あの後、先生を連れてシャーレに戻った。
幸い掠っただけなので軽い怪我で済んだ。
戻って私は先生の治療をしていた。
「まったく...おじさんがあんな攻撃効かないのわかってるでしょう?」
説教も一緒にしている。
あの時は本当に焦った。
そんな様子を先生も見ていたのか何も言わずに申し訳なさそうに説教を受けている。
「本当にもう...これで先生が死んじゃったらどうするの?
......私、もう嫌だよ
大切な人をまた失うなんて...」
気づけば涙が溢れていた。
ヒーローの相棒は覚醒のためによく死ぬと言ったが...先生が死んだらもう私は立ち直れない気がする。
そんな私を先生は撫でていた。
「.......今度は、ちゃんと守りたいから...無茶しないでね」
先生は頷いていた。
「ところで...なんで出てきたの?私が強いの知ってるでしょ?」
ふと疑問に思ったことを聞いてみる。
「えっ...私が心配でつい...?
も、もう...その気持ちは嬉しいけどさー...」
先生が私を心配してくれる。
強かった私があまりされたことがないことに嬉しくなってつい笑顔になった。
「そっか...ありがとう、先生...」
気がつけば私は先生にキスをしていた。
唐突だった気がするが...デートもしていたし、嬉しくてつい...
先生は先生で、私を押し倒していた。
「.......いいよ、先生」
シャーレには私と先生だけ。
部屋の電気は消され、私は.........
窓から差し込む光で目を覚ます。
以前と似た状況だが...今回は私が先生より先に起きた。
だけど先生もすぐに目を覚ました。
「おはよう、先生
昨日は激しかったね」
なんて昨日の行為を思い出しながら軽口を叩くがすぐに私の顔は真っ赤になった
私と先生は更なる一線を超えた。
部屋の荒れ具合から昨夜の激しさが伺える。
まさか自分がここまでになるとは思わなかったなー...
こんなに...誰かを好きになるなんて...
じっと先生を見ていると先生がそれに気付いた。
「なんでもないよ、先生
......ただ、大好きだよ...先生」
私の告白に先生は赤くなって言っていた。
身支度を済ませてシャーレを後にする。
私達は自然と手を握っていた。
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"ホシノーもうそろそろ出ないと遅刻だよー!"
「うへっ!?まって、もうすぐ終わるから!」
遅刻間近な私は慌ただしく身支度をしている。
あれから2年、私は卒業して先生と同棲しつつ、自身の夢のために頑張っている。
シロコちゃんとノノミちゃんも各々頑張っているらしい...今でもほぼ毎日連絡をくれる。
アヤネちゃんは今度こそ生徒会長になって、セリカちゃんはアビドス最強を名乗れるくらいには強くなった。
私は...
"ほらホシノ、名札を忘れているよ"
新たな名札を先生から首に掛けられる。
"今日の予定ちゃんと覚えてる?"
「もちろん、アビドスの借金の対策会議だよね。
今でこそ学生たちも増えて、返済も順調だけど...まだまだ膨大だからね」
"基本は今の生徒たち主体でやらせるんだから...あんまり前に出ちゃだめだよ?"
「わ、わかってるよ...」
"それじゃ、行こうか...「ホシノ先生」"
「まだ教育実習生だけど...うん、頑張るね」
私は...先生になった...
ユメ先輩、見てるかな...これが私の...うへーって笑える未来だよ。
以上で完結となります。
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