マシュマロでも食べる? 作:コサメ
ナツ、可愛いよ、ナツ
12月04日。と言えば、何の日か?
794年には、「
1563年トリエント公会議。プロテスタントの宗教改革により混乱したカトリック教会を刷新しようとする動きの一つ。重要重要。
1890年、北里柴三郎が破傷風とジフテリアの抗体発見。新千円札にもなって日本では時の人だ。いやいやいや、確かに重要だが、私の言いたいのは記念日ってこと。
記念日。
血清療法の記念日。北里柴三郎ね。だから違うってば。大切だけど。
聖バルバラの日。いやいやいや今回は宗教関係ないから。確かに神聖な日ではあるが。
クッキーの日。アメリカ限定じゃん。違う違う。誕生日だよ。重要な人の誕生日!!
アンドレ・カンプラ。アルフレッド・ハーシー。トーマス・カーライル。確かに重要人物だが、違う違う女の子の誕生日だよぉおおおおおおおおおおお!!!
柚鳥ナツ。彼女の誕生日が12月04日。我らがナツ様の誕生日だぁあああああああああああああああああああああああ!! であえであえであえ!!! ナツ様のお通りだぁああああああああああああああああああああ!!!!!
……………………………………………………………………………真面目な話、どう祝えばいいのかわからない。
前世の私は誕生日を祝われたことがない。つまり、何をされれば喜ばれるのかわからない。いや、ナツがいれば、放課後スイーツ部のみんながいれば、それだけで誕生日プレゼントになった。実際にサプライズパーティーもしてもらった。あの時は嬉しかった。もちろんナツがいる毎日が記念日だが。
かと言って、それは私の場合であって、ナツや他のみんなに当て嵌まるとは限らない。
誕生日を祝ったこともない。いや、カズサとヨシミのは祝った。しかし、私はまだ警戒態勢中で、今みたいに仲良くなれていなかった。ナツのついでみたいな立ち位置だった。なんで警戒態勢だったかって? まぁ、若気の至りってやつですよ。
前世でも誕生日を祝ったことがない。いや、全くないかというとそうでもない。友達がいた頃、小学校時は祝ったことがある。けど、普通の、何と言うか、救われていない、そんな誕生日だった。あまりものとして、お情けとして呼ばれたようなそんな感じでの招待だった。
小学校高学年になると、もう誘われすらしなくなり、孤独になった。友達もどきもいたが、もどきはもどきで楽しくやっていた。私を放り出して。
だから、まともな誕生日祝いを知らない。常識を知る必要がある。
「ということで、ここにナツ四天王が集った訳だが」
「ちょっと待ちなさいよ。ナツ四天王って何よ??」
ヨシミがツッコミを入れる。アイリが、あははは、と苦笑い。カズサはクールにお菓子を食べている。マカロン。
「説明しよう! ナツ四天王とは、ナツを囲む放課後スイーツ部の面々を指す言葉だ」
「なるほど、私だけじゃどう突っ込めば良いのかわからないわ。アイリ、パス」
「え、えぇ……えっと、アキナちゃんは、放課後スイーツ
「ぶふっ!? ちょっとアイリ! ここでまで、その話はしないでよ!」
「ご、ごめんね」
「いや、謝ることでもないから……」
早速、話が脱線しかけている。戻さねば
「んんっ! ナツの話に戻るけど、正直言えば、ナツが喜ぶことが何かわからないんだ」
「ん~、普通にスイーツあげとけば?」
「それいつも通りじゃん。もっと、こう、何か、……ロマン! もしくはロック! って感じの……何か催しはないかなって?」
「またあれ見せたら? えっと、ツムギのバンド」
「あれはロックじゃなくて、メタル」
「何が違うのよ?」
「ロックはナツが上がる。メタルはナツが下がる」
「ナツ基準じゃわからないわよ……」
とにかく、とテーブルを叩く。お菓子がテーブルからこぼれる。カズサから睨まれる。すごすごと椅子に座る。部室の休憩室。
「と、とにかく、ナツを祝いたいの。みんなも違う?」
「まぁ、……いつもあんなだけど、私が宇沢の件で不安定な時に、場を明るくしようとしたりしてくれたからね。……まぁ、空気は読んで欲しかったけど」
「あははは……私もみんながセムラを盗りに行ったって聞いた時は驚いたけど、ナツちゃんが発案だと知って、納得しちゃった…………」
「あんなんでも、気配りとか上手いし、場の雰囲気を考えて道化になったりもするし、……いや、素かもしれないけど、いつもあんなんだし」
「褒めてんのか貶めてんのか、わからんな」
「そういうアキナはどう思ってんのよ? って、いや、訊くまでもなかったわね」
「私はナツを愛している。そんな質問が来るということはヨシミに完全に伝わっていなかったようだね。今から耳元で囁くね」
「いや! こっち来んな!?」
「ナツ愛してる。ナツ大好き。ナツ可愛いよ。ナツ最高。ナツちゅき。ナツぷるぷる。ナツ女神。ナツ大御神。ナツ大明神。ナツは創造神。ナツは────」
「うわぁあああああああああ! やめなさぃい! 汚染されるわ!!」
「ちょっとあんた達! 恥ずいから止めて!!」
カズサの一言で休憩室の扉が開かれる。大人だ。先生だ。ここはシャーレの部室、その休憩室だ。
