個性『インクサンズ』らしいけど、原作知識は無いのでスレ民に助けてもらいながらヒーローを目指します。 作:匿名気取りのNoir。
遅くなって大変申し訳ありません(初手土下座)
作者はですね、ちょっとテストなんかがあったりしてですね?書く時間が無かったと言いますか……
次も……遅くなるかもしれませんが気長に待っていただけると大変嬉しいです。
それでは本編どうぞ!
はい。どうもこんにちは、
今現在俺が何をしているのかと言うと、只今絶賛轟家の玄関を監視中だ。え?犯罪者?誰の事だ?(すっとぼけ)
……待て。待ってくれ!別にやましい気持ちでやってる訳じゃない!!ちゃんとした理由があってやってるんだ!!
だからその110番はしまってくれ!!
……ふぅ。危ない所だったぜ。危うく史上最年少の犯罪者になる所だった。
ていうか、俺は一体誰に弁明していたんだ?でも何故だろう。それ以上先に踏み込んではいけないと、俺の脳が警鐘を鳴らしている………気がする。じゃあいいか。
てな訳で、先程も言った通り今現在俺は焦凍ん
肝心の
うーん……つい先日に焦凍が五歳になったからなぁ……。
スレ民曰く、焦凍が五歳の頃に"轟 燈矢は個性の暴走及びそれに伴う山火事によって死亡した"らしい。
問題は、死亡した時期がその年の何時か分からない所だ。それはつまり、こうして毎日警戒する他その事件を防ぐ術が無いという事になる。
ただまぁ、日中の間にその事件は起こるらしいので夜中にも監視する必要が無いのが幸いか。流石にそんなことになってたらまだ五歳児のこの体にはキツイ。
手元の時計を見てみれば、時刻はもう夕方の五時。昼ぐらいにその事件が起きる事を考えると、今日もまた駄目そうだな。
……仕方無い。個性の訓練と勉強をして今日は寝るか。
「ただいまー」
「あら、
「おや、燈葵じゃないか。お帰りなさい」
家の玄関を開けてそんな俺を迎えてくれたのは言わずと知れた我が両親。……珍しく今日はまともなお出迎えの様。
まともな両親に挨拶を返して、「いつもそうならいいのに」とか思いながら二階にある俺の部屋へと向かう。
そんな訳でinマイルーム。ただ今ベッドでゴロゴロしている真っ最中でございます。
ゴロゴロしながら考えるのは、やっぱり焦凍の兄の事。
スレ民曰く、焦凍の兄 燈矢 が死んでから明確に轟家の仲は拗れたらしい。ならば、その燈矢を死なせなければ仲は拗れ無いんじゃないか?という事で今現在の俺は奮闘しているわけなんだが。
ううむ。正直不安しか無い。
焦凍の兄が山火事事件によって死んでしまう事を知ってからずっと、俺は
なぜなら、その山火事は燈矢の個性『蒼炎』の暴走によって起こるらしい。蒼炎というのは温度が一万を超える。まだ五歳の体で、その蒼炎を扱うには無理があるだろう。
なればこそ、暴走後に何とかして宥めて落ち着かせるしかないんだが……。
これ下手したら死ぬんだよなぁ……
一歩間違えたらそのまま仲良死☆することになっちまうよ。厳しいって。*1
ま、なるようになるしかないか。今更心配しても意味なんて無いし、心配する暇があるなら
せっかくこの世界に転生したんだから、早死するつもりは微塵も無い。とにかく頑張るしかねぇか。
でもやっぱ死ぬの怖いです!!!*2
ま、まぁ?治癒系の力を使えるAUも居るし?何とかなるやろ(適当)……多分、おそらく、maybe、きっと、天文学的確率で。
……一応、寝る前にも訓練した方がいいか。
という事である程度個性訓練をしてから、その日俺は寝床に着くのだった。
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────
はい、おはようございます。どうも
さてさて、既に翌日となり今はだいたい朝の8時頃と言ったところ。別にこんな朝早くから張り込む必要は無いため、11時くらいまでは自由時間になる。
とは言っても、特段やる事は無いんだよなぁ……。ここ最近、というか個性使えるようになってからずっと訓練と勉強しかしてなかったし。いざ自由時間と言われても、それはそれで困る。
焦凍と遊ぼうにも、この時間はあいつの迷惑になりそうだし。
うーん……やっぱり勉強と訓練しておくか。
まだ俺五歳児なのになんか修行僧みたいな生活してるな……もしかしなくともこれって結構虚しいのでは?ボブは訝しんだ。
とりあえず、ここ最近はずっと
ううむ……何のAUに変身しようか。
Now loading…..
