ホシノの初恋奮闘記   作:ツキ0912

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書類仕事とスク水とヒーロー

考え事をしながらじっと見ていたら先生と目が合った。

慌てて顔を書類に落として目を逸らす。

先生は不思議そうな顔をしていた。

俯いた私はの真っ赤だった。

 

それから軽い雑談を交えて作業を進めていく。

コーヒーなんかも入れて先生を労う。

いつもの日常にいつもの「おじさん」がそこにはいるはずだ。

大丈夫だよね...?

ばれてないよね...?

私のドキドキしてるこの感情...今にでも破裂しそうな心臓...

先生、気づいてないよね?

 

そして大量にあった書類の山はすぐに終わった。

...あれ、この仕事ってそんなにすぐ終わるはずじゃないんだけどな。

私の予定だと3日かかる予定だったんだけど...

...流石先生だね、すごいや。

ほんと、今更だけど先生の凄さがよくわかるよ。

えっ...私にお願い...?

まあ、手伝いをお願いした時には確かに言ったけど。

何をお願いされるんだろ...

 

......スク水を着て欲しい?

 

一瞬聞き間違いを疑った。

だけどすごく頼み込んでくる...

予想外の答えに面食らった。

たまにこういう先生の悪い噂は聞くけどまさか私が直接セクハラされるなんて思わなかった。

 

......でも、私もそういう目で見られてるって期待していいのかな。

 

結局、先生のお願いは恥ずかしいので別のにしてもらった。

私が本気の時の姿をもう一度見たい。

それが先生のお願いだった。

まあ...多少疲れる格好だけどスク水よりはいいかな。

着替えて先生の前に出ると大喜びでものすごく褒めてくれた。

褒めてくれるのはいいんだけど...

可愛いとかじゃなくてかっこいいなんだ。

...本当に私もそういう目で見られてるのかな。

っと...なにか外が騒がしいや。

私は先生と様子を見に行く。

 

なにやらヘルメット団が掲示板を持っていこうとしていた。

うへぇ...またヘルメット団かー...

何度追い返しても懲りないし、ちょっときつめにお仕置きしよ。

 

そんな感じで始まったヘルメット団の制圧はすぐに終わった。

そこまで人数も多くなかったし、余裕だった。

先生はそんな私の様子を子供のようにはしゃいでみていた。

そして私をヒーローと言う。

 

ヒーロー...か...

後輩や先生に迷惑ばかりかけてる私がヒーロー...

ちょっと荷が重い気がするけどなぁ。

けど...期待した先生の目は裏切れないなぁ...

 

かっこいいと先生はたくさん褒めてくれる。

...まあ、褒められる分にはやっぱり嬉しい。

 

けど、たまには私も女の子みたいな扱いしてほしいかな...

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