「〝みんなげんきそうだね〟」
「そりゃぁ、先生。ナツの誕生日が迫っているんですよ? ここでやる気を出さなくていつ出すんですか?」
ふんす、と私は胸を張る。先生が、「〝アキナは相変わらずだね〟」と乾いた笑みを見せる。みんなだいたい同じ反応。解せぬ。
「という訳で、これでナツ四天王が揃った訳だけど」
「え? 四天王? 先生含めて、5人だけど」
「…………いつから、四天王が4人だけだと、錯覚していた?」
「アホなこと言ってないで、進めるわよ」
カズサに叩かれて、はーい、と頷く。司会進行をしよう。
「まずは、先生。部室の休憩室を使わせて頂き、ありがとうございます。またお忙しい中、参加して頂きありがとうございます」
「〝いや、大丈夫だよ。私もみんなと会えて嬉しいから〟」
照れだす放課後スイーツ部面々。いや、乙女か。乙女だったわ、放課後スイーツ部。それにしても天然ジゴロというか、先生はなんというか。元男じゃなければどうなっていたか……。
私? 私は大丈夫だよ。ナツ以外眼中にないから。
「それでは、ひとりずつ、どんなことでナツが喜ぶか、挙げてもらいます。はい、カズサさん」
「え? 私?」
「はい、誕生日順です」
「あぁ~、そういう。……そうね。やっぱり、ロマンかしら?」
「もっと具体的に」
「じゃあロック?」
「それも抽象的ぃ」
う~ん、とカズサが唸る。出だしでこれか。先が思いやられる。
「そうね…………パスで」
「ぱぁすぅうう!?」
「な、なによ?」
ジト目で睨むと、流石にバツの悪そうに、カズサがそっぽを向く。
「いや、まぁ、いいや。最後に言ってもらうからね? それまでに考えておいて。次、ヨシミくん」
「え? 私?」
「ナツが喜びそうなこと・もので、具体的に何か挙げて下さい!」
「んー………………ロマン、かな?」
「もっと具体的に」
「じゃあロック?」
「それも抽象的ぃ」
「じゃあ、パスで」
ダメだこいつら、早く何とかしないと。ジト目で睨む。しかし、カズサと違って、ケロッとしている。解せぬ。
「じゃあ、カズサの後で言ってもらうとして、はい、アイリ」
「いや、そこはあんたじゃないんかい!」
「私は司会進行をしておりますので、後回しです。はい、アイリ」
「あははは……えっと、ナツちゃんが喜びそうなことだよね?」
「そうそう」
「前にナツちゃん『冒険はロマンがある』って言ってたよね?」
「ほほぅ、冒険ね」
休憩室にあったホワイトボードに、『冒険』と黒水性ペンで書く。
「やっと、意見らしい意見が出ましたね」
「何よ? 私達が使えないみたいな言い方」
「事実でしょう」
どこからか取り出した伊達眼鏡でクイッとする私。なによぉ、と抗議の声を上げるヨシミ。カズサは呆れて、マカロンを食べている。アイリもお菓子を摘んでいる。先生は顎に手を置いて、何か考えている。
ヨシミの抗議の声を無視して、私は先生に顔を向けた。
「それでは、先生。ナツと仲が良い先生。ナツのことを何よりもわかっている先生。どうぞ、宜しくお願い致します。きっと、誰もが予想しないナツの喜ぶ誕生日企画を考えてくれることでしょう」
「〝なんか私だけ期待が大きいね!?〟」
「それも当然。先生ですから。別に、私の方がナツを知っているとか思っていませんから。嫉妬とかしていませんから。先生よりも私の方がナツとの付き合いが長いのに、先生の話をする時のナツがいつも以上に可愛いとか思っていませんから、いつも通り可愛いんですから! ありがとうございます!!」
「〝お礼を言われてしまった…………〟」
とりあえず、話を戻す。閑話休題終了。
「で、先生。ナツの喜ぶこと・ものをある程度具体的に挙げて下さい」
「〝そうだね。そう言えば、ナツには訊いたの?〟」
話を逸らされた気分。まぁ、一応説明しておくか。
「まぁ、サプライズってやつですよ。私がしてもらったので、私もやり返します」
「言葉遣い間違っているわよ」
「あはははは…………」
「まぁ、ナツにはそれとなく訊きます。ええ、ナツと同じクラスで長い付き合いの私がね」
「なんか急にマウント取り出したわね」
「でもでも、ナツも思って見なかったものが出てきたら、サプライズ成功じゃないですか!?」
「〝うーん。それもそっか〟」
「で、先生。先生は何を挙げますか?」
「〝ナツが好きなのって言ったら、スイーツ。そして、ロマンを求める性格。それと、謝肉祭の時は、ロックって言ってたね〟」
「まぁ、そうですね。…………ついでに、ナツがロックにハマったことに対して、どうお考えでしょうか?」
「〝? 本人が楽しければいいんじゃないかな?〟」
まぁ、そうだね。ナツに対しては先生と同じ気持ちらしい。嬉しくはない。決して嬉しくはない。
先生が言う。
「〝それなら、一緒に、ケーキを作るのはどうかな?〟」
「「「「ケーキ?」」」」
「〝うん。自分のケーキを自分で作るの〟」
「そ、それは、ロマン? なの? 先生?」
「自分で自分のケーキを作る……何と言うか、ロックな発想ではあるかな? でも、ナツ喜ぶかなぁ?」
「〝そこで、ひと工夫。ナツには秘密にしておくんだ〟」
