個性『インクサンズ』らしいけど、原作知識は無いのでスレ民に助けてもらいながらヒーローを目指します。 作:匿名気取りのNoir。
すいませぇん!!今回めちゃくちゃ難産でした……
次はなるべく早めに投稿するから許して下さいお願いします!!_(:3 」∠ )_≡≡≡≡ ズザー
という事で本編どうぞ!
シュッ、ガッ、キンッ
その男の子こと
「はぁ……きっつ!サンズの重力操作ってこんな疲れんのか……」
そして現在、骨やガスターブラスターの操作性の向上訓練は一旦辞めにして、サンズの代名詞とも言える『重力操作』の訓練をしていた。その際、原作サンズ又はAUサンズのように左目が蒼く光り輝いている。
『そんなキツイもんなん?』
『まだ体が幼いのもあるかもな』
『ちゃんと休憩は取ってねー』
『頑張って!!』
"ああ、スレ民の皆もありがとう!正直これめっちゃキツイけどロマンだから努力するしかないわな。"
うぉぉ……これめっちゃキツイ……。右目と体全体に負荷がかかるぜ……
あ、どうもこんにちは。現在訓練真っ最中の死にかけている
今言った通り、現在訓練中なのですがこれがまためちゃくちゃキツくて。ぶっちゃけ死にそうです。
というのも、今は目の前の小さい箱を動かしてるんだがまーじで体中が重い。ここまで大変なのか重力操作………
まぁ文句言ってても仕方ないしなぁ………、訓練あるのみか。もしかしたらこの訓練のおかげで将来危ない目に遭った時に助かるかもだし。
そういえば、これは全く訓練とは関係無い事なんだが掲示板から配信出来ることを知った。今はスレ民のみんなが俺の訓練風景を見ている。ちなみに配信画面は一人称か三人称か選択出来る。*1
取り敢えずそんなどうでもいい事は置いといて、そろそろガチで辛くなってきたし今日の訓練は終わりにしようかと思う。
ただひたすらに訓練しても必ずしも成果が出る訳では無いからな。もうかれこれ三時間くらいやってるし。俺はメリハリのある男なのだ。
"そろそろ辞めにするわ。スレ民のみんなもありがとな"
『気にすんな』
『どんな個性か知れて結構楽しかったぞ』
『次は誰か別の人が配信してよ』
『確かに気になるね』
"じゃあ次はワンピニキが配信してくれよ。個人的に気になる"
『りょーかい』
『おっ、楽しみに待ってるぜ』
『10億ベリーの凄さ見せてくれ』
『すぐじゃなくていいからいつかやって欲しいわね』
うーん、ワンピニキがどんな悪魔の実を食ったのか非常に気になる所。気長に待っておこう。
さて。それはそれとして、今現在俺がいるのは
……かき氷でも作ってるのか?今夏目前だし。いやでも粉砕音が聞こえてくるかき氷作りって何?
……すまない、話が脱線した。
とにかく、音の所在が気になった俺は先程まで練習していた重力操作の応用で自分を浮かせ、こっそりと覗く。*2
「はっ……はっ……はっ……くっ……!」
えぇ....(困惑)
なんか焦凍ちゃんがめちゃくちゃ辛そうな表情(これ重要)をしながら、恐らくは彼女の個性であろう炎と氷を撒き散らしている。
焦凍ちゃんの傍らには、おそらく炎司さんであろう人の姿が見える。
いやどういう状況?
あれか……?やっぱり虐待なのか……?
だって焦凍*3が凄い辛そうなんだよ。汗がめっちゃ出てるし、かなり顔色が悪い。今すぐにでも倒れてしまいそうだ。
まさか炎司さん……、かなりの長時間焦凍に個性を使わせていたな?恐らくは訓練の為に。
やっぱり毒親じゃねぇかよ。
まさか本当に虐待しているとは……。
両親から聞いた話だと
まぁあんなのでもNo.2だから、かなりの人を助けているんだろうが……。赤の他人を助ける前に、まずは自分の娘の事を気にかけろよ。それでも父親かあんた。
あ、焦凍が膝ついた。
うん、もうやんなくていいって……。休ませてあげろよ……。俺もこれ以上見てるのは辛いぞ……
嘘だろ……?
