激戦地から幻想入り   作:nagaya

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主人公の所属する部隊及び設定は架空になります。
この小説は犯罪を助長する目的で執筆はしていません。


第5話 魔界 そしてパンデモニウムへ

 

 

魔界への門まできた慧、着いたときにそこにいた門番の少女サラに呼び止められる。

 

そしてここへ来た事情を話したところ、ここを統治している魔界神 神埼という人物合わせてくれるとのことだ。

 

サラに案内された私達はパンデモニウムに行くために、途中、魔界の市街地を抜ける。

 

こうして見てみると魔界の市街地も自分がいた世界とそれほど変わりがないというのがよくわかった。

 

その道中、町の住人がサラに挨拶をしていた。

 

逆にサラもそれに応える形をとっていた、慕われていることが見て取れる。

 

一方、私の方はというと、見ない顔だからだろうか、遠目で自分のことを見ているのが感覚でわかった。

 

どうもこっちにくる前の戦いを通してそういった気配や音などに敏感なってしまったようだ。

 

まあ、そんなに時間を喰う事もなく市街地を抜けた私達は……。

 

「……相変わらず……この辺は寒いわね……」

 

「そうか?私はそれほど寒くはないが、君の服装では寒いだろう。大丈夫か?」

 

「えぇ、問題ないわ。ありがとう。」

 

 

 

魔界の氷雪世界。

 

 

魔界は一つの世界として確立しているため、場所によっては気温差がある地域も存在する。

 

いわゆる灼熱地獄のように熱いところもあれば、此処のように寒いところもある。

 

まあ、実際にはこんな事を言うほど寒くはない。

 

よほどの薄着でなければ問題にはならないだろう。

 

 

本当はここを通らなくても、パンデモニウムに辿りつく方法はある。

 

実際、魔界の市街地とパンデモニウムはそんなに離れていないので、氷雪世界を通るのは寧ろ遠回りなのだ。

 

けれど、私の勝手で彼にそのルートを教えるわけにはいかないからね。

 

そう考えてサラは此処を通る事を選択した。

 

「着いたわ。ここがパンデモニウムよ。」

 

そして私達は魔界神 神綺が住む城パンデモニウムに到着する。

 

「それじゃあ中に入りましょう。」

 

そう言って、サラはパンデモニウムの扉を開ける。

 

扉を開けると、無駄に広くて暗い廊下が続いている。

 

そこを使用人らしきメイドの姿も見える。

 

そう中を観察していると

 

 

「ようこそ、パンデモニウムへ」

 

……暗い廊下の向こうから、

 

カツッ、カツッ、と暗闇から足音が、私達のところへと近づいてくる。

 

冷静に考えると凄いホラーな状況だが、何を今さらと考えるのをやめた。

 

「夢子姉さん、登場が怖いわよ。」

 

暗闇の中から現われる、金髪で赤を基調としたメイド服姿の女性、彼女がサラのいう、夢子という人物らしい。

 

普段から釣り眼気味なのだろうか、それともサラが言ったことが気になったのか、目つきがさらに鋭くなっている気がする……。

 

「サラそれは一体どういう意味?」

 

そういって夢子はサラを鋭く睨むように見て言った。

 

「わ、私は思ったことを言っただけで、他意はないわよ。」

 

サラが必死に弁明するように応えた。

 

「ふーん、その割にあなたと一緒にいる彼はまったく動じてないようだけど?」

 

「え?」

 

夢子姉さんの言ったことを確かめる為に彼、村雲 慧を見た。

 

「村雲 慧、あなた夢子姉さんの登場に驚かなかったの?」

 

「以前いたところがそういったところだったからな、慣れてしまったんだよ。」

 

サラの問いに私はどうとなく応えた。

 

本当は内心、驚いていたが、それが表情に出ていなかったらしい。

 

そう思い、ほっとしている自分がいた。

 

「へぇ、慣れたってあんた一体どういう体験をしたらそうなるのかしらね、まぁいいけど。」

 

「そういえばまだ自己紹介してなかったわね、ここパンデモニウムでメイド長をしております夢子と申します。宜しくお願い致します。」

 

「ご丁寧にどうも、ここまで案内してもらった村雲 慧であります。」

 

「村雲 慧か、慧と呼ばせてもらうけどいいですか?」

 

「構いません。自分も夢子さんと呼ばせてもらいます。」

 

「あ、なら私も慧って呼ばせてもらうよ、私の名前もサラでいいから」

 

「あぁ、わかった。」

 

「それでは、慧。確認になりますが、ここへ来た目的に関しては大体把握しておりますが、あなたは外来人ですか?」

 

それぞれの紹介が済んだところで夢子さんが聞いてきた。

 

「えっと、そうですね。私はこの幻想郷の外の世界から来ました。」

 

「分かりました。事情は既に把握しておりますので、神綺様のところまで案内しましょう。」

 

「すいません、事情は既に把握しているってまだ話してないですよね?」

 

「魔界での出来事は基本的に私のところにすぐ来るようになっているのよ。

 あなた達が回り道をしている間に、その話を聞いたというわけです。納得していただけましたか?」

 

「そういうことですか、わかりました。説明感謝します。」

 

「いえ、それではこちらです。」

 

そう案内され、私たちは薄暗い廊下を歩いていった。

 

 

 





前回投稿遅れてしまったので、連投します。

次はいよいよ魔界神 神綺との対面となります。
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