「秘密?」
「〝そう。ナツには自分のために、自分達でケーキを作っているとは知らせないんだ〟」
少し考える。ナツが自分のために作っているとは知らず、一緒にケーキを作る。ケーキはスイーツ。さらに、自分で作るということに対して、自分の理想のケーキを作れるというロマンがある。さらにさらに、知らせずにいるという点がサプライズになる。
「へぇー、面白そうじゃん」
「でも、そんなことできるの? 第一、ナツが気づくでしょ」
ヨシミの疑問ももっともだ。ナツは馬鹿じゃない。ケーキを突然作るとなると、『もしかして自分の誕生日と関係あるのでは……?』と思ってしまうかもしれない。
「〝うん。そこで、このイベントを使う〟」
「ん? イベント?」
先生が見せたのは商店街のチラシ。デカデカと『ケーキ屋さんの職場体験』と書かれている。時期は12月04日。どうも商店街にあるケーキ屋で職業体験会を行っているらしい。その時に、ケーキ作りを行うらしい。ホールケーキ。
チームになって作るから、みんなで作る形になるし、きっかけとしても良いかも知れない。ただし、懸念としては人数が多いと抽選で選ばれるというのだから、5人とも参加できるか不明。さらに、他のチームに組み分けられたら、一緒に作ることにならない。
それを言うと、先生が、安心して欲しい、と言った。
「なんですか? もしかしてシャーレの権限でも使う気ですか?」
「〝違うよ。ただ、この商店街、人気がなくて、他に応募する人がいないんだ。味はおいしんだけど……〟」
「締め切り、1週間後よね? いつから応募開始したの? 先生」
「〝1ヶ月前から〟」
「それで、応募者は?」
「〝今の所、0人。後、5名で元が取れる感じだね〟」
「ついでに、、料金は?」
「〝一人1,000円〟」
私は一人納得。
「確かにホールケーキ5号だと、5人でちょいと高いのを買った、って値段ですね」
「いいんじゃない? 私は大丈夫よ」
「私もいいわ。アイリは?」
「うん。大丈夫だよ。後はナツちゃんが乗り気かどうかだけど……」
そこは、押し切る以外にあるまい。まぁ、あまり心配はしていない。ナツのことだから、ノリノリで参加するだろう。ケーキの可能性を冒険しよう、とでも言っておけば、すぐにでも食いつきそう。
そういう訳で話がまとまった。
「ところで、アキナは他に何かアイディアとかないの?」
「え? 私?」
「私達だけ案を出させて、自分だけ何もないとか言う訳ないわよね?」
「え? え?」
「何かないの?」
「えーっと、……ロマン、とか?」
「もっと具体的に」
「じゃあ、ロック」
「それも抽象的ぃ」
人のこと言えないじゃん、とヨシミとカズサから叩かれた。互いに冗談を言いながら笑い合う。休憩室の扉が開いていることを知らずに。
~~~~~
「という訳で、ケーキ屋さんで職業体験をしようと思う」
「? どういう訳で?」
首を傾げるナツ。ゲームのカフェで絆が結ばれる時のあの表情と似ている。こてんと首を横に倒す姿。あ、あ、あ、可愛い。ああ、ああ、可愛い。可愛さや 岩に染み入る ナツの声
「? アキナ?」
「今゛日゛も゛推゛し゛が゛可゛愛゛い゛!!」
「はいはい、定期定期」
ヨシミが呆れたように手を払う。今は教室。隣のクラスのヨシミも参加し、私とナツとヨシミの三人で机を囲う。アイリとカズサは少し遠い教室にいるので、お昼休みに来ることはない。クラスメイトとの関わりもあるだろうし。
私? クラスメイトとの関わり? そんなのはない。私のクラスメイトはナツ以外にいない。逆説的に言うと、ナツとの関わりが全てのクラスメイトとの関わりとなる。ナツ可愛い。
「説明すると、かくかくしかじかで」
「なるほど? うまうままるまるか」
「…………今の話で、伝わる方がおかしいわよ。つまり、あんた達はおかしい」
「うん。アキナが何を言っているのか私も判らなかったよ」
仕方ない。ちゃんと説明するか。私はナツに説明した。
じーっと見つめる。ナツが首を傾げる。こてんと。ヨシミが私の頭を叩いた。
「モノローグで説明するな!」
「よくわかったね!?」
「いいから、説明しなさい!」
「えっと、商店街で『ケーキ屋さんの職場体験』というイベントが開かれるんだ」
「うん。それで?」
「で、面白そうだから、参加しようと思って」
「アイリ達には賛同を得られているわ」
「なるほど、後は、私だけ、という訳だね?」
「「そういうこと」」
うーん、とナツが唸る。箱牛乳をちゅうちゅう吸い出した。ああ、ストローになりたい。ストローになって、その瑞々しい唇にうわぁああああああああああああ
「ついでに、お値段は?」
「お一人様1,000円だね。作ったケーキは、各自で持ち帰っていいし、その場で食べてもいいし、だって」
ナツの目がキラキラと輝いた気がした。これは脈アリだ。困っちゃうなぁ。モテる男は。あ、今は女でしたわ。このくそ
が、しかし、ナツは少し曇った顔で、私とヨシミを見る。二人して首を傾げる。
「うむ。…………それは、私達が作る理由はあるのかな?」
ん? なんか雲行きが怪しいぞ?
