矢田の方に向け、また背を向けてもう一度同じ事を繰り返す…………。

 

(ちゅ、中学生に負けた…………)

 

自身のスタイルが年下の矢田とは違いスレンダーだが、彼女との胸の差にショックを受けた。

 

「あ、あのー真魚さん?」

 

「ハッ! ごめん、ところで翔一君に用って?」

 

「その…………津上君、私を怪物から守ってくれて、お礼言う前に彼、その場から去っちゃってそれで…………」

 

「ッ‼ もしかして、桃花ちゃんって翔一君が変身した所見ちゃった?」

 

真魚は自分以外にも翔一が変身する所を見たことに驚き、もしやと思わず彼女に聞いてしまう。

 

「えっ⁉ じゃあ真魚さんも知っているんですか?」

 

「うん、私も昨日知っちゃてね、でも…………」

 

「でも?」

 

 矢田から話を聞いて真魚は一つの確信が出来てそれを彼女に言った。

 

「私、昨日翔一君が変身する所を見ちゃって逃げ出しちゃってさ…………それで、翔一君は家出しちゃったみたいだけど……桃花ちゃんのおかげでわかったよ。翔一君が悪い奴じゃないって」

 

真魚はそう言いながらふと、ベランダから菜園を覗く。すると、菜園に翔一がいる事に気付く。

 

「翔一君!」

 

「えっ⁉」

 

「翔一君が戻って来たの! 桃花ちゃんも来て!」

 

真魚は矢田の手を引っ張りながら菜園の方に向かった…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 三杉家に戻って来た翔一は菜園の方に視線を向けていた。そこに…………。

 

「翔一君‼」

 

 その声の主は真魚で彼女は矢田を連れて菜園の方に来た。

 

「真魚ちゃん…………えっ⁉ 矢田さん⁉ 何でここに⁉」

 

翔一は矢田がここにいる事に驚いた。

 

「メグが磯貝君経由で津上君がここにいるって教えて貰ったの」

 

「そ、そう…………先日はごめん‼ 戦いに巻き込んだり、急に逃げたりしちゃって…………」

 

翔一は先日のスパイダーロードとの戦いに巻き込んだ事や逃げた事に矢田に対して謝罪する。

 

「いや、そんな謝んないでよ。私が勝手に津上君をつけていたから……それに今日来たのは私の方こそ津上君に謝らないといけないから」

 

「えっ?」

 

翔一は何故、矢田が自分に謝罪するのが理解できなかった。

 

「津上君が公園に去った後、警察の人やこ……先生に事情を聞かれて、津上君の正体は言ってないけど、助けてくれたのに津上君の事を怪物扱いにしちゃってそれで…………」

 

(そっか………それで桃花ちゃんは翔一君に会うために家へ…………)

 

「あっー! いいって‼ 本当の事だから、気にしないでよ。それに矢田さんは俺が変身したの言ってないじゃん。だからその程度くらいは安いものだよ」

 

「そ、そう……」

 

矢田との先日あった事を話ていると真魚が翔一に聞いてきた。

 

 

「てか翔一君さぁ、桃花ちゃんから聞いたけど女の子助けた割にはカッコつけて家出したのに随分と早く帰ってきたね」

 

「うん、菜園(こいつら)の面倒を見るように頼むの忘れたから…………」

 

翔一のやるべき事と言うのは菜園の面倒を見るように三杉家の人々に頼むためであった。しかし、真魚の翔一へこう返した。

 

「誰も面倒なんて見ないわよ。翔一君が作ったんだから自分で責任持ちなよ」

 

「えっ⁉ この菜園って津上君が作ったんですか?」

 

「そっ!」

 

ここの菜園を作ったのに驚く矢田をよそに真魚の責任と言うその一言で翔一は俯く。真魚は昨日の事を翔一に謝罪する。

 

「私も昨日はごめん。驚いて逃げたりしちゃって」

 

「当然だよね、二人が驚くのも…………」

 

「私や真魚さんが見たのって何? もしかして、未確認生命体って奴?」

 

「わからない」

 

「翔一君も変身して戦っていたけど、アレは何?」

 

「だからわからないだ! 俺にも、けど……俺、戦わなきゃいけないんだ!あいつらと!」

 