そんなに辛そうなまだまだ子供の焦凍に怒鳴るとか
もうヴィランやれよ。今の所はあんたそっちの方が向いてるように見えるぞ。
普段は聖人君子の様に優しい俺*4でも、流石にこれは助走つけて顔面にドロップキックするレベルだぞ?
俺がそんな事を考えていると、怒鳴っても立ち上がらない焦凍を見て呆れたのか落胆したような雰囲気を出しながら家の中に戻って行った。
残された焦凍は、苦しそうに胸を手で抑えながら青い顔で荒い呼吸を繰り返している。見てるだけでもわかる。これはかなり気分が優れないヤツだ。
俺がどうすれば良いのか思案していると、さすがに限界が来たのかその場に倒れてしまった。
時折「くっ……」とか「うぅ……」の様な呻き声が聞こえるため、意識を失ったという訳ではなさそうだ。
……流石にこれは話し掛けた方が良いよな?
そう思った俺は、取り敢えず家の中に戻って今の焦凍に必要そうな物*5を持って来てから未だに地面に倒れている彼女へと話しかけた。
「焦凍ちゃ〜ん……?えっと、大丈夫?」
「……!?君、は……隣の?」
俺が話し掛けると、まさか誰かがこの場にいるとは思っていなかったのか驚いた表情をしながら俺の方に目を向けた。
君は隣の?、と言われている事からも、少なからず俺の見た目位は覚えていてくれたようだ。もしこれで覚えられてなかったとしたら泣いてた自信がある。
何はともあれ、今はとにかく彼女の身体を落ち着けて休ませてあげるのが先決だ。無駄話や思考をしている暇は無い。
「と、とにかく!これ、飲んで……?」
「あ、お水……?ありがとう……」
「あ、あとこれも使って!はいタオル!」
先程の物以外にも、カロリーバー的な物や、地面に横たわる彼女のためにも枕になりそうなタオルを持ってきた。これを畳めば簡易的な枕になるはずだ。
そう思って持ってきたので、早速彼女の身体を支えながらタオルを畳んで枕代わりにする。
相も変わらず顔色が悪い彼女を、そこに無理やり寝かせる。さらに悪化したらどうすんじゃい。大人しく寝てなさい。
俺が他にもなんかした方がいいのか考えていると、目の前で横になっている焦凍は俺に問いかけてきた。
「あの……なんでこんな事したの?」
あれ〜……?
これはもしかしてあれか?お前なんかの助けは必要なかったみたいな事を言外に言われてる感じ?
…………泣いちゃうぞ?
まぁふざけるのはここまでにして。
なんで助けたのかと聞かれても……。辛そうで見てられなかったから、が一番正しいんだよな。しかし、これをそのままバカ正直に言っていいものなのか?
うーん…………。まぁいっか。同じ年齢の子供なんだし、変に気を使う必要も無い、か。
「なんで……って聞かれても、普通に心配になったから……。」
「……そっか。ありがとう。」
おお!少しだけど微笑んでくれたぞ!うんうん。やっぱり子供は笑ってるのが一番だよ。
その点ではあの
とにかく、ずっとこのままって訳にもいかないよな……。
かと言ってここに居ればまたアイツが来るかもしれないし。
……よし!決めた。焦凍を家に呼ぼう。*6
「……ねぇ、焦凍ちゃん。良ければうちに来ない?このままここに居ると、またさっきみたいに訓練する事になって焦凍ちゃんが倒れちゃうかもしれないし」
「えっ……?わ、私が……
悲しいかな、まだ四歳の子が遠慮するという現実。君ぐらいの歳だったら、もうちょっとわがままでも許されると思うんだ俺は。
全然遠慮しなくていいんだぜ、子供の仕事は沢山遊んで健やかに成長することだってばっちゃが言ってた。*7
「うん!全然大丈夫!嫌じゃなかったら来て欲しいな!」
「えっと……蒼咼くんが良いなら、行ってみたいな。」
「よし!決まり!」
そういう訳で、焦凍が家に来る事が決定した。まぁいきなりだが……、あの
という事で俺ん家へれっつごー!!!!