「えっと、スイーツの探求になるんじゃないかな? それに、自分が好きなようにデコレーションも味付けもできるんだよ? フルーツ載せたり、ホイップクリーム大量に載せたり、チョコを入れたりできるって。やはり放課後スイーツ部なんだから部活動としては適切じゃないかな?」
またもや、ナツが目をきらきらさせた。まるで、しいたけ。目がしいたけ。可愛過ぎる。EXカットイン。EXカットイン。今世紀稀に見るベスト笑顔に選ばれる! これは素晴らしい。
と思っていたのだが、顔を真面目なものにした。とっても面白くなさそうな顔になった。えぇ……
「んんっ! 確かに、味の探求にはなると思う。だけれども、私達がそれを行う意味がよく理解できない」
「えぇ……意味とか求めるの? ナツは探求とか嬉しそうに飛びつくかと思ってたけど?」
「正直な話、あまり心を動かされなかった」
「ウソだ!? さっき、キラキラした目で話を聞いていた!」
「そ、それは……アキナの勘違いじゃないかな?」
「生粋のナツラーにとって、それはあり得ない」
「まぁ、アキナの話は置いておいて、どこらへんが心動かされなかったのよ?」
ナツが少し考えて、ストローから口を離した。ちょっと牛乳が撥ねた気がする。それが手首に付いた気がする。この手首は一生洗わない。感染対策? 関係ない。
「まず、放課後スイーツ部だけで美味しいものが作れるとは思えない」
「???」
ナツらしからぬ台詞に困惑。傍を見るとヨシミも困惑顔。
「ナツ、あんた、何でもロマンを感じれば突っ込むタイプでしょ? 味がどうとか気にしたことあまりないでしょ?」
「訂正させていただくと、味はやはり大事だよ。常識的に考えて」
衝撃スクープ。ナツが常識を語る。これだけで一日は報道できる。危機的状況だよ。
ヨシミがナツの額に右掌で、自分のおでこに左手で触れる。ナツは咄嗟に何もできなかったが、首を傾げた。
「何? ヨシミ?」
「いや、熱でもあるのかと思って」
「あ! ずるい! ヨシミ! 私もナツの熱計る!」
「ややこしいから、アキナは黙って」
ヨシミに言われシュンとなる。ヨシミが続ける。
「どうしたのよ? ナツ? 味なら、ケーキ屋さんの奥さんが教えてくれるらしいから、めちゃくちゃ不味いってことにはならないと思うけど」
「じゃあ、あれだ。決められたレールに沿って作るものを、ロマン、と呼べるのか? そうは思わないかい?」
「わーい。ナツっぽい台詞がキタコレ」
「ぽいだけで、妥協して言ったような感じね」
「うるさいなぁ。とりあえず、私はあまり心が踊らないってだけだよ。お金もそこまでないし」
「お金は私が奢るよ!」
「悪いよ。それに、アキナ」
「ん?」
「…………いや、なんでもない」
なんだ? 今の間は?
「とりあえず、私はあまり心が踊らないな」
「あんたにしては、珍しいわね」
「…………これでも、乙女だからね」
そう言って、牛乳に口を付けたナツ。ヨシミは私を見る。私は表にこそ出さないが、内心焦っていた。
やばいやばいやばい! ナツが乗り気じゃない! それじゃ、誕生日のサプライズパーティーにならない。ナツも乗り気じゃないと、ナツが楽しめない。ナツが楽しんでこそ、ナツの誕生日になる。どうにかこうにか、ナツを乗り気にさせる方法はないだろうか?
「な、ナツは……その、どうして心が踊らないか、分析はできているんだよね?」
「…………分析……まぁ、そうだね。できているよ」
「それを教えて!?」
「別に面白くもないよ?」
「ナツの話が面白くなかったことなんて一度もなかった。今までもそうだったのだから、これからもそうだと私は確信している」
「それはアキナだけの話でしょ?」
「そんなことない! ヨシミだってナツの話、聞きたいよねぇ?」
「いや、特には」
「ヨシミ空気読んで!?」
ヨシミが咳払い。
「まぁ、何? ナツの言葉は意味不明だし、呆れることも多いけど、というか呆れることしかないけど。い、一応、いつもと違ったら、心配でもするわよ」
ヨシミが少し顔を赤くしてそっぽを向く。ナツと私は顔を見合わせた。
「ツンデレだね」
「ツンデレだ」
「うっさいわね!? いいから、言いなさいよ!?」
ナツが肩を竦める。その瑞々しい唇から言葉が漏れる。
「…………ヨシミはいつも通りだね」
「ナツはいつも通りじゃないわね」
「…………アキナもいつも通りだね」
「な、ナツ? 大丈夫だよね?」
「…………気が付いただけなんだよ」
「気が付いた? 何に? ナツ」
「目が覚めた、とも言うけどね」
「「え?」」
「他者からどう思われようが、気にしていなかったけど、……ツムギのバンドを見て、アイリと先生が私のようだと言って、目が覚めたんだ」
「そ、そんな……ナツが……そんな」
「あ、あれは……え? そこまでショックだったの?」
「ああ、ショックだったとも。特にアイリと先生がそう言ったのが」
私は愕然とする。ナツがナツでなくなったと聞いたような錯覚を味わった。否、まさにその通りなのだ。放課後スイーツ部でのナツはみんなのために道化を演じて場を和ませ、時に掻き乱して、慌ただしくも楽しいひと時を形作ってくれていた。それがなくなる。
チャイムが鳴った。
~~~~~
私は放課後も放心していた。ナツが頭をなでてくれる。心地良い。
「アキナ? 大丈夫?」
「ナツはナツだよね?」