 翔一は怪物…………アンノウンの事や自分が変身した姿…………アギトについてはわからない状態だったが自分の意思をハッキリと二人に言う。

 

「皆の居場所を守る為に?」

 

「皆の居場所?」

 

「あっ、そっか桃花ちゃん、知らないんだっけ? 翔一君が言ってたんだけどその人がいるべき居場所を守りたいって、そうだよね? 翔一君」

 

真魚が彼女に翔一の戦う理由を教えて、真魚への質問に翔一は力強く頷く。それ見た真魚は笑顔で翔一に優しく諭す。

 

「だったら、自分の居場所くらいはキチンと自分で守りなよ。ここが翔一君の居場所何でしょ? 昨日そう言ってたじゃない」

 

「じゃあここに居ていいの?」

 

翔一は真魚に三杉家にいて良いのかと聞くと彼女は「うん」と頷く。

 

「学校に行っても良いの?」

 

「うん、ちゃんと学校には行きなよ」

 

「そうだよ! 津上君がいなくなったら、クラスでやれること少なくなるからちゃんと来てよ」

 

学校に行って良いのかと聞くと真魚と矢田が同じ様に諭す。矢田が言うクラスでやれることと言えば殺せんせーの暗殺だろう。

 

「二人は平気なの? 俺のこと怖くない?」

 

「怖くない。だって翔一君は翔一君じゃん」

 

「私も同じだよ。こうして話していても怖くないよ」

 

二人は翔一のことは怖がらないと言うが、翔一は本当のこと二人に聞いた。

 

「本当に? 無理してるんじゃ…………」

 

「あっー! もういいから! いつもの翔一君に戻ってよ!」

 

「いつもの、俺?」

 

真魚が言ういつもの自分と言う言葉を聞いて翔一は吹っ切れた。

 

「そっか‼」

 

いつも通りの笑顔を二人に見せた。

 

「じゃあ、私、帰ります! お茶ごちそうさまでした」

 

「あっ‼ 矢田さん!」

 

帰ろうとする矢田に翔一は引き留め小声で彼女にお願いする。

 

「…………変身のことだけどクラスの皆や先生たちには……」

 

「わかってるって‼ 約束するよ、誰にも言わないって! お邪魔しました!」

 

彼女が言わないって言うと翔一はホッ! っと安堵し、今度こそ去ろうとするが…………。

 

「あっ! 津上君!」

 

「ん? 何?」

 

「助けてくれてありがとう‼ また学校で‼」

 

「うん‼」

 

()()()()()…………か)

 

矢田は先日の礼を翔一に言って今度こそ去っていった。彼女の感謝の言葉に翔一は何処か嬉しそうだった。

 

 

「いい子ね、桃花ちゃんって」

 

「うん」

 

矢田が去る後ろ姿を見ながら真魚は彼女を評し翔一も同意する。真魚は翔一に彼女との関係を聞いてみた。

 

「…………彼女?」

 

「まっさか! 矢田さんはただのクラスメイト。それに、まだクラスは始まったばかりだからそれ以上の関係はないよ」

 

「ちぇ~面白くない返答。あっ、叔父さんたちには連絡したから、後で謝んなさいよ」

 

「うん」

 

 真魚とのやり取りしていると、義彦と太一が戻ってきて、翔一は二人に謝罪し、「今後また、同じような事が起きるかもしれません」といい義彦は「私の方は構わないが…………君はまだ子供だし、記憶や他の事で悩むかもしれないが…………それには大きく悩んでもいいが少しは周りを頼りなさい」と諭し気にはしていない様子で、太一の方は今日の夕飯で許すと言う条件で許して貰い、太一は遊びに出掛けた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 翔一は部屋に戻り学校の宿題をやっていて、そこに真魚が部屋の外から扉をノックする。

 

「翔一君、今、お客さんが来たからお茶をお願いしても良い?」

 

「うん、わかった‼」

 

 真魚は義彦へのお客さんが来たのでお茶の用意を翔一にお願いし、翔一は心置きなく了承しキッチンに向かいお茶を用意する…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 三杉家のリビングに義彦と彼のかつての教え子の小澤の紹介でやって来た氷川の話を聞いていた。真魚もそのやり取りを見ていた。

