この小説は犯罪を助長する目的で執筆はしていません。
私の名は村雲 慧
大日本帝国陸軍 護国部隊「黎明」 第一分隊の所属だ。
分隊長として、部下とともに敵兵への隠蔽工作や奇襲などをして、戦ってきた。
部下とのトラブルも少なからずあったが、基本的にはみんないい奴らだった。
・・・・そういい奴らだったのだ。
硫黄島での戦闘が始まってからというもの、毎日が地獄へと変わったように感じてしまうのは、
致し方ないと思うほかないだろう。
戦闘をするたびに部下が一人、また一人と倒れていく、そんな光景が毎日のように起きていた。
そしてある日の戦闘中、爆撃に巻き込まれるなか、ついに私も戦火に散るか、と感じつつ、意識を失った。
どのくらい意識がなかったのだろうか。
そうか爆発に巻き込まれ、自分は死んだんだと感じつつ、
まぶたを開けてみると、近くに水辺があった。
「どこなんだここは?」
川というには広すぎて、海にしてはせまいというそんな不思議な場所だった。
私は今まで見たことのない光景に一抹の不安を覚え、
とっさに装備の確認をおこなった。
「装備は・・ちっ、小銃しかないのか」
一通り装備品を確認したが、
武器になりそうなものは小銃一丁のみ(銃剣着用)
服装に関してはいつもの戦闘野戦服だった。
装備としてはあまり喜べないものだった為、
動揺しているのを何とか抑えつつ、現状分かっていることの確認をすることにした。
「ふぅ、現状までのことを整理するか。」
私はここまでのことを振り返ることにした。
・硫黄島で部下とともに戦っていた。
・戦いの最中、爆撃に巻き込まれてしまった。
・その爆撃で死を実感し、まぶたを閉じた。
・そして意識を戻すとここにいた。
・そしてここは間違いなく硫黄島ではないということ
・持っているものは装備品以外には小銃だけ
「情報を整理するなら大体こんなところか。」
現状までの確認ができたところで次にここが何処なのかを確認しなければならないのだが・・・、
「誰かいないのか」
私はあたりを探すことにした。
しばらく歩いたところで、水辺の近くに人の姿を確認できた。
「あそこにいる人に聞いてみるか。」
私は警戒しつつ、ゆっくりとした歩みで近づいていった。
近づくにつれて分かったことだが、水辺にいるのは女性らしい。
そして何やら巨大な鎌らしきものを持っているように見える。
「敵か、」
私はそう判断し、さらに近づくことにした。
近くまで来たところで背後にまわるように近づいていき、
様子を見てみると、動く気配がない。
「ん?」
不審に思い、武器を構えながら女性の前方に移動した。
移動して確認して見ると私は拍子抜けしてしまった。
「寝てる?」
そう、目の前の女性は寝ていたのだ。
寝ている女性とその女性に武器を構えている私、
第三者から見るととても面白い光景ではないだろうか。
「・・・起こすか」
途方に暮れていても始まらないので、私は女性を起こすことにした。
青年行動中
「痛った、映姫様ひどいですよ。」
この女性は誰かの名前をいった。
「映姫様?誰だそれは」
私は尋ね返し、そこで女性は慌ててこちらを確認した。
「へ?あ、あんた誰だい?」
彼女は警戒しながらこちらを尋ねてきた。
「名前を名乗るときはまず自分からだと思うのだが?」
私は冷静に返答した。
「やれやれ、どちらさんか知らんけど、一応名乗っとくかい、あたいは小野塚 小町(オノヅカ コマチ)ってんだ」
彼女の名前は小野塚 小町(オノヅカ コマチ)というらしい。
「で、あんたの名前は?こっちは名乗ったんだ、教えてくれるんだろうね?」
「あぁ、そうだったな。」
少し間を置いてから名乗ることにした。
「村雲 慧(ムラクモ ケイ)だ。」
「へぇ、村雲 慧(ムラクモ ケイ)っていうのかい。」
私がした最低限の自己紹介に対して、小野塚 小町は特に気にした様子もなく話してきた。
どうやらそのあたり、あまり気にしない性格なのかもしれない。
そう考え、少し警戒を緩めることにした。
「それで、ここにいったいなんの用なんだい?村雲 慧」
「慧で構わない。小野塚 小町」
「だったらあたいのことも小町で構わないよ。」
「そうか、では小町と呼ばせてもらう。」
「あぁ、そのほうがあたいも気が楽だからね。」
「ときに小町、先ほどの質問のことだがここはどこだ?」
私は早速ここがどこなのか確認することにした。
「ここは何処って言われてもねぇ、」
「?」
小町の返答に関してまったく分からなかった。
「分からないって顔してるね、まぁ当たり前さね、ここは幻想郷の彼岸って場所さ 」
「幻想郷?彼岸?」
私はますます分からなくなってしまった。
「まず幻想郷は簡単に言うと一つの閉ざされた空間と考えてくれればいいよ。」
「なるほど」
「次に彼岸だけど、これは三途の川って言えばどういった場所か分かるっしょ?」
「三途の川!?、ということははやり私はあの時に死んでしまったわけか。」
「慧がどういう経緯でここに来たのかはあたいにはわからないけど、ここに来たいじょう私は仕事をしないといけないわけさね。」
「仕事?」
「あたい、これでも三途の川の船頭をしてる死神だからね。」
「小町が死神?、・・・そうかだからそんな鎌を持ってたということか。」
それを聞き、小町がなぜ不釣り合いな鎌を持っているのかがやっと理解できた。
「私はこれからどうなるんだ。」
小町について少し理解できたところで、気になることを聞いてみることにした。
「そうさねぇ、慧にはとりあえずこの川を渡ってもらって、映姫様に会ってもらうよ。」
「映姫様?それはいったい誰なんだ。小町の上官か何かか?」
私はつい軍人っぽい?聞き方をしてしまった。
「上官?上官が何を指すのか分からないけど、映姫様はあたいの上司さ。」
「なるほど、でその映姫様という人は何をしている人なんだ?小町と同じ死神か何かか?」
「あはは、映姫様はそんなんじゃないよ。」
「?」
私はまた分からなくなってしまったようだ。
「映姫様はこの幻想郷の最高裁判長、まぁ、閻魔様と言えば分かるかい?」
「!?」
閻魔と聞き、私はとても衝撃を受けた。
これから会うのがその閻魔様というのだから。
しかし落ち込んでもいられない。
「分かった、その映姫様に合わせてくれ。」
「いいのかい?一度渡っちまうと帰って来られないよ。」
「いや、いいんだ。もとよりおそらく死んでいるだろうし、ここに来たわけももしかしたら分かるかも知れないからな。」
「そうかい、分かった。じゃああんたを送るからその船に乗っとくれ。」
「心得た」
「乗ったね、それじゃ飛ばすからしっかつかまってなよ」
乗り込むと船はものすごい勢いで進んでいく。
はたしてこれから会う映姫様との話の中で何がわかるのか。
私は一抹の不安と期待を胸にただ船が進む様を眺めることしかできなかった。
どうもnagayaです。
ここでオリ主のいる部隊について捕捉しときます。
オリ主はゲリラ戦を主としている部隊の所属です。
他、器用貧乏な為、色々と技能があります。
これに関しては、話が進んだ際に語りたいと思います。