「私が私でない時は、私の情熱がなくなった時だけだよ」
「ナツぅ~」
ヨシミが溜息を吐いた。カズサは首を傾げ、アイリはおどおどしている。
「で? どういうことよ? ヨシミ」
「何が?」
「ナツとアキナの様子がおかしいじゃない」
「…………いつも通りに見えるけど?」
「いつもは、アキナがナツに抱き着いているけど、今日はナツがアキナに膝枕しているじゃない。どう考えても立場が逆転しているわよ?」
「それは、かくかくしかじかで」
「なるほど、まるまるうまうまなのね、ってわかんないわよ…………」
「えっと、二人とも元気がないみたいだけど、もしかして、ケーキ屋さんの話は……」
私はナツにしがみつく。ナツが顔を上げる。
「という訳で、私は職業体験に行かないよ」
「え!?」
「やっぱり……」
「なんでよ? ナツ? アキナがナツのためにた「カズサちゃん」えっと、……すごく楽しみにしてたのよ?」
「え? アキナが?」
「うん。ナツちゃんとケーキ作るの、楽しみにしてたよ」
ナツが私を見る。私はナツのお腹に頭をグリグリと押し付ける。ナツの香りがする。いい香り。ナツが私からケーキ作りのチラシを奪って見る。しばらくして溜息を吐くナツ。
「はぁ~…………しかたない。……参加しよう」
「!? え!? で、でも、乗り気じゃなかったよね!? ていうか、今も乗り気じゃないよね?」
「…………でも、ケーキ作りたいんでしょ? アキナは」
ナツのサプライズパーティーだからね、と言えれば良かったが、言えない。歯を食いしばる。
「ナツが乗り気じゃないのなら、行かない」
「そんな強情な……」
「それはナツもでしょうが!? ホントは行きたいくせに!」
「まぁまぁ、落ち着きなさい」
ヨシミの仲裁でとりあえずナツから離される。あ、ナツの温もりが……。悲しみ
「で? ナツはどうして考えが変わったのよ?」
「それは……」
ちらり、と私を見るナツ。私は首を傾げた。
「まぁ、黙秘と行こうじゃないか」
「いやいやいや、なんで黙秘するのよ?」
「言いたくないからだよ、ヨシミ」
「〝まぁ、その辺にしたらどうかな?〟」
「「「「「先生!?」」」」」
先生が入ってくる。放課後スイーツ部の部室に。
「先生、勝手に入って来ないで下さい。訴えますよ」
「アキナ、あんたねぇ」
「〝相変わらず辛辣だね、アキナは。……口論になっているようだったから、仲裁にね〟」
私の拒絶にもやんわりと返す先生。これが大人の余裕!? 私も前世では大人だったのに、この差はなんなんだ??
「で、どうして先生は部室に来たの? 用事?」
ナツの質問。こころなしか、声が少し調子が良さそうだ。先生が来たからだろうか? く、悔しい。なんてないぞ。悔しくなんか……
「〝ヨシミがナツの様子がおかしいってことで、来てみたんだけど、どうやら参加はするみたいだね〟」
「うん。そんな大げさにしなくてもいいよ」
「大げさにもなるわよ。ナツがいつも通りじゃないと、その……調子狂うって言うか、アキナが変になるというか……」
「あー……それはごめん。もう元に戻ったから」
「ちょっと待った! 頭の整理させて!!」
どうぞ、とみんなが私に頷く。私は部室にある黒板に書き込む。
「まず、ナツは最初、行きたくなかった。その理由は確か、先生とアイリにツムギと似ていると言われたからだよね?」
「うん……まぁ、そうだね」
「〝あれ、まだ気にしてたんだ……〟」
「ナツちゃん、あれは誤解でね?」
「うん、判っているよ。ただ、その時の逃げる口実に使っただけ」
「な、なんだ、そうなんだ……」
「いや、どういうことよ?」
「つまり、本当の理由は言いたくない、と。決してロマンを避けている訳ではない、と。これは大丈夫?」
首肯するナツ。それに元気を貰う。そっか、逃げ口実のための言い訳だったのか。安心した。ナツがナツでなくなったような気がしたが、そうではなかったようだ。
「そして、急に行くことにした。なぜ?」
「それも言いたくないかな」
「むぅ」
そう言えば、とヨシミが首を傾げる。
「アキナが楽しみにしている、ってカズサが言った時から意見を変えた気がするんだけど……」
「……」
「え」
「ナツ?」
「ええっと、私はここで帰らせて頂きます」
「突然の敬語!?」
「ナツ! 待ちなさい!」
「〝落ち着いて、ヨシミ〟」
「先生! でも……」
ナツは部室を立ち去ってしまった。残された私達は呆然とするしかなかった。
「〝私の方でも、ナツにそれとなく訊いておくから、みんな心配しないで〟」
私は頷くだけが精一杯だった。ナツの行動がわからない、ことはままあったが、ここまで今までのナツと違うと不安でしかなかった。
~~~~~
ケーキ屋さんの職場体験の日になった。予想通り、ケーキ屋は私達以外いなかった。応募人員は5人だけ。先生は仕事が忙しくこれなかった。ユウカさんに連行されていった。南無三。
残るのは少し気まずい雰囲気のナツと私とスイーツ部。直前になってもナツは理由を言わなかった。今もまだ説明がない。
「さて、それではケーキの材料を混ぜていきますね」
ケーキ屋のすずめ奥さんが最初に説明して、指示を出す。生地を焼く所から始めるなんて、本格的だ。薄力粉を振る係、バターを湯煎で温める係、グラニュー糖やはちみつを計量する係など。私は卵ともろもろと混ぜて生地を作る係。ミキサーで混ぜる。混ぜながらナツの作業を待つ。