 

「…………なるほど、では氷川さんはこれらのものが人間の特殊能力によって行われたものと考えているんですね?」

 

 机には氷川がアンノウンの被害者の遺留品の写真と百円玉が入ったジュース瓶が置いてある。

 

「その可能性を考慮していいか、貴方のご意見を聞きたいんです」

 

「学者として、私は常に未知の可能性をむやみに否定すべきではないと考えている……確かに人間にはまだ謎が多い…………だが」

 

二人が話し合っていると翔一がお茶を入れたコップを持ってやって来て机に置いた。

 

「いらっしゃいませ!」

 

「おお、翔一君ありがとう」

 

「どうも」

 

「粗茶ですけど、どうぞ。冷めないうちに()()()()と飲んでください!」

 

「はぁ?」

 

翔一のギャグが若干解らずに氷川呆れてしまう。その空気を変える為に真魚は翔一と氷川に紹介する。

 

「紹介します! こちら、家の居候の津上翔一君です!それで翔一君、こちらは警視庁の氷川刑事さん!」

 

「どうも」

 

「初めまして、お邪魔してます」

 

(あれ? 氷川ってどっかで聞いたような…………)

 

翔一は氷川の名前を何処かで聞いたような気がし考え、本人をじっと見ていた。

 

「私に何か?」

 

「あ! いえ、刑事さんって俺初めてみたから」

 

「そうですか? ところでさっきのアレは?」

 

氷川は翔一の粗茶のくだりの部分を聞く。

 

「あー! さっきのちゃちゃって言うのはお茶に掛けたシャレで、すみません」

 

真魚は氷川に翔一のシャレの意味を教えて義彦は翔一を下がらせた。翔一はキッチンの近くにある机にて学校の宿題をやる。

 

「それで、話を戻すが、これは人間の特殊能力で起こったものではないよ」

 

「じゃあ何らかのトリックが使われていると?」

 

義彦は話を戻し氷川が見せたものは人間の特殊能力……所謂超能力で起こったものではないと教えて、説明する。

 

「この写真は恐らく合成写真と言う線が一番理にかなっている…………それとこの瓶のトリックは…………」

 

写真は合成写真の類と考えて、今度はポケットから1枚の百円玉を出し瓶の口に置き、力強く押すと…………。

 

「「ッ‼」」

 

100円玉は瓶の中に入っていき二人は驚く。

 

「一体……どうやって⁉」

 

「これだよ」

 

氷川の疑問に義彦は先程の硬貨を二人に見せ、それをいじると硬化自体が折り畳み式となっていた。

 

「フォールディングコインさ、簡単な仕掛けだよ」

 

義彦は瓶の中の百円玉はフォールディングコインだと説明する。

 

「では、瓶を割って、中のコインを確認すれば…………先生の説が正しいか説明できますね?」

 

「…………望むところだ」

 

義彦は翔一にハンマーを持ってこさせて彼らはベランダに移動する…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 とある公園にて母親と幼女が親子が遊んでおり母親が手洗いに向かう。一人になった幼女を木陰からテレストリスが現れ、文字を切るサイン取ると背後から幼女を襲おうとする。

 

「ハァ…………」

 

自転車で巡回中の警官がそれに気づき、自転車を乗り捨てて、幼女を急いで抱えてテレストリスから逃走する…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 三杉家にて、ベランダに移動した真魚、義彦、氷川は瓶の中身のコインを本物か確かめ為にハンマーで瓶を割ろうとしていたが突如氷川のスマホから着信が響く。

 

「すみません…………はい、氷川ですが?」

 

『氷川君‼ アンノウンが出現‼』

 

連絡したのは小澤からでアンノウン出現の知らせだった。

 

「G3の修理の方は⁉」

 

『G3システムは修理完了よ‼』

 

「わかりましたッ‼ すぐに向かいます‼…………すみません、失礼します!」

 

氷川は電話を切り、瓶とハンマーを預けて車に戻り、エンジンをかけて、車を発進させた。

 

「忙しい方だ」

 

義彦は氷川のこと評した。

 

「はっ」

 