──────────
───────
────
そんな訳で到着しました我が家。現在、俺と焦凍は手を繋ぎながら玄関の前に居る。
……え?家に入らないのかって?バカ言え、このまま入ったらあの
取り敢えず、このまま待っていても仕方ないのでインターホンを鳴らしてから直ぐ様横にズレる。
「あ、焦凍ちゃん。ちょっと横にずれといて」
「いいけど……なんで?」
「うーん……、見れば分かるかな。」
ドタバタッ、ガッシャーン!┣¨┣¨┣¨!!
相変わらずうちの両親は大袈裟だねぇ……。
息子が帰ってきただけなのに、ここまでうるさくなることあるか?普通。
「燈ちゃん!お帰りなさい!」
「
こちらに向かって走って来る音が聞こえたと思ったら、そのままの勢いで玄関が開き飛び込んで来る我が両親達。
ちなみに、両親が飛び込んだ先には俺達は居ないため、彼らは地面とキスすることになっている。
いや親が何やってんねん、今は焦凍もいるんだぞ。みっともないぞ父さん母さんよ。
「……焦凍ちゃん。ね?見たらわかったでしょ?」
「う、うん……。えっと、蒼咼くんのパパとママは凄いんだね……。」
ハハ、焦凍も引いてら。ウケる。
それよりも我が両親よ、いつまでその格好でいるつもりなんだ?さっさと起きてくれ。これ以上みっともない所を見せないでくれ頼むから。
「( ゚д゚)ハッ!燈ちゃんがお友達を連れて来たんだからいつまでもこうしてる訳にはいかないわ!!」
「そうだな母さん!燈葵が折角友達を連れて来たんだ!俺達みたいな親は邪魔だろう!二人で仲を深めると良い!」
父さん……。
そういう気遣いが出来るなら普段からその親バカっぷりを抑えてくれませんかねぇ……。ダメ?そっかぁ……
んじゃま、早速焦凍と一緒に俺の部屋に向かうとしますか。
という事で着いたぜ俺の部屋。とは言っても、在り来りな部屋なんだけどな。
クローゼットに鏡、テレビにゲームにベッドぐらいか?あ、あと机と椅子か。いやクッションもあったわ。
まぁ俺の部屋の内装なんでどうでもいい。
焦凍を連れて来たは良いものの……、何をしようか。
……こういうのは手っ取り早くゲームでいいか。多分だけど、訓練中の焦凍を見るに普段から子供らしく遊んだりしていないと思うし。そう考えたらゲームってのはうってつけだろ。
とはいえ、本人がほかにやりたいことあるかもしれないし一応聞いてみるか。
「焦凍ちゃん、ここが僕の部屋だけど……。何かやりたい事ある?」
「ううん……。私、こうやって遊んだこと無いから蒼咼くんに決めて欲しい。」
oh......
予め分かっちゃいた事だが、改めて本人の口から聞くと悲しくなるな……。まだ四歳の子が訓練漬けの日々ってマジ?
……よし、決めた。今日は焦凍に心の底から楽しんで貰うぜ!!