ナツは薄力粉を振るっている。私が混ぜたものの中に、薄力粉を入れるのだ。ナツが篩をとんとんとんと振るっている。そのたんびに腰が揺れるもんだから、もうなんていったって可愛い。私のアイドルだ! 鼻がつーんとする。
「って、アキナ! 鼻!」
ヨシミがぎょっとして見る。私は、え、と鼻下を撫でる。指を見ると、血。
「大丈夫!? アキナちゃん! 鼻血止血しなきゃ!」
「ちょっと代わりなさい! 血が入ったらどうすんのよ!」
「カズサ、私の心配もして……」
「どうせナツのことでも考えて鼻血出したんでしょ? 自業自得よ」
「ナツが可愛いのが悪い」
「私のせいにされても……」
でも、とナツがクスリ笑った。
「アキナらしいね」
笑顔が眩しい。正の光が私に降り注ぐ。まるで、かめはめ波で消え行く敵役のように私は意識を失った。
目が覚めた。見知らぬ天井だった。ここでこそ、あの台詞を言うべきか? いや、あえて言わないでおこう。ナツがいたからだ。ナツ大好き
「ナツが可愛過ぎる」
「…………目が覚めて開口一番言うことが、それ?」
ナツは微笑んでいる。女神だ。天使だ。あ、ヘイローあるから天使かもしれない。本物の天使。牛乳瓶みたいなヘイロー。ピンクで可愛く、ていうかナツなら全てが可愛い。
「アキナ、救急車呼ぶ?」
「ナツが看病してくれたら治るよ」
「じゃあ、いらないね」
しばし沈黙。辺りを見渡す。どうもリビングらしい。ケーキ屋の奥さんがソファーを貸してくれたようだ。感謝。
今思うとナツと二人だけ。この空間をナツのスメルが充満しているような気がする。まさしく天国。こりゃ意識が保つかどうかわかりませんぞ。
「アキナ?」
「はひぃ!」
「…………今日はどうして、ケーキ作りに参加しようと思ったの?」
「そ、それは……」
言えぬ。言ったらサプライズにならぬ。ケーキが完成してから言うつもりなのだから。
ナツが枕元に座る。ナツと目が合う。赤いルビーのような瞳が神秘的で吸い込まれそうだ。
「言いたくないんだ」
「言いたくないと言うか、言えないというか」
「この間、私抜きでシャーレで何か話し合っていたようだけど、あれは何?」
「ぎくぅ!?」
「当てて上げようか? 今日が何の日か、私が一番よく知っているから」
私は天井を仰いだ。流石飲食店を営むだけあって、清潔感のある家だ。私はソファーから起き上がる。鼻を抑えていたティッシュがポロリと落ちる。
振り向くとナツがじっと見つめていた。逃さないとでも言いたげな表情。私は両手を挙げた。
「降参です」
「なるほどね。やっぱりサプライズパーティーだったわけだ」
どこか嬉しそうにするナツ。私は失敗したことに落ち込む。サプライズ失敗。ナツをもっと喜ばせたかったのに、できなかった。
「どこから知ってたの?」
「うむ。一週間前。休日で特にすることもなかったから、先生に会いに行った時、みんなが私抜きで集まっていた所からかな?」
「最初から全部知っていたと?」
「いや、最後の方しかわからなかったよ」
「ん?」
ナツは肩を竦める。
「あの時は、すでに話は終わっているようだったよ。最後にアキナがアイディアをカズサとヨシミから求められている所だけ聞いて、帰った。その時はサプライズパーティーの準備だと知らなかったよ」
「じゃ、じゃあ、どうやって……」
「まぁ、順を追って説明するよ」
そう言って語る姿は少し恥ずかしげにしていた。
「まず、私抜きでみんなで集まっていたから、少し疎外感を覚えたんだ」
「ご、ごめん」
「それはいいんだけど、次の日、アキナが嬉しそうにケーキ作りの話を持ってきたじゃん?」
「うん」
「それで思ったんだ。あの時、話し合っていたのはこのことか、とね」
「そこで、知った訳だね?」
「いや、その時までは目的がわからなかったんだ。なんで私抜きで集まったのかとか、なんでケーキ作り? って感じだったよ。ケーキ作りだけなら、私にも相談してくれてもいいのに、って、その……思って」
「じゃあ、どこで……?」
「カズサが、『アキナが楽しみにしている』って言った時かな? もしかして、と思ってチラシを見たら、なんと当日は私の誕生日だったって訳」
なるほど、と頭垂れる私。流石ナツ。頭も賢いなんて、本当に私の浅はかな考えなんてまるっと全てお見通しなんだ。
「ごめんね、アキナ」
「いや、謝ることないよ。私がもっと上手く立ち回っていれば……」
「あ、いや、サプライズパーティーの話じゃなくて……」
「?」
ナツは少し恥ずかしそうにチラリと私を見る。可愛いな。しかし、サプライズパーティー以外の話でナツから謝られることが思い付かない。
「一度、ケーキ作り、断ったじゃん。『魅力を感じない』とかなんとか言って」
「う、うん」
「あの時、私、
「しっと?
「そう……その……いや、これ以上は私の口から言えない。察して」
「察するって、わからんのだが? 私のIQちっさいんだが?」
「成績上位者でしょ? 察してよ。乙女の考えを」
「ナツの考えを察せるということは私はナツに成らないといけない。それはナツを愛でることができないと同意義なので、無理です」
「まったく、ロマンがないなぁ」
ナツが呆れる。本当にナツが何を考えているのかわからない。何か推理できる所があっただろうか?