うし、決めた!
と、言う訳で。
「
俺がそう唱えると、たちまち俺の服装に変化が起きる。
先程まで来ていた服は、白と黒のモノトーンに。
体にはXの形をした白いベストを着ていて、白いファーが付いたフードと白黒のマントを着用している。
そのベストの中には紫色に近い黒のインナーを着ていて、これまたモノトーンの半ズボンを履いている。
両手には二振りのナイフが握られ、片方は大剣のような深紅のナイフ、もう片方は短刀程の大きさをした白いナイフだ。
鏡を覗けば、右眼は赤色に、左眼は白くなっていた。その上、右眼の下らへんに稲妻の様な形をした赤い切り傷がついている。
Foooo!!!この瞬間が堪らない!!
……ふぅ。*3すまない、取り乱したようだ。やっぱ画面の中でしか見れなかったAU達に自分が変身出来るとなると興奮しちゃうぜ。
そうだなぁ……。Cross!sansに変身した時は二振りのナイフが出てくるし、いざって時に使えないんじゃ話にならないから今日はナイフを扱う訓練でもしておくか。大きさ的には剣に近いし、素振りとかすればいいんか?
あ、二刀流だし片手でしっかり振れるように筋トレしておく方が良いか。
という訳でれっつ素振りじゃぁァァァい!!!
うおおおおお!!!!と、剣?ナイフ?の扱いに関してど素人な俺は取り敢えず素振りをしまくったら慣れるやろ、というクソみたいに楽観的な考えで訓練をしていくのであった。
……あ。ちなみに、やっぱり我流でやって変な癖付いたら不味いなと考え直して素直に"海賊ニキ"に教えを乞いました。*4
……ふぅ。取り敢えず三時間位は素振りしてたか?海賊ニキが掲示板からの配信機能で動き教えてくれてたし。結構為になったと思う。
そして現在時刻は午前11:30。そろそろ張り込み開始の時間である。
まぁ今日も徒労に終わる可能性の方が高いんだけどね。一体いつになったら焦凍の兄ちゃんは瀬古杜岳に向かうんや。
そんな事を考えながら、今日も今日とて気配を消して轟家の玄関を張り込みしています。
お昼くらいに事件があるって言ってたからなぁ……もうお昼にはなるし、ここからは気を引き締めて見はらなければいけない。
……って、うん?あの白髪……。見た感じ男だし……、もしかしなくとも"
……はっ!まさか今日が瀬古杜岳で山火事事件起きる日!?だとしたら燈矢は今から瀬古杜岳に向かっている……!?
不味い!!覚悟はしてたが……いざ実際の場面と遭遇するとめっちゃ焦るんだが!?少しでも遅れたら焦凍の兄ちゃんが死んじゃうんだろ……それだけは防ぐ。俺はハピエン主義者なんだよぉ!!
スレの皆から聞いたような事態にはさせない。
急いで追わなきゃ取り返しがつかなくなるし、見失わない様にしないと。
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見失ったよちくしょう!!
早く……、早く向かわないと……!焦凍の兄ちゃんが死んじまう!
まだか……?まだ着かないのか……?
サンズ達はほぼ全員ワープ使えるし、そのワープ使いながらなるべく早く向かってるからまだ大丈夫なはず……!*5
もしかしてあそこか!?クソッタレ!!もう山の上から炎上がってんじゃねぇか!!
しかも勢いエグいし規模もヤバい!!こんなん放っといたら100%死ぬ!!
くっそ……いざ行くとなると足が震える。でも仕方ないやん!俺五年前はただの一般ピーポーのハイスクーラーだったんやぞ!怖いに決まってるやん!
ってそんな事言ってる場合じゃねぇ!こうしてる間にも轟燈矢が死ぬかもしれない!早く向かわないと!
結構急だなこの山……!
急がないと間に合わなくなるかもしれない、とにかく早く轟燈矢の所へ行かないと……!
……はっ!?バカか俺!?普通にサンズの力で頂上までワープすればいいやんけ!
あ゙っづぅ!?なんだこの熱さ!?
