ダンボール戦機 Shining Star   作:OKNU

1 / 3
ダンボール戦機の小説増えろー!!


プロローグ

 2046年、強化ダンボールの発明によって、世界の物流は革新的な進歩を遂げた。あらゆる衝撃を吸収し、ほとんど無にしてしまう。革命的な未来の箱が、輸送手段の常識を覆したのだ。しかしその箱は、やがて全く別の目的で使われることになる。

 ストリートで行われる少年たちの戦い。ホビー用小型ロボット・LBXを操る彼らの戦場は、ダンボールの中へと移って行った。その四角い戦場で戦う小さな戦士たち……

 人は彼らを、【ダンボール戦機】と呼んだ!

 

 

 

◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 2050年、ミソラ第一中学校。

 放課後、授業から解放された生徒たちが思い思いの時間を過ごす中、正門の前で大きな声が響いた。

 

「ダイキさーん!ゲーセン行こーぜ!」

 

 声の主である白髪の少年の言葉に、名前を呼ばれたこの学校の番長格・仙道ダイキはややウンザリとした表情で返事をする。

 

「……うるせぇ、ヒガン。今日は風間や森野と予定があるからパスだ」

 

「えー!?ダイキさんのケチ!タロット馬鹿!隠れシスコン!ハンゾウさんとホモカップル!」

 

「ハリ倒すぞテメェ!!」

 

 ヒガンと呼ばれた少年のあまりの言い様に、額に青筋を立てて怒声を上げたダイキだったが、本人はどこ吹く風と言わんばかりにその場を後にした。周囲には気まずい空気が流れ、その様子を見ていた者達は、ため息を吐いて項垂れるダイキに同情の視線を送るのだった。

 

 

 

◆◇◆◇◆◇

 

 

 

「てな感じで断られちった、キヨカ」

 

「……お兄ちゃんがごめんね、ヒガン。いつもありがとう」

 

 正門前から脱兎の如く逃げたヒガンは今、自身の幼馴染みであり、ダイキの妹でもあるキヨカとミソラ商店街のゲームセンターにいた。理由は一つ、LBXバトルである。

 二人が使用しているDキューブの草原フィールドでは、ヒガンのLBX[ズール]と、キヨカのLBX[ジョーカー]が、それぞれの武器[竜火棍]と[ジョーカーズソウル]をぶつけ合っていた。

 しばらくの間鍔迫り合いが続いていたが、一瞬の隙を突いて竜火棍の左薙ぎでジョーカーをよろけさせる。さらに追撃の刺突を胴体に当て、岩肌に激突させる。

 

「っ、ジョーカー!」

 

「もらったぜ、必殺ファンクション!」

 

アタックファンクション

ライトスピア

 

 竜火棍から一筋の光の槍がジョーカーに向かって放たれる。ダメージを負っていたジョーカーは回避出来ずに貫かれ、青白い光を放ちながら機能停止、ブレイクオーバーとなった。

 

「にしし、今日は俺の勝ち♪」

 

「……次は負けない」

 

 バトルを終えた二人はLBXを回収してからゲームセンターを後にし、そのまま帰宅し始める。そして住宅街にさしかかったタイミングで、ヒガンのCCMに着信が入った。

 

「誰から?」

 

「檜山さん。もしもし、どうかしましたか?」

 

『ついさっき、組織に潜入させている仲間から連絡が入った。例の新型LBXが、研究所から持ち出されたそうだ』

 

「……それ、もしかしなくてもヤバくないですか?確かそのLBXって」

 

『ああ、アレが公になれば大変な事になる。だがこれは同時に、ヤツらを追い詰めるチャンスでもある。ひとまず郷田に回収するよう指示したが、また何か動きがあれば連絡する』

 

「了解」

 

 その言葉を最後に通話は終了し、辺りは静まり返る。

 二人はしばらくその場に立ち尽くしていたが、ヒガンがCCMをポケットに入れると、再び家に向かって歩き出した。

 

 

 

 

 

 これは少年・明星(あけぼし)ヒガンが、仲間たちと共に世界の運命を懸けた戦いに身を投じていく物語である。




いかがだったでしょうか?
今回は三人称視点でしたが、次回からは基本オリ主視点で進めていくつもりです。
次回バンたちと出会いますが、オリ主が絡まず展開がアニメやゲームと変わらない部分は飛ばしてサクサク行こうと思っています。
あと、ヒガンとキヨカが既にシーカーに協力している経緯については今後の話で必ず説明を入れます。

オリ主のプロフィールです。

名前:明星ヒガン
性別:男
年齢:9歳(無印時点)
好きなもの:仙道家、LBX、仲間
嫌いなもの:悪徳者、トマト
家族構成:父(故)、母(故)
詳細:基本的にマイペース。真面目な時とそうでない時の温度差が激しいため、周りがついていけなくなることも。滅多に怒らないが、怒ると誰にも止められない。
過去に事故で両親を失い、現在一人暮らし。その際自身も瀕死の重傷を負うが、奇跡的に一命を取り留めた。仙道家とは家が隣同士なのもあり、色々と面倒を見てもらっている。
愛機のズールは赤色にカラーリングされている。

こんな感じです。それではまた、バトルスタート!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。