IS 08小隊   作:elf5242

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ラスボス判明。みんな大好きあの機体です。


第23話

「その声……………シャルか………?」

 

「うん、そうだよ?久しぶりだね、一夏。」

 

オレンジ色のガデッサは、シャルロットだった。

 

「シャル……………なんで!?」

 

『ごめんね?でも……………もう僕には何もないからさ。』

 

シャルロットはガデッサ特有の巨大なランチャーを構える。

 

「投降して、退いてくれると嬉しいな。」

 

一夏の返答は。

 

「連れて、帰る。んでもって、話を聞かせてもらうぜ!」

 

「そう、残念。」

 

そのランチャーの引き金が引かれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やあ!」

 

「っ!!」

 

日本海近郊では、二つの機影が踊るように戦闘を繰り広げている。一つは、ロシア国家代表であり、IS学園生徒会長"更識楯無"

 

もう一機は、幻獣の名を冠する黒い機体。全てを殲滅するが為のその牙と光、そして翼を持つ復讐者"シロー・アマダ"

 

この二人が踊るように時にはゆったりと、時には激しく攻めあっている。

 

「ふっ!」

 

「はぁ!」

 

楯無の蛇腹剣、"ラスティーネイル"が、シローのビームトンファーとぶつかり合う。

 

「やるわね!」

 

「……………手加減しているだけだろう?お前が」

 

「「ふっ!」」

 

二人同時に繰り出した蹴りがぶつかり合う。その瞬間に楯無は蒼流旋

のガトリングを、シローは頭部のバルカンを乱射する。

 

「……………やりにくい」

 

「よく言うわね」

 

楯無が蒼流旋で突きにかかる。周りには水がドリル状に渦巻いている。シローはそれをアームドアーマーVNを顎状に開いて受け止める。双方の高周波振動によりけたたましい音が周りに響く。

 

「その爪もこれによく耐えるわね!」

 

「……………」

 

蒼流旋を横に薙ぎはらう。同時にアームドアーマーBSを展開して、構える。

 

「させない!」

 

楯無が指を鳴らす。シローの周りで小さい爆発が起きる。

 

(流石に開けた場所だから威力はそんなにはないけど……………)

 

「……………なるほど。ナノマシンによる水蒸気爆発か……………」

 

「よくわかったわね」

(不意打ちで放ったのに効果なし……………。やりにくい?こっちの台詞よ)

 

楯無の頬を冷や汗が垂れる。清い情熱(クリア・パッション)というナノマシンを振動させた熱で水蒸気爆発を起こす攻撃なのだが、それでもグリフィネスの装甲を貫くことはなかった。

 

『……………マスター、ご無事で?』

 

「前を見ろ、来るぞ?」

 

楯無は再び蒼流旋を構え、突きにかかる。当然、先は高周波振動する水がドリル状に渦巻いている。

 

『くっ!?私とマスターには時間が無いのに!』

 

グリフィネスがアームドアーマーVNを熊手状に展開し、それを受け止める。

 

『マスター!』

 

「ああ、確かにもう、俺には時間はないな。」

 

つばぜり合いで、拮抗していたところを、紫色の衝撃波で吹き飛ばし、背中のアームドアーマーDEを構える。

 

「時間が無い、一気に終わらせる。」

 

放出されたビームが球状に形成される。そこにビームスマートガンで展開したアームドアーマーBSを構える。

 

「大技なら、こっちもあるのよ!」

 

楯無がアクアクリスタルを最大稼働させる。アクアクリスタルと水、そして蒼流旋が合わさり、一本の巨大な槍を形成する。その名は。

 

「ミストルティンの槍!」

 

「アームドアーマーDE、バーストモード!」

 

破壊の球と、槍がぶつかりあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『大丈夫?キキ?』

 

「うん、ちょっとふらふらするけど。ありがと、リヴァイヴ」

 

『なら良かった♪』

 

イギリスの本土上空では、キキがグリーンのガデッサに撫でられていた。周りにはフィンアーマーが大量に飛び交っている。

 

『しっかし、マスターや、マイスターの機体までこんなの積んでるの?』

 

「そうみたい。」

 

『だとしたらここは相性最悪ね。イメージインターフェースに介入してbitの所有権を無理やり自分に書き換えるだなんて』

 

シローやキキの機体が装甲を展開した状態、これは通称、IIーD(ダブルアイディー)、正式名称、イメージインターフェースデストロイヤーと呼ばれる。発動した瞬間に相手のイメージインターフェースに介入、武装情報を元に機体にその武装を使わせるようにするもの。例えば今回のイギリスの場合はこの周りに浮かんでいるフィンアーマー。キキが発動した瞬間にイメージインターフェースに介入。BITの所有権を相手から自分に無理やり書き換えたのだ。

 

「はぁ……………はぁ……………はぁ……………」

 

その結果がこれである。

 

『へぇ、なかなか頑張るねぇ?あの子。』

 

「っ……………!」

 

「……………まだ、終われませんわ!」

 

青い機体を駆る人物、イギリス代表候補生、セシリア・オルコットが自前のスターライトを構える。

 

「もう、終わりにしよ?投降してよ」

 

「お断りしますわ……………!」

 

「……………」

 

『キキ、無理は……………』

 

「大丈夫……………」

 

キキはゆっくりと右手をあげる。

 

「落とすしかないんだね……………。ごめん!」

 

周りのフィンアーマーが、セシリアに向けて一気にレーザーを叩き込む。まれに曲がるレーザーも見受けられる。

 

「そんな!?"偏光射撃"(フレキシブル)!?」

 

セシリアは降り注ぐレーザーを躱していく。

 

「もう、おしまいだよ。」

 

そう、キキの乗っ取ったBITはその数、50を超える。避けきれ、という方が無理だ。機体が解除され、落ちていく最中、声が聞こえた。

 

「ごめんね、もう、終わるから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、ラウラはドイツ軍に呼び出されていた。

 

「こ、これは……………!?」

 

「世界初の超弩級殲滅型ISだよ。」

 

ラウラの隣には白衣を着た怪しい男。ラウラの目の前には通常の機体ではあり得ないサイズを誇る機体。機体の中央には、巨大な砲門。

 

「し、しかし……………」

 

「ふふ、これで、私の夢が叶う。」

 

男の口がニヤリと歪む。

 

「さあ、少佐。乗ってくれるね?

 

 

 

我が子、アプサラスに」

 

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