ワープした瞬間とんでもない
まっずい!?急いで治療しないと死んじまう!!
だが治療をしようにも、辺りの炎のせいで集中する事が出来ない!かといって火消しに行ったらその間に燈矢が死にかねない!!
どうする……!どうする……!?今この状況であれはどうするのが正解だ?考えろ、考えて行動しろ。焦るな
てかそんな事考えてる時間はねぇ!?*6
あ゙ー……くっそ、いいよ!一か八かの大博打だ!!
やってやるよ!!気合いで何とかしてみせる!!
まずは燈矢からだ!死なれちゃこっちが困るんでな!という訳で少し寝てやがれ!!
自身の個性に身を焼かれてのたうち回っていた燈矢は、突如背後に現れた骨の一撃を食らい、その意識を闇へと落としていった。
取り敢えず気絶させたが……酷い火傷だ。放っておいたら30分も経たずに亡き者になってしまうと思う。
だがそうはさせない。俺がいるからな。という訳で、
「
このサンズは、ポジティブな感情を元にして色々出来る訳だが……俺この状況でポジティブになれんのか?
ま、まぁいい。
なのでその理論で行けば燈矢の事を治せるはずだ。
あ、でも確かこの能力……体力のほとんどを使うんだっけか?使い終わったら疲れて眠りそうな能力だな……って待って?俺まで寝たら二人とも仲良くあの世行きでは?
…………これは、いきなり気合ゲーになってきたな。何とか眠気を堪えて山を降りられればそれでいいんだが。それまで持つか、だよなぁ……。いややるしか無いんだけども。
……うし。さっきもやったけど改めて覚悟決めたぜ。
御託を並べるのは辞めにして、怪我を治すために燈矢へと近づく。
初めて使うから不安だが……やるしかない。
「『
俺がそう唱えた瞬間。まるで時間が巻き戻るかのように、燈矢の全身にあった痛々しい火傷の数々は綺麗さっぱり無くなった。
良かった。どうやら上手くいったようd……
「ゴフッ……!?」
……は?
待て、何が起きた?俺が『
……まさか。
今の俺の体はまだ五歳児と同等のスペックだ。そりゃそうだ、五歳児だもん。
言わば今の俺は身体的にはまだまだ未熟。もしかしたらこの『
くそ……!なんだよそれ!いやまぁそれはそうか!
大きな傷を治すという事は、出力を上げるという事。出力を上げたならその分、器の強度も求められる。今回はその"強度"が足りてなかったんだろう。
燈矢が治ったのはいい。けど問題は、この燃え盛る地獄からどうやって抜け出すかだ。
それに、さっきの喀血のせいでフラフラとする。足元が
この状態でも俺はワープで直ぐに逃げられるけど、そうすると燈矢を置いていくことになる。
やっぱり背負っていくしかないか……
他に手段も無いし、仮にあったとしても他の策を考えている時間は無いため、さっさと降りるに限る。
そして降りるにあたって、万が一炎がこちらに来たら大変だ。一応変身して炎遮っといた方がいいよな。
「
よし。取り敢えず
消すことも出来ないし、かといって別の場所へ移動させることも出来ない。
結局帰るまでの道のりの危険性は余り変わらないみたいだな。むしろ人一人背負ってる分危険度が増したと思われる。クソがよ!!
うぐ、それに……喀血した後に更に力を使ったせいか視界がぼやける。更に体がフラフラとする。
とにかく、早くここから降りなければ……待ってヤバい。さっきのポジティブメンディングのせいかめっちゃ眠いんだが?喀血に続いて今度は疲労かよ……!?
くっそ、今から降りようって時に追加で反動来るのかよ。せめて降り始めてからにして欲しかったなぁ……!!
あ、マジでこれはやばい。眠いし全身に疲れが広がってるような感じ。あれだ、学校の持久走とかで「疲れでもう動けねぇ……」ってなってる状態。全身に鉛を背負っている様な感覚。
やべぇ、高校生とかの体なら動けたかもしれないが、今の俺は五歳児。五歳児の体で眠気に抗える筈もない。
けど!
最初に言ったよなぁっ!?これは気合ゲーだって!!疲れなんて関係ねぇ!!