そうだな、まずは何のゲームをやろうか……。ううむ、取り敢えずアタブラでいいか。*9
「じゃあ焦凍ちゃん。このゲームやりたいんだけどいいかな?」
「……?よく分からないけど、良いよ?」
うし、覚悟しとけ轟焦凍。
今日の帰る時間になるまでに、これでもかというほど遊ぶ事の楽しさを教えてやるさ。
▽以下、ハイライト▽
「イヤァー!?ちょっと焦凍ちゃん!?それずるいって!!」
「ふふん。油断してる蒼咼くんが悪いんだよ!」
◇ ◇ ◇
「いけ!焦凍ちゃん、そのまま押しきっちゃえ!!」
「う、うん!……わぁ!?どうしよう、このままだと負けちゃう……!」
◇ ◇ ◇
「わぁ……凄い……。」
「でしょ?僕もこれ好きなんだ!すごく綺麗だよね!」
◇ ◇ ◇
その他にも、etc,etc……。
燈葵と焦凍の二人は、時間が許す限りめいっぱい遊んで親睦を深め合っていくのだった。
◇ ◇ ◇
結局、時間も忘れて二人で色んなゲームで遊んだ。
その際、焦凍の顔がずっと笑顔だったのはとてもいい事だと思う。
てか、なんか焦凍めちゃくちゃアタブラ上手かったんだけど。ほんとに初心者かよ……。
ま、まぁそれは置いといて。とにかく、俺自身も予想してなかったぐらい今日一日は楽しかった。
この世界に転生してから久しく、ずっと一人で遊んでたからな。誰かと遊ぶのは前世以来だから、随分と今日の事が新鮮に感じた。
あ、そうだ。今なら呼び捨てにしても許されるんじゃないか?いや既に心の中では呼び捨てにしてますけども。
「……ねぇ焦凍ちゃん。今度から焦凍って呼んでもいい?」
「うぇっ……!?い、いいよ……?あ、じゃあ!私も……燈葵って呼んでもいい、かな……?」
どうやらお許しが出たみたいだぜ。これで名実共に、焦凍のことを呼び捨てにできる。実際、毎回ちゃん付けするのはめんどくさかったしな。
あ、今なら一人称を本来の物にしてもいいかな?
……試してみるか。
「勿論いいよ!じゃあ今度から俺は焦凍って呼ぶし、焦凍も燈葵って呼んでくれ!」
「あ、あの……燈葵って僕って言ってなかった?」
「あぁいや、これがほんとの俺なんだ!今までのは……なんだろ、焦凍とあんまり仲良くなかったから、かな?」
「そっか……。じゃあ、今は仲良いって事なんだね………えへへ……」
うん。多少疑われたけど、特に問題にはならないっぽい。今度から一人称俺で行こう。本来はこっちだしな。
あ、今なんとなく時計を見て見たらもう夕方の5時だ。流石にまだ四歳なら、もう家に帰った方がいいだろ。
「焦凍、もう5時だけど家に帰らなくていいの?」
「あ……ほんとだ……。ね、ねぇ!また……こうやって遊んでくれる……?」
「……?勿論!今日は俺も楽しかったしな!また遊ぼうぜ!」
「……!うん!」
わぁお。凄いいい笑顔。
そんなに俺と遊べるのが嬉しいのか?……普通に嬉しいな、俺も。
さぁ、無駄話はここまでにして。
もう焦凍は家に帰らないといけないので、今は玄関前で話している所だ。
焦凍曰く、あの
……次からは、アイツが居ない間を狙って焦凍と遊ぶしかないな。気を付けないと。
「じゃあまたな!焦凍!また遊ぼうぜ!」
「うん!今日は楽しかった!また遊ぼう!」
そう言って、焦凍は既に俺ん家を出て焦凍の家の前まで来ていた俺から離れて、家に戻って言った。
……ふぅ。今日は楽しかったな。次遊ぶ時用に、ゲームの練習でもしておくか。
個性訓練も俺の将来の為に大事だが、たまには息抜きしたっていいだろ。
……それに、また焦凍の笑顔が見れるように俺も上手くなっとかないといけないからな。
うし、やるかぁ!!
ごめんね。なんかめちゃくちゃ脚注多くなっちゃった。
許して(はーと)。え?ダメ?調子乗んじゃねぇ?
……すいませんでした。“〇| ̄|_