窓から入り込む日差しで目を覚ます。
"起きた...?ホシノ"
意外なことに私より早く先生は起きていた。
結構早めに起きたのだが...あれ、もうこんな時間!?
いつも目覚ましなくてももっと早く起きるのに...
"私を抱き枕にしながら随分気持ちよさそうに寝てたね"
私そんなことしてたの!?
あまりの恥ずかしさで顔が真っ赤になってるのがわかる。
先生はそんな私が可愛かったと言っていたので余計恥ずかして顔が赤くなった。
とりあえず帰りの準備を始める。
「先生どうしたのー?
それじゃ無駄に疲れるよー...?」
帰りの最中、妙に歩みが遅い先生に声をかける。
まあ、理由は何となくわかる。
そこまで私は鈍感じゃない。
昨日の告白の答えを必死に考えてくれてるのだろう。
嬉しさ半分、困らせてしまっている申し訳なさ半分でなんとも言えない感情だった。
正直...告白したことも公開している。
思いを伝えられたのはよかったが...ずっと胸がドキドキしている。
先生は今何を考えているんだろうか。
振られる覚悟自体はしたつもりだったけど、もし降られたら?
私は次の日からどんな顔をして会えばいいのだろうか。
気付けば、私もいろいろな考えが頭をよぎり、先生と同じくらい、歩みが遅くなっていたと思う。
「ふぅ、ようやっと着いたね。
お疲れ様、先生」
予定よりかなり遅くなったがシャーレに無事に送り届けた。
"ホシノ、もう少しだけいいかな"
声をかけられて足が止まる。
待って欲しい。
まだ言わないで欲しい。
確かに答えはいつでもいいと行った。
けどあれは私が臆病で、すぐに答えを聞く勇気がなかったからだ。
"答えが出たよ、ホシノ"
聞きたくない、逃げたい。
だけど先生は私の気持ちをわかってるのか、手を掴んで、逃がしてくれない。
"ホシノ、私と...付き合って欲しいんだ"
生徒に告白する。
先生としてはどうかと思う。
それでも私は嬉しかった。
当たり前だ...
恋焦がれていた人が自分に振り向いてくれた事で嬉しくないわけがない。
「本当にいいの...?
自分で告白しといてあれだけど...おじ......私結構迷惑かけたよ?
先生にも迷惑かけたよ?
しかも2回...本当にいいの...?」
"そんなの、ホシノだからいいんだよ"
"だからホシノ、答えを聞かせて欲しいんだ"
答えなんか、決まっている。
「うへ...じゃあ...私の方こそよろしくね、先生」
私は、みっともなく泣いていたと思う。
そんな私を先生は抱きしめていてくれた。