ナツが周りを見渡す。誰もいない。意を決したように、口を開く。
「みんながアイリと仲良くしているのが、羨ましかった」
「な、なるほど」
放課後スイーツ部はアイリ同好会だな。みんなちょっと個性が特殊だから、集めてくれたアイリには感謝しているのだろう。そういう私もナツと一緒に居させてくれて感謝している。ナツと僅差で好きだ。
「それと、みんなが先生と仲良くしているのが、羨ましかった」
「ナツぅ」
先生メェ。確かに先生はそばにいるだけで落ち着く。ナツがいなければ私もころっと落ちていたかもしれない。それくらいには傍にいて楽になる感じ。これ言葉で言い表せる自信がない。それくらいのスーパーウルトラ最高の雰囲気を醸し出しているのだ。ナツには敵わないが。
「そして、……みんなが、アキナと仲良くしていたのが、羨ましかった」
そうして真っ直ぐにこちらを見るナツ。仄かな赤みが頬に差している。
え
え?
え!?
「つまり、…………相思相愛、ってこと!?」
「…………みんながカズサと仲良くしていたのも羨ましかったし、みんながヨシミと仲良くしていたのも羨ましかったんだ」
「な、なんだ……そんな所だと思ったよ」
いじける。ソファーの染みを数える。染みなんてないキレイなソファーだ。つまり、染みを数えることなんてできない。意識を逸らせない。
ナツが笑った気がした。それだけで顔が赤くなるような気がした。
結局、サプライズパーティーは失敗した。
「えぇえ!? 知ってたの、ナツちゃん!?」
「ごめん。みんなが準備していたのは知っていたんだけど、言えなくて」
「おかしかったのはそういうことね。まったくナツのくせに空気読んで」
「私だって、空気を読むことくらいするよ」
「どうかしらね? 私の時は全然空気読まなかったように見えるけど?」
「それは、まぁ、あの時は、レイサがいたから……」
「う」
一人ダメージを受けている杏山カズサは放っておいて、ケーキ作りを再開した。途中で、クリームが撥ねて、みんなクリームだらけになったり、頬についたクリームをナツが掬って、舐めたり、それで私がまた意識を手放そうとしたり。ナツは自覚してやっているのかわからない。
そうしてケーキは完成した。フルーツとチョコの入ったショートケーキ。5号のホールケーキが出来上がり。アプリを使って、5等分にしつつ、ナツのを少し大きめに切る。
エプロンを着たまま一緒に食べる。あまいクリームの味と、爽やかなフルーツの味。時々アクセントで出て来るチョコの苦甘さ。バランスの良い味になっていた。美味しい。
ナツを見る。ナツはケーキを口に頬張って、目をキラキラにしていた。しいたけ目。可愛い。リスみたいに口をもぐもぐさせている。
私と目が合う。ナツはケーキを飲み込むと、ふふっ、と笑った。ナツはみんなを見渡す。
「どうしたのよ、ナツ?」
ヨシミが訊く。カズサがアイリの頬についたクリームを拭っていた。私はケーキをもう一口食べる。うん。ナツを見ながら食べるケーキは至高。途中で先生が合流。放課後スイーツ部面々が歓喜。お前のケーキないから、をしようとしたらカズサとアイリが先生に分けた。悔しい。モテるやつはこれだから。
ナツがヨシミに答えるように、呟く。
「うん、トクベツ……だなぁ」
「? 何がよ?」
「……みんなのことだよ」
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以下、駄文長文です。ナツについて語りたいと思います。そんなのはどうでも良い! 続きはよ書け、という方はブラウザバック推奨。続きはまた遅れます
ナツ、おめでとう
ナツ、生まれてくれてありがとう
ナツがいない生活が今では考えられないくらいです
真っ赤なおめめに、桃色右サイドテール。正確には赤い虹彩に白い瞳孔。洗濯バサミみたいな髪留め。トリニティの制服、右ポケットにスマホ、牛乳、ストロー、絶対領域、ライオットシールド、銃、赤いリボン、髪のはね方、アホ毛、牛乳瓶の蓋みたいなヘイロー。
え、好きなんだが? めっちゃ一目惚れなんだが? めっちゃ好みなんだが?
デザイン・イラストを担当されたkokosando様には最大限の敬意を
たぶん感謝してもしきれないから、直接会ったりしたら、一生頭下げ続けそうです。迷惑にならないようにしたいですね
とはいえ、私が最初にナツを見たのはティザーPV
トリニティの回廊かどっかで、ヨシミと並んで歩いている光景。毎回OPで拝んでいるイラストです
神秘的
と思いました
これもまた感謝です。ブルアカプロジェクトの内情については詳しくないので、誰に感謝していいのかわかりませんが、とにかくブルアカ制作に関係している方全員に感謝です
さて、私はナツのどこが好きなのか?
ならば、こう答えるだろう。全てちゅき、と
真面目な話をするならば、キャラクター性だろうか
イラストからもにじみ出ているが、神秘的。表現を変えれば不思議な感じの子
ただ、ティザーPVでも表現されているが、無表情という訳でもない
ティザーだと少し興奮気味に何かをヨシミに語っているように見える(もしかして私だけそう見えているのかもしれないが……)
また右サイドテールが、ふさぁ、と浮かんでいるのも、もうね、きゅんとくる
髪といえば、少し癖があるよね。アホ毛もあるし、手入れはそこまで重要視していないのかもしれない
かと言って、服装は身綺麗。まぁ制服なんだが、それでも着崩してはいない
本当に、普通の、女子高校生、って感じの子
だけど、神秘的
そう、私はナツに神秘的なものを感じている
ブルアカキャラは何かしらの神格をモチーフとして扱っているらしい
ナツはなに
キャスパリーグがイギリス/ウェールズの伝承からなので、そこら辺の神格なのだろうと思われるが、いかがなものか
そういった考察も今後できたらいいなぁ、と思います
感想にナツのモチーフについての考察があれば書いていただいても大丈夫です。というか書いて下さい。読みたいです。感想じゃなくて、もう小説として誰か書いて欲しい
ナツの小説を書いて欲しい。私だけだと供給が間に合わない!