真魚は何かに気づいてキッチンに向かった。キッチンには翔一がいるはずだが、その本人は居なかった…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 翔一は三杉家に出て走ってアンノウンの所へ向かう。だが、そこに一台のバイクが翔一の前に現れた。それは廃車場に置いてあったバイクであった。

 

「こいつは…………」

 

バイクに触れると翔一の意思とは関係なく腰部にオルタリングが現れた。まるで変身を促すように…………。

 

「…………変身‼」

 

翔一は迷わずオルタリングのスイッチを入れてアギトに変身すると同時に目の前のバイクが変化する。

 

 シルバーを基調としたボディのカラーリングは赤と金色のカラーリングに変わりカウル部分も“ドラゴンズメイル”と呼ばれる硬化カウルに変わる。これにより廃車寸前のバイクはアギトの専用バイク…………“マシントルネイダー”に変わった。マシントルネイダーのライト部分の“トルネイドアイ”が光ると同時にエンジン音をたてる。まるで自分に乗れと訴えている様子だった。

 

アギトはその意思を汲み取り、マシントルネイダーに乗りハンドルを握る。するとその瞬間、頭の中に何か知識が流れ出した。それはまるでアギトにマシントルネイダーが自身の名前と操作方法をアギトに教えるように……。

 

(そうか…こいつの名前と操作方法はよく分かった‼)

 

変身している翔一はバイクに乗った事がないが流れた知識により乗り方を理解して、ハンドルを操作すると発進しアンノウンの下に向かう……………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方、氷川もGトレーラーと合流、G3を装着しガードチェイサーを発進させて現場に向かう…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 幼女を抱えた警官はテレストリスから逃亡しているが、追いつかれてしまい絶体絶命に陥り魔の手が迫る次の瞬間…………。

 

 幼女を庇うように背を向けたが攻撃が来ないのに振り向くとG3が間一髪間に合い、テレストリスを抑えた。

 

「本庁の者です‼ 早く逃げて‼」

 

警官はG3の言葉に頷き、その場を離れようとするが、今度はオケアヌスが警官の前に現れた。

 

「シャアアアア‼」

 

『もう一体のアンノウンです‼』

 

小室からの通信にテレストリスを肘打ちでひるませ、オケアヌス方に向かい警官を庇う。しかし、テレストリスがまた警官を襲う。2対1と警官を守りながら戦うのが不利的状況であったが何とか2体のトータスロードを足止めしようとする。 

 

 しかし、トータスロードたちの連携でG3はオケアヌスの怪力に取り押さえられ、テレストリスから堅牢な甲羅での突進攻撃を受けてしまう。

 

『コンバーターユニット損傷‼』

 

『氷川君、踏ん張りなさい‼ 根性見せなさい‼』

 

『何言ってるんですか⁉ 小澤さん‼ 敵が2体じゃ勝ち目ないですよ‼ 早く離脱命令を‼』

 

 

『市民やPMを見殺ししろっての⁉』

 

Gトレーラーからの通信がG3に届いているがパワーアップしたG3でもやはりアンノウンには勝てないのか…………。

 

テレストリスがG3を相手取り、オケアヌスは警官ごと幼女を狙う。

 

万事休すと言った状況にバイク音が響いた。それはマシントルネイダーに乗ったアギトでG3とテレストリスの間に割って入りながら突撃する。

 

 

「お、お前は⁉」

 

その勢いは止まらずにそのままオケアヌスの方に突撃する。オケアヌスは大きく吹っ飛び、アギトは一度止まり、警官たちの方を見て安否確認する。警官はおびえてはいたが幼女を抱えてそのまま走り去っって行った。

 

 

「グルルルゥッ‼」

 

 今度はテレストリスがアギトに飛びかかるがマシントルネイダーを駆りそれを回避する。テレストリスはオケアヌスと合流しG3に目もくれずにアギトにターゲットを変えた。オケアヌスがしゃがみ込み、その甲羅をジャンプ台代わりにテレストリスはアギトに飛びかかるが又もやいなされる。だが、今度はオケアヌスに取り押さえられる。

 

 G3はその間にガードチェイサーに戻りGM-01とGG-02を合体させてグレネードランチャーにさせる。

 