そうだ。
結局、前世でも今世でも俺はただの子供。そんな子供が、人一人死んでしまうような事件から助けようとしてるんだ。そりゃあ大変に決まってる。けどやる、やると決めた。焦凍のためにも、燈矢のためにも。
おら、とっとと体動かせよ
そして俺は歩き出す。疲労と眠気でほぼ瞼は閉じかかってて何も見えないが。喀血でフラフラとするが、それでも歩く。助けるために。
遠い。駄目だ、このままだと間に合わない。それに周囲の木々も焼かれたせいで何本かが倒れている。いつこっちに倒れるかも分からない。
何か、何か無いか……?このままだと俺たちは炎に包まれて死ぬ。早くここを抜けなければその時点でゲームオーバー。かといって、『ワープ』も使えないんじゃあどうしようも……。
いや待て?サンズのガスターブラスター、そのほとんどは宙に浮いていた。なら乗ってしまえばこの山をすぐに降りられるのでは?
これだ!これしか無い。現状これが最善のはず。
「来い、
そう俺が呼ぶと。気付けば隣には、目が蒼く光る竜の頭蓋骨の様な物が浮いていた。これがガスターブラスターだ。
空中に浮かび相手の周りを回りながらビームを撃つ、AU・オリジナル問わずにサンズがよく使う攻撃の一つ。
そして、ほとんどの作品ではこの
……よし!やはり幅や大きさはある程度自由が効くようだ。
この感じだったら問題ない……と思いたい。
取り敢えず気絶したままの燈矢を
……うおっ!?くそ……、体力を使い過ぎた……。さっきから何度も意識が飛びかけている。
このままじゃ、いつ落ちるのかも分からない。早くしないと……。
やっとだ。やっと俺の家が見えて来た。このまま行けば、無事に俺たち二人は助かる。良かったぁ……
あとひと踏ん張り。気張れよ俺。
俺がそう考えて少し落ち着いた直後。
「……っ!?」
いきなり
嘘でしょ!?言ったそばから落ちる事なんてある!?
なんて場違いな事を考えている俺なのだが。
いやいやいやいや!!呑気に考えてる場合じゃ無いって!!普通にこの高さから落ちたら死ぬんだが!?
とにかく
あれ……?これ終わったのでは……?
とも思いたいが、あいにく最後の手段がある。あるんだが……出来ればやりたくない。即興で思い付いたものだし。だがもう地面が迫って来ている。
けど背に腹は変えられないしなぁ……。やるしかないか。
覚悟を決めた俺は、すぐさま周囲に骨を出現させる。迫って来ている地面からも生やし、俺と燈矢の周りには無数の骨が存在する状態になる。
「
そして、俺の本来の個性『
……重力操作。対象は俺と燈矢。重力操作で速度を減らし、その後骨で受け止める。俺にはこれしか思いつかん。
さぁ!やるぞ!
重力操作発動、俺と燈矢に上空に向かう重力を発生させる。
……よし!速度はある程度遅くなった!後は受け止めるだけだ!
周囲の骨が急速に形を成していき、たちまちに宙に浮かぶ足場へと変化した。
そのまま俺達はその足場に向かって落ちていき……
「ガハッ……!?」
思い切り頭から突っ込んだ。
うぉぉ……痛ってぇ……。たださえ疲労と喀血のせいでボロボロなのに、更には頭まで思っきしぶつけるとは……オデノカラダハボドボドダ!
……あ、やっべぇ。頭打ったせいか視界が霞んで来た……。せめて、燈矢の事を家まで届けないと。
幸い俺の家はすぐそこにある。そこにさえ辿り着けば、後は俺の両親が何とかしてくれるはずだ。
あ゙ー……くっそ。辿り着いたは良いが、どうやって俺の事を知らせれば……。
……立つしかないか。正直、ずっと横になってたいくらい俺の体はボロボロなんだが、知らせない事にはどうしようもない。
「うぐっ……ぐぅっ……はぁっ……」
……なんとか、何とか立てた。後はチャイムを鳴らすだけだ……。
そう考えた俺が、何とか震える指先でドアチャイムを鳴らすと、いつも通り ドタバタガッシャーン、という音が聞こえて来た。
良かった。これならもう平気か。
俺は……なんとか、原作改変する事が出来たらしい。
「燈ちゃん!!お帰りなs……どうしたのその怪我!?」
「燈葵、お帰り……どうしたその怪我は!?」
慌てた両親が駆けて来るのを横目に、もうとっくに限界を迎えていた俺は、その場で崩れ落ちて意識を飛ばした。