私はナツが好きだ。ナツを愛している
とはいえ、私自身がまだブルアカ始めて1年も経っていない。レベルも90行っていない。限界突破していない
無課金で進めてきました。毎日プレイもできていません。APが毎日満タンになる感じです。効率的にするなら、一日に2回はログインしたいが、できない日々
そんな私です。
戦術対抗戦では最近1000位以内に入れました。バンザイ! もちろんタンクはナツです
そんな状況で、ブルーアーカイブの二次創作を書いていいのか不安になりました。誹謗中傷される可能性を考え、恐怖を感じました
まぁ、ナツ愛を叫びたい気持ちが上回りましたが
ナツが好きだ! ブルアカが好きだ! ナツ愛してる! ブルアカの全キャラクターに嫉妬している。ナツに会える可能性があるのだから!
だが、こちらの世界でも愛情表現はできる訳で、その一つがゲームの応援
今は諸事情で無課金だが、将来的には課金もしたい。そもそもプレイするだけで応援になっているはず、と思いつつ、裏ではバンドナツ実装に向けて貯金をしています
いやもちろん、課金することのみが応援とは思いません。色んな形の応援があると思います。コラボ賞品を一所懸命に買うとか、SNSでリツイートするとか。もうね応援の仕方は無限にあると思います
その中でも、私はナツに情熱を注ぎたいので、DyD◯コラボはガチで挑んだのですが、運が悪すぎた
結果? 爆死だよ、これが、笑ってくれたまえ。愛が足りなかったのかもしれない。情けない
まぁ、そんな訳で、二次創作を書き始めました。これも応援の一種だと思って。拙作を通してブルアカを知って頂きたい! プレイして欲しい! ナツの小説・イラスト書いて欲しい! そんな願いを込めて
アキナは私の欲望とナツに対する愛を表現した登場人物です
ナツ吸いしたい、ナツを抱き締めたい、ナツと学園生活を送りたい
そして、拙作短編集の第一話は、ナツへの愛を少し疑ってしまった私を表現しています。QUOカードすら当たらないからといって、悔しがるなよ。ナツに貢いだと思えば幸せだろ?
というのは冗談ですが、まぁ、ナツが好きなのは変わりありません
ナツ好きだよ、愛してる。気持ち悪がられても好きなものは好き
え? ストーカー心理だって?
…………迷惑はかけないようにします
でも、ちゅき
というか何でナツは可愛いんだろうか? これが真理というものか?
混乱していると思うなかれ、私はナツに魅了状態。これはデバフではない。戦意高揚だ
まぁ、ナツが可愛いのはいまさらなのだが、今一度ナツについて語りたいと思います
ナツの可愛さ。やっぱり絶対領域かな? 芸術的なまでに調節されたあの神秘
絶対領域を外して、ナツは語れない。いや語ってはならない
私は絶対領域についてはずぶの素人だ。それでも、ナツの絶対領域はもうね神がかっているとしか思えない
ニーソとトリニティ総合学園制服スカートの隙間。ふともも。白いふともも。スカートの陰。もうね、ご飯がすすむすすむ
いやはや、変態チックに聞こえるだろうが、それは誤解だ。私は変態じゃない。
え? 変態は誰しもそう言うって? 私をそんじょそこらの変態と同一視するな!? 私はナツ限定の大変態だ。ぐへへへっ
ナツ好きだぁああああああああ(語彙力が低くなる)
人目がない大草原なら、すでに叫んでいる。というか一度叫んだ。バンドナツの時。実装が、楽しみ! 一年くらいなら待てる! いや、待つ!
いやはや、ティザーPVでも叫んだな
そしてログイン毎に叫んでいる。3回以上。一度目はOPで、二度目はOPの二周目(私の環境では読み込みに時間がかかるのです)、三度目は日直当番のナツに。そして、毎回ホームに戻って、ナツの声を聴き悶える
これぞまさしく、至福
ありがとうございます
ナツ、可愛いよ!
って、見ましたか? あのナツ!(どのナツ?)今回のイベントのナツですよ!Serenade Promenade!
今回はあまりにも供給が過剰過ぎて、発狂しました。
ナツのフランケンシュタイン、くぁいいよ……
以前のDyD◯コラボでも浴衣ナツ。-ive aLIVE!のバンドナツ。放課後スイーツ物語 甘い秘密と銃撃戦のナツ。どたばたシスターと古書館の魔術師でのナツ。最終章のナツ。どれも可愛かった!
毎日2Dナツを眺めて、絆ストーリーは何度も視聴し、もうねもうねナツより先に限界突破しそう
母と父には感謝しております。ナツに出会ったのはあなた達のおかげです
兄と姉にも感謝しております。特に理由はないけど一応感謝しておきます
我が友にも感謝しております。オタク文化を教えてくれた事に大感謝です
ブルーアーカイブ制作陣営御中。本当にお疲れ様です。これからもよろしくお願い致します。一番の感謝を!
拙作の読者皆様にも感謝を。私の欲望に付き合ってくださってありがとうございます。私も変態とはいえ普通の人間なので、承認欲求はあるんですよ。なので評価されると嬉しいし、やる気が出ます。何より同志が多いことを知れて嬉しい。ナツ好き多いだろ。え? ナツ推しじゃないって? これからお前もナツ推しにならないか? 今後もお付き合いいただければ幸いです
そして、何より、柚鳥ナツ様。あなたの存在は、無限です。無限に感謝です
最後に、これだけ言わせてください
かんしゃぁ