公園で休憩を続けてると、不意に誰かが現れた。
いつもならすぐに気付くんだけど...先生といるから気が緩んでしまい少し気付くのに遅れてしまって、警戒態勢にはいる。
相手はなんでもない一般市民だった。
どうやら私にお願いがあった来たようだ。
探し物...それ自体はいいんだけど...私がヒーローとして有名になってる。
隣で先生も驚いてたけど楽しそうだった。
...まあいいか。
その姿を見れただけでなんだか私は満足だった。
一通り話を聞いて私たちは公園を後にして探し物をする。
正直、めんどくささはあった。
結構歩いて疲れてきてもいたし、なによりこの装備だけでも疲れる。
日も暮れ始めてる。
だけど、あの時の必死な顔を見て断る気にはなれなかった。
...だけどまた揺らいでる。
隣で歩いてる先生を盗み見る。
真剣な顔で探し物をしている。
先生も疲れてるはずなのに...
...私も頑張らないと。
邪な考えを振り払い、アビドスの郊外の奥へと2人で進む。
苦労のかいがあって、探し物は何とか見つけられた。
先生と砂漠を歩いていたら日が暮れ始めた。
流石に今帰ったら暗くて道に迷いそうなので今日は野営をすることにした。
夕焼けが綺麗だったので野営地にする電車の上に登って先生と景色を眺めることにした。
私のわがままで先生に野営させるのは少し気が引けた。
けど...先生は私となら別にいいと言ってくれた。
嬉しかったけどまだヒーロー設定は続いてた。
まあでも、相棒として先生がいるなら満更でもないかな。
非常食用のグミはちょっと笑われたので少なくした。
風も出てきたので電車の中に私達は戻る。
火を起こし、先生の寝床の準備をして夜に備える
しまった...寝具が1人分しかない...
まあ、私は寝具もない状態での睡眠には慣れてるのでいいけど...
だけど先生は私と一緒に寝たいと言い出した。
え...えー...
さすがにそれは...
嫌じゃないよ?
むしろ嬉しい...けど、恥ずかしいなぁ...
あっ...あの顔は引かない顔だ
長い付き合いになってきてるのでそういう変化にもわかるようになっていた。
そうだよね、先生だもん...
それじゃあ...お言葉に甘えようかな...
私は...今までにない興奮を胸に押し込めて先生と寝具に入った。
パチパチと焚き火の音が電車の中に鳴り響く。
会話はそこにはない。
かと言って寝ているわけでもない。
原因は私だ。
私が緊張して喋れないからだ。
というか...当たり前な気がする。
先生...初めて好きな人と一緒に寝るのに緊張しない人なんかいるわけが無い。
先生はそんな私に気を使ってか、喋らない...
"ねえ、ホシノ..."
だけど先生はその沈黙を破った。
"最近....なんだか様子が変だけど、どうかした?"
どうやら先生にはお見通しだったようだった。
私の演技は先生にはバレバレだった様子だ。
全く...叶わないなぁ...
何も言わずに焚き火を眺める。
先生も何も言わない。
「そうだね...じゃあ...馬鹿な生徒の話でもしようか」
唐突な話で先生は驚いていたが、察したようでうなづいた
馬鹿な生徒の話の始まるである