『GM-01、GG-02、アクティブ‼』

 

グレネードランチャーの発射準備が整う。

 

 アギトはオケアヌスを振りほどき、肘打ちでひるませたが今度はテレストリスに抑え込まれるが裏拳がテレストリスの顔面に直撃しその隙にオケアヌスをマシントルネイダーに取り押さえて発進させ、場所を変えて1対1の戦いに持ち込む。

 置き去りになったテレストリスはG3が相手取る。G3はグレネードランチャーをテレストリスに向けて発射しテレストリスは正面から弾を受けた。

 

「フゥー…………」

 

「効かないのか⁉」

 

 グレネードランチャーを受けてもまだ立ちはだかるテレストリス。しかし…………。

 

「ヌウッ⁉ グオオオォォォ‼」

 

テレストリスの頭上に光の輪が現れて苦しみだして爆散した。どうやら弾丸の強化の効果があったようだ。

 

『氷川君、もう一体を追撃‼』

 

「了解‼」

 

小澤からの通信でG3はオケアヌスを追撃に入った…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アギトはマシントルネイダーを駆り、オケアヌスを廃工場に追い込みトルネイダーを一時停止させる。急ブレーキだった為、オケアヌスは大きく吹っ飛ぶ。

 アギトはバイクから降りてクロスホーンを展開しライダーキックを放つ構えを取る。

 

「ハァァァァ――――」

 

今度は足元の紋章が完全に右足収束させる…………。

 

そして、大きくジャンプし、ライダーキックを放った。

 

「トォリャァァァァ‼」

 

オケアヌスは前回同様に背部の甲羅で受け止める。

 

キックを放った後は構えを崩さずに着地するアギト。

 

「フン‼」

 

オケアヌスはキックに耐えて勝ち誇ったかのように鼻で笑った。だがアギトはそのまま背を向ける次の瞬間…………。

 

――――ピキ‼ピキ‼

 

その音と共にオケアヌスの甲羅にひびが入り、同時に光の輪が頭上に現れ苦しみ出すオケアヌス。

 

「グゥゥゥ! グワアァァァッ‼」

 

断末魔と共に爆発した。

 

爆発が終わり構えを解除し、クロスホーンを閉じるアギト。そこにG3も遅れてやって来た。

 

「お前は敵なのか? それとも味方なのか?」

 

「…………」

 

G3の質問にアギトは答えることなかったが一礼してバイクにまたがり発進させていずこへと去っていた。それはG3を傷つけた謝罪の様だった…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アギトはバイクを駆り走っていき、人気の無い橋の下で一時停止しアギトから翔一へ姿を戻った。しかし、マシントルネイダーは未だに存在し、オルタリングもついたままだった。

 

「これ…………どうしようか…………」

 

翔一はこのバイクの事について考えた。

 

――――流石に家に置いとくわけにはいかないし、かと言って人気の無い場所に隠しても見つかったらそれはそれで大変なことになるし…………うーん…………。

 

そうこう思考していると突然、マシントルネイダーは金色の光球に変わりそのまま、オルタリングへ入っていった。

 

「へ? う、噓…………ば、バイク、中に…………入っちゃったよォォォォォ‼

 

 

バイクが自分のベルトに入ったことに翔一の絶叫は橋の下に響いた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいまー。ん?」

 

真魚も義彦もどこかへ出掛けていて誰もいない三杉家にて、太一はバットとグローブを取りに帰ってきて2階にある自分の部屋に向かうがリビングの机に目に留まった。机には氷川が持って来たジュース瓶とハンマーが置いてある。

 

「何だぁ? これ?」

 

太一は部屋に一度戻り、バットとグローブを準備しベランダにてハンマーでジュース瓶を割った。

 

割ったジュース瓶から義彦が入れたフォールディングコインと最初から入っていた百円玉を取り出す。

 

「へへ、ラッキー‼」

 

()()()()()()()()()()()()()()()で太一はそれをくすねて野球道具を持って再び遊びに行った…………。




マシントルネイダー君の扱いはこれしか方法がなかった…………。
本当に許してください。

後、多分来週はスパロボYとイニブやるんで休みます。(人間のクズ)
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